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日本国 異世界にて最恐で最強の国家となる  作者: altimate
自衛隊 初任務!
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その頃の敵は?&四肢破壊

その頃の敵は?&四肢破壊




「よし。次は私らね。巡回に行ってくるわ」


「気を付けろよ。敵は何処からやってくるか分からないからな」


「分かってますよ~。それに仮に来たとして私達で対処出来ますから。まさか敵も驚くでしょうね。『こんなところに拠点を立てるなんて』てね。しかもこの拠点含めて防衛ラインは殆どが女性なのですから、下手をすれば敵さんは私達が人質にとか勘違いしてくれそうですしね」


「まあな。実際に私もやろうと思えば自慢の演技で人質に化ける事だって可能だからな。っと、そろそろ行けよ」


「はい。それでは」




「しかし巡回も中々暇ですね。あの件以降一向に敵が現れる気配がないですし、現れたって私達が手を下すまでもなく防衛ラインの方で対処しちゃいますから、どうもマンネリが・・・」


「そう言わないでよ?私達も同じ気持ちなんだから。何なら代り映えの無い防衛ラインの方々と軽く戦闘したいけど、それで何も出来なかったら本末転倒だしね。ここは我慢よ。私達が踏ん張ればいつかは楽になるわよ」


「そうなるといいですね。おっと、一つ目の防衛ラインに到着しましたね。まあそんなに離れていないので直ぐに着いてしまいましたが」


「それでも約15分はあるんだ。ここで何かあっては私らも不味いからな」


「警戒しろって言われましても・・・。それに副班長の男勝りの口調はどうにかなりません?それだから彼氏が出来ないのですよ?」


「!?うるせえ!大体お前だって・・・」


「私はいますよ?彼氏」


「何!?」


「何でしたらこの班10人の内7人は彼氏または婚約者や人妻ですよ?いないのは副班長と残りの新人ちゃんだけですよ?」


「?私と新人2人?・・・ってことは・・・班長・・・お前・・・」


「あっ・・・あはは・・・実は・・・私も・・・彼氏が、いるのよ。二ヶ月前から」


「・・・裏切り者・・・裏切り者!!!」


「こ~ら。声が大きいわよ」


「てことは、君達も」



「はい」

「私も」

「私は最近婚約を」



「とまあこの通りです。かくいう私もいますよ?彼氏」


「クソったれ・・・」


「あの・・・副班長・・・」


「私達が言えたことではありませんが」


「「元気出してください」」


「おお~~・・・キラキラと輝くその笑顔・・・天使か・・・」


「何か親父臭いですよ?」


「煩い!!」


「『あははは!!』」




「どうも巡回お疲れ様。笑い声が聞こえたから一瞬警戒したよ」


「ごめんね?ちょっとこの人がね?」


「どうかしたの?」


「いや?何か傷心中みたいよ?」


「それって大丈夫なの?」


「大丈夫よ?誰かが死んだとか怒られたとかではないから」


「それなら良いけど・・・」


「さて。いつものね。現状報告をお願い」


「特段以上は無いわね。まあここまでくるアホがいるとは思わないしここは拠点が一番近いからね。端っこになればどうかは分からないけど、ここは問題なしよ」


「分かったわ。なら引き続きよろしくね」


「はいよ。またね」






「やっぱりマンネリしそうです。もう直ぐで一番端っこの防衛ラインですけど異常なしなのですから」


「まあまあ。それが一番なんだから。それにもう直ぐで巡回最後なんだから、最後くらいきっちりしたら?そしたら後は戻るだけなんだから」


「それはそうですけど・・・。ここまで皆さんもぐて~っと怠け者の様になっていましたよ?何でしたら3番目の防衛ラインなんてお茶交えて談笑してましたし」


「まあね。それでちょっと時間取っちゃったのはあれだけどもう直ぐで終わりなんだから。ね?」


「・・・その目で見られると断れないじゃないですか」


「あら~。断るって何を?」


「なんでもないです~。さて到着っと??班長・・・」


「うん・・・私も今違和感を覚えたわ・・・副班長」


「ああ。お前ら、警戒態勢に移行しろ。しかし妙だな・・・幾らここが拠点から一番遠い防衛ラインとはいえ、人っ子一人もいないというのは」


「トイレ、とかではなさそうですね・・・。何だろう・・・この違和感は」


「一応拠点に念通を入れましょう。ここならギリギリ防衛ラインを経由して拠点に繋がる筈だから・・・あれ?」


「どうかしました?」


「・・・あれ?お~い・・・う~ん、どうしたんだろう」


「班長?どうした?」


「それがね?念通が繋がらないのよ。離れすぎているというのもあるかもしれないけど」


「確か念通って何かしらあると繋がらないのでしたっけ?」


「そうなのよ。そして念通は班に一つだからここからだと・・・」


「仕方ないな。原因が分かるまでは私達だけで対処しよう」


「そうしましょう。みんな、何かあったら報告して」


「『はい』」




「・・・?副班長。あそこの茂みに何かありますよ」


「よし。お前ら。あの茂みに注意しろ」


「「はい」」



「「・・・・」」




「きゅう~~」



「何だ只の動物じゃないか。脅かすなよ」


「えへへ~。すいません・・・ってあれ?副班長、あの動物何かくわえてますよ?しかも捕獲した訳ではなさそうです」


「何々?・・・本当だなってしかもこれ人の腕だぞ!!」


「え!?ってことは!?」


「ああ!!茂みに行こう!」


「はい!」




「嘘だろ・・・」


「え?この人って・・・」


「ああ。あの特徴的な熊耳は間違いない。私達と同じ。しかもあの防衛ラインを守っていた女性兵士の一人だ・・・何て無残な姿なんだ・・・。取り敢えず他の人も呼ぼう。せめて防衛ラインで原因を探ろう」


