ご挨拶
お待たせしました。
リアルで忙しすぎて残業ばかりだったのと、暑いのが全くダメなのでモチベーション低下で更新できませんでした。
ご挨拶
「日本国の皆さん。この度は私達の裁量ミス及び多大なご迷惑をおかけしたことを私、精霊女王が他種族も含め、代表としてお詫びいたします。申し訳ございませんでした」
「『申し訳ございませんでした』」
「良いさ。世の中上手くいかないのは万国共通だしな。しかし、どうしてそのようなミスを犯してしまったのかは我々も知りたいし、今後は暫く監視対象にもなりかねないからな。なのでどのような対策をするのかを知る為にここに来た。すまんがそれは留意してくれ」
「はい。勿論ご承知の上です。それではここで立ち話もあれですので、私達の会議室へご案内いたします」
「よろしく頼む。その前に一つ。何故会議場がここ精霊都市なんだ?いや、疑っているわけでは無いのだが、どうも疑問に思ってしまってな」
「いえ、構いません。ではその答えですが、簡単な話です。妖精族の土地は、森深くにほんのちょこんと住処があるくらいで、しかもそこに永住しているわけではございません。どうしても急遽そこの土地を離れることがある流浪の種族のため、そこで会議は出来ないと判断いたしました。
次に竜族ですが、こちらも簡単です。竜族の住処は山の山頂だったり渓谷の谷間だったり、その一派によってバラバラなのです。今回の一族は山の頂上を住処に、それも単なる一族に留まらない、高位の一族系になる為、住処もただの山頂ではなく、かなり高い山の頂上かつ気温もかなり低い場所が住処になってしまうので、足の面で問題が出てきてしまったので、こちらも妥当ではないと判断いたしました。
悪魔系ですが、こちらは場所という面で却下されました。というのも魔族領と悪魔領は隣接しているのです。他の星や異世界ではどのような扱いになっているかは私達では存じ上げられないのですが、当星では、悪魔領は陸続きではないのです。悪魔領に向かうには、まずは魔族領の飛び地に向かい、そこから船か飛行船で魔族本国領に向かい、更にそこから二週間かけて移動してようやく悪魔領に入れるため、移動面でどうしても時間が掛かってしまうのです。なのでこちらも無しになりました。
最後に私達精霊ですが、森深くというのは妖精も一緒なのですが、妖精と違うのは私達はここで永住しているのです。勿論他の精霊都市もございますが、精霊最大の都市はここというのもあり、そして人里まで一週間もあれば辿り着けることもあり、今回はここにいたしました。これは他の今回参加する種族たちも相談を重ねて決断いたしましたので、ご安心ください」
明日もこの時間に更新する予定です。但し一話になってしまうかもしれませんのでご了承ください。




