自衛隊 休暇の日々! 6日目 1
自己紹介の多い回
そして多分嫁も増える
疲れる・・・
多少修正しました
自衛隊 休暇の日々! 6日目 1
昨日 魔法学園を見学していたが正直 う〜んというところだ。何しろ実力はあるがそれを慢心しているところが目立つ。休暇の枠だけど(自衛隊内外部の)内部調査部に依頼すれば何とかなるか?検討してみるか。
さてそれはさて置き俺は迷っていた。そろそろ次の街へ旅立つつもりだがこのまま何処かの馬車に乗っけてもらうのも良いが、それだと面白味が無くなってしまうので護衛依頼のも手かと思い、どっちにするかを唸っていた。結果は
「すいません。高ランク推奨の護衛依頼はありますか?」
そう。冒険者ギルドへ行き、護衛依頼を探していた。
因みに受付嬢は聞いた噂だと何と貴族、しかも辺境伯令嬢であるらしい。仕事を自らするのは偉いがちと若過ぎる気がするし、領地に残って政治などをしなくて良いのかが気になるところである(因みに種族は兎人族、流石に令嬢なので風格というかそういうのが感じられる)
「でしたらこちらの依頼書はどうでしょう?行き先はハルニーという街で依頼者はサフラン様 ハルニーへお酒などを輸送されます。最低ランクはA以上、こちらはあちら側の希望で通らなくても良いという要望ですが、出来れば鑑定ランクAA以上が良いということです。因みに理由をお伺いしたところ『希少なお酒が手に入ったから変な輩が近づかないように、仮に喧嘩に発展しても撃退できる者が欲しい。だからこのような希望にした』ということです。報酬は10万フィート+お酒1つを差し上げるという大報酬が付きます。いかがですか?」
「聴くと確かに大報酬だがなんか裏が無いか?例えば報酬が貰えないとか、その依頼者は犯罪者とか、何処かとグルとか?」
受付嬢は苦笑していた。多分良く聞かれたのであろう
「確かにそれは良く聞かれます。大丈夫か?等良く。ですがご安心を。冒険者ギルド内の審査部が抜き打ちで審査した結果、問題ないと判断されました。尚、お酒の種類は審査部と依頼者の要望により、差控えさせていただくことをご容赦願います」
「まあ抜き打ちで審査して問題ないなら良いか。良しその依頼を受けるわ」
「ありがとうございます。では軽く内容の説明を。実は本日の3時間後に出発なのです。急で申し訳ございませんがお願いします。人数は30人。護衛にしては多過ぎると思いですが、希望がこの人数ですのでご容赦願いします。ハルニーに到着予定は明日の夕方を予定しています。これで説明を終えますが何か質問はありますか?」
「3時間後が些か急であるが別に俺は気にしないから良い。後はその人数だが誰が居るか教える事は出来るか?ああ、種族や何かスキルあるかとかだから」
「まあ、色々ですね。獣人だけで10種類。魔族系統が4種類。天使族など希少の種族も6種類。後は元はモンスターで擬人化しているのが3種類ですね。スキルは擬態や鑑定、変身、鍛冶など様々ですね。こちらも5種類はあります」
「かなりの数多がいるな。種族も豊富と言ってもおかしく無いレベルだな。あとは良いや」
「分かりました。それではこちらの書類をお読みになり、承知しましたらサインをお願いします。あとは冒険者発行の身分証をご提示をお願いします」
俺は冒険者の身分証を出して書類に目を通した。内容はありがちな内容、例えば依頼を自己破棄したら違約金や降格をすることもあることや裏切りは罪の重さによって比例するなどだな。目を通して俺はサインした
「ありがとうございます。これで依頼は完了ですので3時間後に集合場所の東門で『お待ちしています』」
?お待ちしていますってどうゆう事だ?まさか・・・まあいいや