「・・・はい・・・」


「お前らも手伝え」


「「はい・・・」」





「なんてこと・・・」


「私達が発見した時には既にこの状態だ」


「実は私達も見つけて・・・ほらあそこ」


「防衛ラインの人員5人全員殺されたか・・・幾らここが一番遠いとはいえ、これだけのことをする奴とは一体・・・」


「それに見てこの首。何かに引き裂かれた跡があるでしょ?しかも他の4人も」


「・・・本当だな・・・。しかも見た限りだが手口が一緒だな。・・・まさか!?」


「ええ。私も考えたくないけど、色仕掛けどころか集団でもなく、単独の敵に5人全員殺されたのよ。しかもこの状況だと手足も出せずに殺された可能性がある。だって返り血が無いのは不自然よ?」


「てことは敵は無傷か・・・。少数相手とは言え中々の手練れだな。拠点に報告したいが・・・まだ繋がらないのか?」


「ええ。何度も試しているけど・・・ダメみたい」


「班長に副班長。ダメですね。繋がらないです」


「そう。分かったわ」


「・・・これは推測ですけど。良いですか?」


「どうした?話してみろ」


「幾ら次の防衛ラインまでそこそこ距離があるのに、ここまで不良を起こした事ってありました?私は初めてだと思いますが・・・」


「・・・突如壊れたとも捨てきれないがそれだと腑に落ちないってか?」


「そうです。もし不良が以前あれば報告が上がっていますし対策もしてあるはずです。それが急になんて・・・」


「「・・・」」


「それにです。ここは防衛ライン、不味い状況になれば既に中継で来ている筈です。それが無いってことは・・・」


「・・・奇襲されたか、敵が妨害をしているか、という事ね?」


「・・・あくまでも推測です・・・」


「・・・この子の言う通りだな。直ぐに拠点に戻って報告しよう。良いわね?」


「『はい』」


「副班長。防衛ライン通過時に各人員に報告・・・」





「素晴らしい推測だな。まあ古典的過ぎたか」


「『!?』」


「誰だ!?」



「皆さんこんにちは。悪行を成敗する悪魔の登場です」


「悪魔だと!?姿を見せろ!!」


「・・・何を言っているんだ?さっきから君らの目の前にいるだろう」


「何だと!?」




「どうもこんにちは」




「『・・・』」


「ねえ。さっきいた?」


「いえ。全く姿が見えませんでした・・・」


「何者なんだ?こいつは」




「さて。皆さん俺の姿が見えたところで一つ質問だ」


「質問だと!?」


「ああ。至って簡単な質問だ。君達はあの丘の上にある拠点に所属しているのか?」


「・・・ああ。所属している。全員な。それがどうした?」


「いや?それだけ分かれば十分だ。一つだけ提案だ」


「・・・今度は何だ・・・」


「あの拠点に関しての情報を提示しろ。今この場で」


「・・・無理だと言ったら?」


「その場合は君達も同じ運命を辿ることになる」


「同じ運命?・・・ってことは!?」


「おや。察しの良いお嬢さんだな。その通り。俺があいつらを殺した。交渉決裂したからな」


「貴様・・・」


「おっと~。ここで俺にあ~だこ~だ言うのはお門違いだぞ?自分の胸に聞いてみな?何故こうなったか。まあ聞いても分からんか」


「・・・何が言いたい!!返答次第ではこの場で切り裂く!!」


「・・・切り裂く、ね~・・・。なら一つ聞きたい。何故君達はあの拠点にいるんだ?」


「何故って・・・命令だからだ!!」


「上からの命令だろ?それは知っている。そうではなくて・・・いや質問を変えよう。違和感を覚えないのか?何故敵国とかではなく自国の民を監視するのかを」


「・・・それは・・・」


「成程ね。そういう事ね。副班長。お喋りすぎです。恐らくはこの人は何故私達がこの場にいる理由を知っている筈です。そうですね?」


「その返答が来たという事は・・・」


「ええ知っているわ。何故こうしているのかを。私達軍部もあの領主に賛同しているのよ」


「その答えを聞けただけで十分だ」


「あらそう。でもね?このまま返す訳にはいかないわ。真意を知られている以上はそれを根源から消さないと。みんなやるわよ。あの人たちの仇を!!」


「『おおおお!!』」


「さて。お手並み拝見です。どうぞ掛かってこい」


「その自信を砕いてやるわ!!」






「・・・お前らってこの程度か?もうちょっとマシかなと思ったがな・・・見込み違いだ・・・」




「班長副班長・・・。何故あの人はこんなにも・・・強いのですか・・・」


「分からない・・・わよ・・・。まさか・・・私達の・・・本気が・・・」


「獣化やネクロマンサー・・・身体強化や竜使い・・・はては・・・ウィザード・・・神聖まで使用・・・したのに」


