一通りを終えて
一通りを終えて
「長くの聴取に付き合ってくれて助かった。皆も疲れただろう。これで聴取を終了するから休んでくれ」
「すいません」
「助かります」
「生きた心地がしませんでした」
「儂は寿命が縮んだぞ。この若僧めが」
「しかし中々見かけない種族や伝説の種族がこうも自由主義とは、俺達はともかくこの星の住民が思い浮かべる君達に対してのイメージが変わってくるな」
「はっはっは!結局儂らだって自由に生きていただけだ。儂らもこうやってトップやお偉いさんになるまではそれこそ自由に過ぎして何度お偉いさんに怒られたか数え切れんぞ」
「そうですね。妖精族も一緒ですね。偉大な族長!!と言われてもふたを開ければ只のイタズラ好きの族長だっていますから。妖精も人族界では敵に回してはいけない。それどころかお目にかかることなんてことがまずない、と言われていますが裏を返せばそれはただ単にその場所に永住しないだけの流浪ですから、新しい変化に興味を持つのは自然な流れでしょう。と言ってもこの場に神や魔族などの私達より更に強くてお目にかかれない方たちがいても、日本国の貴方達がこの場にいることが何よりの大事ですけどね」
「そうですね。幾ら創造神がこの場にいても、日本国の方が重要ですね。神より日本国が、しかも聴取でここに来られるだけで私達は心が折れそうになりますもの。しかも部下のミスなら尚更ですね。お陰で開催地になってしまった精霊都市は今は注目の的ですし、今広報が外回りで出ているのですが、精霊でも緊張が張り巡らされていると申していましたから。挙句には上司から『もし何かあれば君を簒奪・・・いや懲戒系も辞さない!』と言われ死にそうでしたから」
「なら開催地ではない私達は多少なりともマシなのでしょうね。私達だってもし開催地がここ以外だったら、と思うと緊張で倒れそうになりますよ。内心『早く終わってゆっくりしたい!!』と焦りもありましたから」
「そこまで緊張しなくても良いだろう。緊張していたら話したいことも話せんからな。リラックスし過ぎは良くないが、かと言ってガチガチも不味いからな」
「「「「いや、そういわれましても・・・」」」」
本当でしたらお盆中に投稿したかったのですが、コロナワクチンの副作用で全く出来ませんでした。
相変わらず拙い文章で申し訳ありませんが、お読み頂けたら幸いです




