王宮内
王宮内
「ここか」
「どうしますか?このまま突入すると俺達が過激派になりそうですが?」
「この際だ。始末書程度で済めばいいな。それは良いとして、突入するぞ」
「『了解』」
「おいお前ら。この先は立入禁止だ。この場から立ち去れ」
「・・・悪いが今は急いでいるのでね。入らせてもらうぞ。その前にこれを見ろ」
「何を言っている!この先は・・・この先は・・・は?」
「見えたか?」
「え?・・・でも・・・いや、これも任務のためだ。撃退させてもらう!!」
「聞いたか耳にしたか録音したか映像に残したか?俺達を撃退だとよ。やる気だそうだ。どうぞやってみろ?」
「!?後悔しても知らんぞ!!やれお前ら!!」
「「おおおお!!」」
「証拠はとったか痛かったか傷とか残ったかトラウマになったか?これで正当防衛だ。殺るぞお前ら」
「『了解』」
「これで障害は無くなったな。結局こいつら衛兵もグルってことか」
「班長。これですと13の言った信憑性は高まったと考えても良いのでしょうか?」
「恐らくな。この衛兵がグルっという事は、研究所にいる衛兵もグルの可能性があるな。早めに資料を調達せねばな。その前に、気づいているか?お前ら」
「ああ。これは・・・人質がいるな。レーダーにも反映されている。あと・・・」
「死者もいるな。これはこの王宮は監禁場所としても利用されていたか・・・。俺の治療班で人質解放に向かう。別の治療班は情報収集と人質治療だ」
「『了解』」