「あの人・・・強すぎ・・・ます・・・しかも・・・ただの拳に・・・蹴りだけで・・・なんて・・・」


「只の拳で・・・全部跳ね返すのですか・・・」




「はあ・・・。もう良い。お前ら喋るな。さてともう一度聞く。交渉は?受け入れるか決裂か。今この場で答えろ」


「・・・その前に・・・聞きたい・・・」


「一応致命傷を避けているとはいえ意識朦朧としているのにすげ~な。何だ?」


「貴方は・・・何者・・・」


「俺か?俺はな・・・おっと。その前に君達に地獄への切符一枚が大当たり!今案内してやる。”俺の仲間と共にな”」


「な・・・かま・・・?」



「おうお疲れ。どうだ戦闘は?」


「この程度ですね。正直まだ候補生の方がまだ相手になります。勿論こいつらが強いとも言えないので何とも言えませんが」


「それはまあ良い。して?こいつらは真意を?」


「はい。把握したうえで賛同もしていたので、クロです」


「そうか。尋問は?」


「これからです。ただ吐くとも思えませんが」


「別に構わん。おいお前ら。俺の部下と遊んでくれてありがとな。俺達は日本国の公安から来た。君達で言うところの日本国の衛兵だ。その対テロ部隊だ。俺はその班長をしている」



「『!?』」


「日本国が・・・何故・・・」


「・・・どうりで・・・」




「驚いている顔をしているな。それも何故がどうしての顔と共に。けどな?俺達が来るという事はそれなりの理由がある訳だ。それはお前らも分かっているだろう。俺達が来た訳を」


「・・・訳・・・!?まさか・・・領主を・・・」


「そうだ。今回の悪行の首謀者である領主、それと賛同者もな」


「わ、私達は・・・関係・・・」


「関係ないとでも?さっきの会話は録音している。この通りな『私達軍部もあの領主に賛同しているのよ』」


「『!?』」


「バカも言えなくなったのか?アホか。まあ良い。さて。情報を話してもらおうか。吐かないなら、おいあの男勝りの副班長をここに持ってこい」


「了解」




「あぁ・・・副班長・・・」


「・・・」




「よし。来たな」


「何・・・する気・・・だ・・・。色仕掛け・・・か?」


「は?お前に色は無い。おいやれ。言っとくが尋問ではなく拷問だぞ」


「?・・・な、なんだそれは・・・」


「知りたいか?これはチェンソーって言ってな。まあ一言で言えば木を切り倒すために作られたんだが、一歩間違えばこのような拷問道具になる訳だ。まあ見てみろ。お前らもな」



「さて。そろそろ吐くか?」


「あ・・・・が・・・・」


「はあ・・・ダメか。回復しても良いが・・・」


「班長そこまでの価値はないかと」


「だな。とまあこんな感じだ。お前らも見たことあるだろ?四肢のどこかが欠損している奴隷を。やり方はこっちのほうが残酷だろうが、変わらんだろ?吐かなければ君らもこれだ。ああそうだ言い忘れた。まだ聞こえているな。別にお前らから情報を聞かなくても正直言ってどうでもいい。変な話あの拠点を爆撃すればいい話だからな。あと部隊は俺達だけではないからな。最低でも10人一班の部隊が10班いる。勿論全員あの拠点に向かっている。そのほかに別拠点に15班、後衛に5班、領突入でも20班は最低でもいる。勿論ここまで人数はいらんが見せつけでここまで人員を割いている。なのでどうにかしようと思わないほうが良いぜ。その証拠にほれ。空見てみろ。あちこちで煙や火が上がっているぞ。さてどうする?」




「そ・・・んな・・・」


「10人一班が・・・」


「最低でも50班・・・」


「・・・只の見せつけ・・・で・・・」


「挙句には・・・」


「・・・私達の・・・情報は・・・」


「いらない・・・」


「・・・どうしたら・・・」



「どうしたら?捕虜になるか死ぬか。その二択しかないくらい分かるだろ怠け者が。ああ。色仕掛けも無駄だからな。それはさっき分かっただろ。ほらほらどんどん火の手が上がるぞ~。あそこなんか竜騎士が何かの光線で墜落していくぞ~。あそこの飛行兵は頭を撃ち抜かれて落ちていくぞ~。対抗しようと大魔法と竜などが組み合わさった砲撃をしたがたった一人に打ち返されたぞ~。そしてそのまま帰ってきてはいド~ンと爆発した。あ~あ。あれは全滅だろうな。で?」


「『・・・降伏・・・します・・・』」


「降伏?・・・まあいい。第一班長から輸送班。GPS信号から捕虜の輸送を頼む」


『輸送班了解』




「さてと。先へ行くか」

相変わらず拙い文章で申し訳ございません。

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