自衛隊 休暇の日々! 5日目 3
前回に伝えた通り期待しないで? だって疲れ・・・痛い!
自衛隊 休暇の日々! 5日目 3
決闘場を後にし、次に案内された場所は試合場だった。多分喧嘩や実技などはここでやると思う。因みに今は300人が実技かな?使っている。てか300人は多いな
「良〜しお前ら。次は模擬戦をしろ。自分の実力がどれくらい上がったのかを確かめるのだ。1回目は自分より強い相手に、次は自分より弱い相手に、最後に自分と同等であろう相手に挑むのだ。それで個々の実力がわかるはずだ。更に言えば課題点なども見つかる筈だ。ではそろそろ始めろ。因みに俺に挑戦も有りだぞ」
「『はい!』」
お?始まるな。っと思ってたら何人かこちらを見てきた。うーん、鑑定能力があれば直ぐにバレるな。隠す気は毛頭無いのだが。
「どうもこんにちは。パーピー先生 授業を見学なされるのですか?」
20人の男女学生がパーピー先生に群がった。結構人気なのか?パービー先生って
「ええ 私は見学もそうですが、実技担当の先生 バーモス先生にも用がありまして。あと私の隣の方にご案内もしています」
「成る程、でしたらバーモス先生を呼びますか?」
「お願いできますか?流石にこの人数がいる中で掻き分けるのは少々酷なので」
「分かりました。少々失礼」
「貴方達もこちらの方が気になるのでしょう。確かに部外者は立ち入り禁止ですが今回は特例で認められています。勿論学園長の許可もありますのでどうぞ気になさらずに」
「えー でも気になるもん。隣の方がどんな方なのかが。これはもしかしたら新聞のしかも号外ネタか・・・?」
「ラヤルル。そこは触れてはいけません。確かに号外レベルでしょうが今はダメです」
「ちぇ〜 分かりました。では授業に戻りますよー」
ラヤルルという女子学生が人混みの中に突入した(間違ってはいない筈だ)。っと暫く経ったからか、男子学生の後ろにバーモス?先生を連れてきた。てか2メートルはあるな、この人
「連れてきました」
「ごめんね、ありがとう」
「では先生、授業に戻ります」
「おう、サンキュー」
また人混みの中に突入した
「あ?何だお前、部外者は立ち入り禁止だぞ?まさか侵入者か?そして隣にいるパーピー先生を脅しているのか?そしてそのまま有能な学生を攫う、または殺害するのか?どうなんだ?あぁ!?」
なんかいきなりガンつけられてしかも喧嘩吹っ掛けられた。う〜んこの学校ズレてないか?全体的に
「先生!?不味いですよ!ここでの喧嘩とこちらの方にそのような仕打ちは!?」
「安心しろパーピー先生。この俺が成敗してやろう。おいお前来い!」
「あー パーピー先生。流石に喧嘩で俺が勝たないと無理みたいだ」
「何が『俺が勝たないと』だ!馬鹿にするのも大概にしろや!さっさとこい、喧嘩だ!」
「はぁ〜 どうやら確かに貴方様が勝たないと無駄のようですね。処分はお任せできますか?」
「まあいい。取り敢えず頼む」
「何くっちゃべってるのだ!?さっさとこい!おいお前ら。授業は一旦中断だ!これから侵入者を排除する」
すると何度見たか、ざわつき始めた
「ねぇ 部外者だって」
「どんなやつだ?命知らずのやつだな」
「ボソッと聴いたがパービー先生が脅されてるという話らしい」
「そうなの?いくら先生が綺麗だからって先生も強いはずよ?」
「なんでもいい!さっさとパーピー先生を解放しろ!」
あ〜あ やはりこうなったか。朝の嫌な予感は的中したな。まっしょうがないや
「よーし出てきたな?ゴミが。ルールは簡単。制限時間無し、相手が死ぬか降伏するまでやり続ける。でどうだ?」
流石に朝から嫌な予感がしまくりだからこっちもちょっと鬱憤ばらししたいところだったから丁度良い。あっ念の為朝から録音しっぱなしだから問題ない
「バーモス先生!それだと死んでしまいます!」
「関係無い。侵入者ならその覚悟もあるだろう。降伏なら今のうちだぞ?」
「いやしないさ。パーピー先生学園長を呼んで頂けますか?多分見れば分かりますので」
「・・・はぁ〜 そうですね。呼んできます」
「はっはっは。自ら墓穴を掘るとはいささか恥知らずの奴だなさて始めるか」
30分後
