報告?
報告?
『報告できるか?』
『はい。まずは私から。私は通行人からこの国で怪しいをリストアップして貰ったわ詳細はここに送るわね。あと小耳に挟んだ程度だけどお偉いさんだけでなく、権力に近い人も加担している可能性があると言っていたわ』
『分かった。次は?』
『俺だ。街中にいる屋台のおっちゃんに聞き込みをしたぞ。このおっちゃんはどうやら結構裏の事も知っているみたいな雰囲気を出していた。まあご近所での噂程度だと思うがな。こっちも同じようにリストアップしておく。次いでに領収書もな。ちょっとさっきのおっちゃんと羽目を外し過ぎた』
『・・・二日酔いになるなよ・・・。次は?』
『自分ですね。自分はどこかのお嬢様と同衾しました。結果的に言えば先程の噂程度よりかは信憑性があるので情報としては使えるかもしれませんね』
『・・・お前はいつも誰かしらと同衾しているな・・・。じきにトラブルに巻き込まれても責任は取れんぞ。今回はどこまで?』
『Ⓑ、と言えば分かるか?』
『Ⓒに行っていないだけマシだな・・・。次は?』
『私ですね。私も恐らくはお嬢様でしょうけど、情報を仕入れることが出来ました。これも計上しておきます』
『了解・・・。何もないよな?』
『何かとは?』
『何って、報告始めて二時間も経っていれば分かるだろ?この会話の9割は何かしらあるんだ。あんたもあるのとちゃう?』
『えっと・・・』
『ちょっと!!私の可愛い部下に何してくれるのよ!?』
『いや?でもこの口ぶりは何かあるだろ?』
『い~や!!そんなことは』
『先輩・・・。実はありました・・・』
『『・・・』』
『ほらな?して?』
『そのお嬢様から私のことをお姉様と』
『お姉様・・・』
『それで?』
『しかもこう申していました”同性ですが、好きです”』
『あら~~・・・。ご回答を警視』
『すいません!!先輩!!』
『・・・』
『警視?』
『これは固まったな・・・』
『・・・』
『らしいな。皆の者。例の行動を』
『え?先輩に何を!?』
『『合掌』』
『せ、先輩!?死んでしまったのですか~~~!?』
『勝手に殺すな~~~~!!!!』