因みにこの依頼を受けた理由は簡単に言えば2つある。
1.レイチェルの居るヤポーマヌに行く。ハルニーは途中の街なので次いでにだ
2.もうそろそろで休暇期間が終えるためだ。基地は東にある
この理由でこの依頼を受けた。さてそろそろ行くか。
集合場所に行くとやはり見ただけで数多の種族がいるのが分かる。そしてこちらもやはりいた。
「護衛任務の方はこちらへ!」
そう。あの(多分)辺境伯令嬢の受付嬢だ。容姿は受付嬢の時とは違い、お洒落にミニサイズの帽子におへそだしのフリル付きの服に膝がギリギリ見えるくらいの長さのこれまたフリル付きのスカートにロングブーツを履いている。
流石令嬢だ。お洒落だけでなく女子をしている・・・ただし身長が145cmしかないが
「まさか受付嬢が指揮をとるとはな、驚きだ」
「ははっ俺もだ」「私もですね」「妾もじゃな」
「僕も驚きですね」「私も驚きを隠せませんわ」
「私も」「はっはっ まっ普通はあり得ん。ボクもだ」
?何だ?7人組が話しかけたのか?てかこの7人組も多種だな
「もしかしてこのサフランの護衛役か?」
「ああ そうだ。人数を聞いた時は正直驚いたがな。何しろ30人だからな。はっきり言って少数精鋭の傭兵と言った方が妥当と俺たちも思ったからな」
「ははっ 俺もそう思った。どっかと喧嘩する気満々じゃ無いかと思ったからな。まあその気なら俺は潰すがな」
「おうおう。怖い事言うな。ほれ、受付嬢もビビっているぞ。勿論こっちのパーティもな」
確かに少し怯えているな。殺気は出していないから単純に言動でビビったのであろう
「おっとこれは失礼した。別に脅す気は無いんだ」
「脅かすなよ?」
「分かってる」
針を刺された感じで自重した。その後早速出発前の説明が始まった
「皆さん。今回はこの依頼をお受けしていただきありがとうございます。今回、依頼者の要望によりこの護衛を指揮させて頂く受付嬢もといフラン・ノーレッドと言います。以後お見知り置きを。フランとお呼びください。では出発前に9〜12人のパーティを作成した下さい。因みに私は人数の少ないパーティに入ります」
そう言われて俺は止まった。何しろ俺はずっとソロでやってきた(自衛隊の方はと聞かれると逆に人数が少な過ぎるのでなんか物足りないのである。自分で言うのも何だが地味にわがままだな)と言いつつどんどんパーティが決まって行く。ヤベっどうしよう?
「お前、日頃からソロだろ?ならうちに入るか?」
さっきの7人組の1人が話しかけてきた。勿論
「悪い。世話になる。宜しくな」
「おう。宜しくな」
「『よろしく』」
お?他のパーティメンバーも歓迎してくれた。助かったぜ。今更知らない奴とは出来れば組みたくなかったからな。とはいえ・・・
「これでも8人・・・だよな?」
「ああ 多分あと1人は・・・」
「では私はこちらのパーティに入りましょう。宜しくお願いします」
「とな。まあ丁度足りなかったから宜しく」
「はい。宜しくお願いします先程紹介したフランです」
「ああ 俺はこのパーティ『7つの星河』のパーティリーダーのゴンザルベスという。7つのとは言ったがさっき臨時メンバーでこいつが入って今は8人のメンバーだからフランが入ると丁度条件の9人になる」
「そうなんですね。では私で9人ですね。宜しくです。『それでは皆さん、各パーティ内で自己紹介をお願いします。パーティの親睦と信頼が大事です。欠かさずお願いします』では私達も と先に私からします。言い出しっぺですからね。フランです、種族は見たとおり兎人族です。年は24歳です。得意なのは聴覚と視覚が得意なので盗賊発見と偵察です。逆に攻撃は弱いのでそこは補助を。あと私に対する噂がありますので今の内にお伝えしますが、確かに私は辺境伯令嬢ですが後継者を辞退したので問題はありません。あと受付嬢をしている理由はただ単にやってみたかっただけです何か特別な理由はございません。因みに所属は冒険者ギルドではなく総合ギルド所属の営業部です。宜しくお願いします」