「なっ何故だ・・・俺の最終切り札の『雷帝』も全くの無傷とはなぜだ!?理解できん・・・」
「バーモス先生の雷帝も効かないって・・・」
「嘘でしょ・・・バーモス先生って実力では副学園長に次ぐ実力者なのに何で?」
「なぁ・・・これって不味くないか?だってバーモス先生でも勝てないのなら勝てるのは・・・」
「副学園長以上の者だよな・・・?」
「万が一、学園が乗っ取られたら・・・」
「『きゃーーー』」
まっこうなるわなっと多分既に観てるはずだから呼ぶか
「学園長達。そろそろ出てきたらどうだ?学生が心配してるぞ?」
学園長という言葉でバーモスと生徒が俺の向いた視線に向ける
「ここまで一方的になるとは私もおもいませんでしたよ。やはり流石ですね。私達が束になっても絶対に勝てませんよ。貴方方の実力は」
するとバーモスと生徒が学園長に向かう。恐らくは
「『学園長!助けてください』」
うん余りにも予想通りすぎるな
「はぁ〜〜 助けますよ。但しこのやり方ですが」
俺は学園長のところに向かう。すると生徒も戦闘態勢だがバーモスが倒されたのを見て少し震えている
「マサル様どうかこの事を穏便に出来ないでしょうか?」
「『私達からもお願いします』」
まさかの土下座である。副学園長も理事長もパーピー先生も
「『えぇ〜〜〜!!??』」
「学園長達!?何故この奴に詫びをしなければならないのですか!?理解できません!?」
「そうですよ!何故追い出さないのですか!?」
「学園長達が自ら頭を下げるのは何故ですか?」
更にざわついたな。説明は学園長に任せるか
「まずは何故この方が学園内にいる理由ですが、この私が許可を出しました。お詫びとして」
「『・・・』」
お詫びという単語に一同が固まった
「事の発端は皆さんも聴いたことがあるでしょう。『ラローツに入ろうとした者を不審者と捉えて排除しようとした。けど返り討ちにあった。面倒になった不審者は身分証を提示した。その不審者の正体は『自衛隊』の方あったと。この街に来た目的はただ単に旅行だった。自衛隊に手を出した者は凍ってしまう。『死ぬのでは無いか』と。そこで各自お詫びの印を渡す事にした。とこの話を」
「『うんうん』」
なんか膨張してないか?確かに詫びの印をというのは聴いているが各自ってそこは寝耳に水だぞ?
「ってまさか・・・そちらの方って・・・」
「察しのいい人なら分かったかもしれませんが、そこは本人に確認しましょう」
そこで学園長はこちらを向く。まあ 話の切り方は妥当だな
「とまあ そんな事で今から証明をだす」
いつものみたいにこの場にいる1000人に・・・1000人?増えたな。まあいいや 証明を上に出すそして
「自己紹介をしよう。今回、学園長から見学に来てくれと依頼された、日本国航空自衛隊 ヤシロ・マサル 三等空佐である」
「『自衛隊!?』」
これまた更に恒例になったその場に居る全員(バーモスも含めて)(学園長達は除いて)がひれ伏せた
「たっ大変失礼しました。まさか自衛隊の方とは・・・私バーモス不覚をとりました。責任は私が取ります」
お〜他と違うのは非と認めて責任を取ると言う律儀さ?があるな
「責任は知らんが取り敢えず処分は学園長に任せてあるからそれに従うように」
「はっ」
「因みに生徒達は別に気にする必要はないからな」
「『はい!』」
「では行くか」
「はい!」
「おっとそうだった。ラヤルル?だっけ?号外ネタは無しな?」
「は〜い」
最後の最後で笑いに変えた
俺はパーピー先生と一緒にこの場を去った。その後俺は用があるからと言って学園も去った。最後に詫びを大量に貰って・・・
学園長の会話
「今回の詫びは成功でしょうか?」
「どうだろうな・・・失敗では無いが・・・」
「成功とも言えませんね・・・」
「けど最低でも詫びは入れてくれましたから成功と言えば?」
「成功だな」
「今回はそれで行きましょう。まだまだ正直改善点は多いですが」
「『はぁ〜〜〜』」
終えたとは言え学園長達は頭と胃を抑えながらこれからも悶え続けるのでした
学園編は一旦区切りです。次に学園が出てくるのは子供が学園に通い始める時くらいかな?取り敢えず次回は私生活に戻ります
次の更新は未定です(未定の方が楽だもん)