驚いたな。小さいのに24歳か。もしかしたら兎人族は小さいのかも知れん。実際に他の人は気にもいなかったしな
あとはやはり令嬢だったか。まあ後継者を辞退したのなら自由に過ごせるから別に良いか。
「やはりあんたは令嬢であったか。さて次は俺か。俺はゴンザルベス。種族は力自慢のノーム。年は22だ。得意なのは前衛で盾持ちのタンクだから防御は任せろ。攻撃も行けるが盾有りでの攻撃だから無いと弱くなる。宜しく」
ゴンザルベスというのか。確かにかなり盾がデカイな。あれだな 例えば逃走中ならぬ戦闘○にでてる忍びの盾持ち並みにデカいな。身長も2mとこれまたデカイ。あとは流石ノームなのかな?筋肉が凄いし装備も頭部以外は防御オンリー。流石重装備だ
「では次は私だね。私はサラリナ。種族はインプ。年は女性に聞くものじゃないけど、23だよ。スキルに盗賊があるから相手からの奪取は任せて!あと攻撃は得意!基本腰に付けてる剣で戦う。逆に盾は持てないから私は防御が苦手なんだ。避けながら攻撃して不味くなったらゴンザルベスの後ろで攻撃を防ぐ感じだね。よろしく!」
サラリナは155cmだから確かに向いているかもな。インプだからそんな特徴的な部分が無いと思うな(強いて言えば可愛い)。まあそこは追々分かってくるかもな。てかどう相手から奪うんだ?スリじゃあるまいし。しかも剣じゃ奪う前に壊れるんじゃないか?因みに装備は軽めかな?まあいいや
「じゃ次は妾じゃな。アルティという。種族はエルフじゃ。一応年は人間から見れば26歳じゃがエルフなのでな、今は350歳じゃ。じゃから妾がこのパーティの最年長じゃな。遠距離は得意中の得意、200ノウ離れていても急所は無理じゃがそれでも射ぬける。スキルに千里眼があるから1キュウ離れても見える。ただし何がいるだけであってそれがどうゆう相手かなどは分からん。あとは遠距離専門じゃから近距離はめっぽう弱いよろしく」
1ノウ=約4.3M 1キュウ=約2.3km/h それはいいとして(また痛い!)アルティという女性は腰に矢袋をぶら下げているな。弓も背中に背負っている。そしてやはりエルフでこれまたやはりの350歳。流石だな。彼女も軽装備だな。そして綺麗。恐らく身長も170cmはあるな。言い寄ってくる男どもが背景に見える
「次は僕ですね。僕はカヤノル。年は20歳。種族は狼人族。狩りが得意だから攻撃は勿論、魔法も使えるから支援もok。魔法は火、光、風が使えます。光と風は目眩しにも使えるので役立つかと。防御は得意ではありませんがこの大剣で攻撃と防御をするかたちです。あと狩りを中心にしていたので鑑定スキルを持っていますランクはBです。よろしくお願いします」
イケメン君が出た。20歳であれならまだ伸びるな。色んな面で。あと魔法属性を3つもあるのか。あれだな。冒険者をやってなければ先生でかなりの腕になっても過言じゃないな。てか大剣デカすぎない?多分彼自身は身長185cmはあるのに大剣が恐らく170cmはあるあれを振り回すだけで一苦労な筈だ。
「私の番ですわね。ローズマリーと申しますの。種族は人族ですわ。歳は25歳ですわ。ラローツ魔法学園を卒業していますので魔法中心に戦っていますわ。属性も火、水、土、闇、光、雷、無の属性をお持ちですわ。こちらのパーティで唯一のオールラウンダーで攻撃も防御もお任せですの。あとスキルも無属性強化と魔法を使った鑑定と読心術と読唇術をお持ちですわ。ランクはAAAですわ。因みに私もフラン様と同様に貴族の出で御座いますわ。あと私自身も公爵の爵を頂いていますの以後お見知り置きを」
流石にあの学園のOBだな。属性だけで7つかよ。大学教授も実力次第ではいけるな。容姿も魔法使いにだけに帽子も服も全て魔法使いの服だな。スカートも膝の少々上だしな。あと面倒なのが読心術だな。もしかしたらバレるかもな。まあまバレたらバレたでその時だな。あと彼女自身も貴族になっていたとはな。こりゃお相手がいれば安堵+幸せじゃんか。だが貴族もブラックと聞くからなどっちもどっちであろう。そして流石貴族。こちらも風格と姿が美しい。何しろ胸が大きいしくびれあるし
「次私、私はパールルフ。年21。種族ハーフリング。影の仕事だから偵察と暗殺がメイン武器もナイフしかない。だから私のやり方は先手必勝。魔法もあるけど闇しかない。闇魔法で姿を消して忍び寄る感じ。スキルは消音という足音や草を掻き分ける音とかが出ないスキルがあるでも完璧じゃない。宜しく」
口数少ないな。まあこんなやつもいるだろう。さてパールルフだけどさっきハーフリングって言ったな?だからだろう。身長も140未満しかない。あとはスキルや攻撃手段を聴くとやはり影専門。下手すると仕事も影だったりしてな。まあそんなことすれば衛兵と下手すればこっちとやりあって影仕事は全滅だろうな。まあ王族も不本意だが影仕事に依頼もしてるし。お互いに均衡を保っているのだろう
「では正式パーティ内ではラストだな。ボクはレベッカ。年は27歳。種族はダンジョンマスターといっても人族ベースだから子種には問題ない。このパーティ唯一の攻撃をしない、というか出来ない。けど間接的なら攻撃は出来る。支援や防御のみだ。例えば迫ってくる輩に落とし穴や罠を仕掛けて作動させたりとかそんな感じ。あとスキルとして服従がある。対象は魔物。従わせて相手に攻撃したり魔物に薬品を持たせて倒された時にまるでブービートラップの様に自爆や偽のドロップアイテムを渡して相手を陥れる事も出来る。ただし自我のある者は例外だ。何しろ自我のあるやつは何が平気で何が駄目か分かってるからな。そうなると面倒くさい。そんな時で宜しくな」
男勝りの女が最後か。てか聴いているとこいつが一番腹黒いな。相手を服従して自爆などをさせていたのか。しかも自我のあるやつを面倒くさいって・・・けど姿はスレンダーである。175cmあるからもしかしたらモデルでも出来るんじゃね?あとはパーティ唯一の攻撃が出来ないのか。てことは他がアウトになってラストこいつだけになったらそれは必然的にこのパーティが全滅の意味を指すのか。なんか辛いな。攻撃したくても出来ないのだからな。頭の中で整理してたらパーティリーダーが
「おい、次お前だぞ」
「ほいほい」
バレない様に自己紹介するか
「あー 俺はマサル。年は25歳。種族は人族。攻撃も防御も出来る。武器は何でも使える。それこそ今あんた達が持っている武器でも使える。魔法も全て使える。だから魔法も問題ない。スキルも司令塔と魔法鑑定もある。鑑定ランクはSS。偵察も出来る偵察のランクはAランク。遠距離もこの前の試験でSランクに昇格した。隠密も試験でAランクに合格した。格闘戦試験のある『壕猛タイトル戦も優勝して格闘王の称号もある。宜しくな」
素直に持っているランクを正直に話す。これでも自衛隊の中では普通だしな。第一俺より強いのなんてまだまだいるし、そう思ったら何故か全員フリーズした。あれ?変なこと言ってないぞ?
「どうかした?」
「『どうかしたじゃない!!』」
「えっ!本当に今言った言葉の通りか?嘘なわけじゃ無いよな!?」
「壕猛まであるとか流石に信じられないですね」
「私より上!信じられませんわ!」
「その称号を見せてみろや!」
お前ら慌てるな
「はいはい。出せば良いんだろ?・・・ほれ」
いつもの通り冒険者の身分証を出した
「マジである・・・」
「凄いよこの人・・・」
「妾以上の逸材が出るとは・・・」
「・・・この人だけで色々出来るのでは?」
「私以上のしかも魔法鑑定で最高ランクのSS人物がいらっしゃるとは・・・」
「隠密で最高ランクのAが目の前にいる・・・」
「凄いな。本当に壕猛で優勝した称号がある・・・」
「受付嬢して色々な方を見てきましたがまさか・・・」
「う〜ん。物珍しいのは良いがそろそろ返してくれないか?あと少しでその身分証は消えるから再発行が面倒くさいから」
「そうだな・・・悪かった」
「君凄いね。これだけの逸材がまさかのソロだよ?しかもこっそり見たけど討伐歴にドラゴンやゴーレムや悪魔に邪神に大犯罪者もあったよ?」
「凄いですわね。私達が貴方に挑んでもこちらが束になっても勝てないでしょう。それだけの人ですわよ?」
「何故ソロなんじゃ?あれか?楽だからか?」
「まあそうだな。変なイザコザが無いし言っちゃ悪いが儲かるしな。勿論危険もあるが」
「危険ですか?」
「そうさ。ソロということは敵も1人しかいないから複数いたら集中砲火だし立ち回りも複雑になるし。だからソロだからといって油断は禁物だ。一応討伐歴に悪魔と邪神があったがそれぞれ1対100で戦って勝ったからな。経験者が言うんだ。討伐は容易にじゃないぞ?」
「『ゴクリっ』」
「けど何故このような人物が話題にならなかったのでしょうか?」
「簡単ですよ。クエストを始める時は偽名可能ですけど身分証は偽れないからですね。目立ちたいからという理由が殆どなので偽名での参加はあまりいません。だから話題になっても実物がいないから直ぐにほとぼりが冷めたと言うのが正解でしょう」
するとローズマリーがこちらをじっと見つめてきた。なんか付いてるか?てか初めて目を見たがオッドアイだったか
左が赤で右が白か。てかそんなに見つめてどうした?
「私さっき自己紹介で言った通り読心術がありますわ。それでマサル様。貴方まだ隠してますわね?実は私貴方に恋をしましたの。今日初めて会った時に一目惚れという病にですの。けど貴方はまだ何か隠している。それに私はショックを受けましたの。私達を信頼していないと」
ありゃ早速バレたか?まだどこかが隠してるのかが分からないから今は泳がすか。そしてまたもやレイチェルにあったようなストレートな告白。それに周囲のパーティメンバーは「ひゅ〜」や「色男」など言い、頬を染めたり茶化したりしてる
「あー まあ〜 隠してはいるが別に信頼はしてるつもりだ。それにしてないなら今頃君の話を振ってるしな。あと誰だって言いたく無い事だってあるものだ。それを無理に話すのは人としてどうなんだと俺は思う」
「やはり隠している事はあるのですね。ですがマサル様の通り強引に話すのは確かにいただけませんわね。マサル様無礼をお許し・・・」
「待った」
「どうかしましたか?ゴンザルベス」
「俺もお前の事を知りたい。だから話してくれないか?」
「すまんな ゴンザルベス。別に話せないことはないが出来れば話したく無い」
「そうか。なら・・・」
「お待ちを」
さっきからなんなんだ?ソロソロキレテイイ?
「失礼自分達はローズマリーお嬢様の影の護衛です。正体を明かさないのは敵と同様なのでこのまま話さないのなら背後の私達200人を敵ととるという事です。改めて判断を」
ウン。トドメヲサシタカラコイツラデハッサンサセル
「おう。判断は変わらんから来いや」
口調を変えて怒声を浴びせた瞬間、周囲全ての人がたじろぐ
「狼狽えるな!!やれ!!」
瞬間200人がこちらに攻撃仕掛けた といってもほんの10秒で終わった。勿論こっちの圧勝でそれに周囲はざわつく
「嘘だろ・・・200にん相手に勝ったぞ」
「なんなのよあの人・・・」
「何者だ?」
「怖いわ・・・」
フリーズしていたパーティメンバーも直ぐに再起動して直ぐにこっちに寄ってくる
「マサル様!お怪我は?」
「おお、ローズマリー。問題ない」
「良かった!ですがまさかあの護衛長のゾルバートに打ち勝つとは・・・本当に何者でしょうか?」
「まあそろそろ話すか。まずはこいつらだな」
「えっ? っっっ!?」
「なに!?」
「回復魔法だ・・・」
回復薬はあるが回復魔法はないので周囲の魔法使いは驚きだろう
「うっっ」
「起きたか?ノロマども」
直ぐに護衛隊全員武器を構えるが全員一度打ち取られているので勝負にならないと分かる筈。けど建前でも武器を構え続ける。
「武器をしまえ。俺は攻撃してないぞ?初めにしてきたのはそっちだから正当防衛として俺は攻撃しただけだ」
「全員。武器をしまえ」
「ですが護衛長・・・」
「いいからしまえ!じゃなきゃまたやられるぞ。今度は死を覚悟した方がいい。そして我々が今度こそ討ち取られたら誰がローズマリー公爵を守る?」
そう護衛長が言うと全員武器をしまった
「さて。どうするか?既にこの街の衛兵もいるしな」
「失礼。無礼を承知で言います。正直に言った方が賢明です。我々に勝ちそれでまだ、得体の知れない者を信頼するのは逆に言ったら無理な事です。なので・・・」
「そうなるわな・・・分かった・・・これは怒られるな俺の上司に」
「貴方も何処かの組織に?」
「ああ この事があったからこうしたという説明も面倒くさい。それはそっちもだろう?」
「ははっ どうやら苦しみというか哀しみは共感できるみたいですね・・・」
「全くだ」
「「は〜〜〜・・・」」
「取り敢えず正体をバラすが気絶するなよ?あとローズマリーも」
「「気絶?」」
「何をする気だ?」
「いやだから正体をバラす」
「それで何故我々が気絶をする?」
「だから言った後に気絶するなよ?ということだ」
「よく分からんが用心しておこう」
俺はいつもの通り身分証を出す用意をする
「お前ら待たせた。俺の正体を明かす。言っとくが悶絶するなよ?俺も一々『こうなった』『ああなった』と説明するのも面倒だからな」
ウンウン
どうやら分かったみたいだ。てことで
「はい俺の本業というか正体だ」
そう。この星が一番敵にしたくないダントツのNo.1の組織軍隊「自衛隊」の身分証がそこにあった
「『嘘だろ〜〜〜!!!』」
そしてやはり
「あっあっああっっ・・・(チ〜ン)」
「ごっ護衛長〜〜〜!!!」
そう。気絶した。パーティメンバーは
「嘘だろ・・・俺、いや俺たちはあの人と・・・」
「そうだよゴンザルベス・・・私達はあの人に・・・」
「妾達はあやつに・・・」
「タメを張ろうとしていたのですね・・・」
「ああっ・・・私の好きな人はまさかの・・・」
「・・・・うん・・・・」
「そりゃ・・・ばらしたくないわな・・・」
「はい・・・」
パーティメンバーも壊滅的だな。そう思ったら護衛長が再起動を果たしたのかこちらへ来た
「あの・・・」
「?護衛長だっけ?」
「はい・・・なんとか再起動しました・・・あの・・・このことは・・・」
「う〜ん、無理だろうな。いや俺ではなく周囲がな」
「ああ・・・くそ・・・」
「今のうちに謝罪は受け取っておく。その方がまだ楽だろ?」
「まだですがね・・・はぁ・・・貴方が正体を中々明かさない理由が分かりました。こうなるからですね」
「そういう事だ」
「分かりました・・・謝罪を受け取っていただきありがとうございます。処分は誠意を持って受けます」
「死ぬなよ?」
「そう祈りましょう では・・・」
護衛達は帰って?行った。さて次は
「やっ」
「『・・・』」
「・・・まあそうなるな。だから正体を明かさないんだ。分かってくれ」
「『(コクコク)』」
「悪かったな、マサル。強引に聞こうとして」
「いや気にしてない」
「そう聞くと楽になる。あとは・・・」
「ああ ローズマリーだな・・・」
「ローズマリー。平気か?」
「私、嫌・・す・・・」
「何?」
「私は自分が嫌いです・・・!」
「おっおう・・・?何故?」
「私、貴方に軽蔑していたのですのよ!普通なら私が軽蔑されてもおかしくない・・・自衛隊とはそれくらいの力がある・・・私なんて自衛隊と比べたら天と地・・・それどころか私が処罰を受けてもおかしく無いですのにそれでもマサル様は・・・全く私に罪などを押し付けずに・・・寧ろ普通にこのように会話を成り立たせる。あんなことがありそれをどうにか穏便にしようとした私は・・・私自身は許せませんわ・・・」
ローズマリーは葛藤したのだろうな。けど俺は。
「別にローズマリーは悪く無いさ。別に俺は気にしない」
「ですが・・・」
「ほれ・・・可愛くて綺麗な顔が台無しだぞ?」
そう言い、俺はウェットティッシュを取り出して、その場に座り込んでる彼女に近づき顔を拭く。そして拭き終わるとローズマリーは、頬を染めこちらへじっとみてそして・・・
チュ〜
・・・いきなり唇を塞がれた。そうキスされたのだ。公の場で堂々と
「やはり好きですわマサル様・・・」
「はぁ〜〜〜・・・言っとくがローズ、俺は・・・」
「既婚者でありますよね?指を見れば分かりますわ。けど私は貴方に恋をしましたわ。だから側室という形で」
「指を見てそれでもか・・・まあいい。取り敢えず俺はその告白を受けるけど俺だけではなく正室に許可とってからな」
「はい!」
チュ〜 ドスっ
そしてまたキスされた。更に押し倒された。けどそれでもキスを続ける。俺は下にいるのでローズが終えないと俺も動けない。周囲も初めのざわつきから一転して恐怖に陥ったが今度は甘い空気に惑わされた。
そして5分後・・・(長過ぎるな)
「・・・嬉しいですわ・・・このまま子作りしても良いくらい・・・」
「また爆弾発言を・・・」
「だってそれくらい嬉しいのですもの」
実はローズはまだ俺の上にいる抱き着いたまま動かない。因みにパーティメンバーも手付かずで何もしない・・・目の前に押し倒された俺がいるのに・・・
「あ〜〜 そろそろどいてくれない?でないと護衛が・・」
「そうでしたわね・・・あの・・・」
「はぁ〜〜起こすよ」
そのままローズを抱き起こしてそのままお姫様抱っこをした
「嬉しいですわ・・・念願の夢に叶った気分です・・・」
「そうか」
「お待たせしましたわ」
「おう。じゃ行くか」
出発前の挨拶でサフランに会ったがやはり騒ぎに参加していたらしく俺を自衛隊の人ということはバレていた
「こっこっ・・・御機嫌よう!まさか自衛隊の方が参加とは今回の輸送は安堵ですねっ・・・ねっ!」
「べつに慌てる必要は無い。良いな?」
「はっはい!」
何だかんだあったがようやく出発した。それでもローズマリーは出発前に俺の前で両手を広げて
「マサルさん」
「・・・さんか・・・おんぶで良いか?」
「はい!」
そのままおんぶされめしばらく俺の背中で寝息を立てていた
「ローズの幸せそうな顔、久しぶりだな」
「はい」
「だな」
「ええ」
そうパーティメンバーが思い老けていると突然特大爆弾が落ちてきた
「これでローズマリーとマサルが結婚すれば俺たちは家族だな」
「・・・は・・・?」
「そうよ!」
「おお・・・家族に自衛隊か・・・」
「良いですね・・・強くなれそう」
「良い良い」
「おいどう言う事だ?」
「?ああ マサルには話してなかったな。このメンバー全員、兄弟姉妹なんだ。ああ、勿論フランは違うがな」
「酷いですけどその通りです・・・」
「おい説明しろゴンザルベス」
「そう焦らず。血縁関係でいうとローズマリーは俺の姉なんだ。それで他は俺の嫁がパールルフとサラリナなんだ。それでサラリナの姉がレベッカなんだ。でレベッカの夫がカヤノルなんだ。最後にレベッカ従姉がアルティなんだ」
分からん!脳内整理するか。
マサル(今はこれだな)♡ローズマリー姉 弟ゴンザルベス
ゴンザルベス夫 妻パールルフ 妻サラリナ
サラリナ妹 姉レベッカ妻 夫カヤノル
レベッカ従妹 従姉アルティ
マジか・・・脳内整理してゴンザルベスに言うと笑いながら
「そう言う事だ」
なんて事だ




