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日本国 異世界にて最恐で最強の国家となる  作者: altimate
自衛隊 初任務!
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現状確認

現状確認



「さてと。取り敢えず目的地の島国には到着したが、ここはここでまた荒れてるな~。これは聞き込みは難しそうか?」


「どうだろう?一応国民だって知る権利はあるし、それを拒否なんてものは出来ないしな。まあ、情報操作しているのであれば別だがな」


「それは今は置いておきましょう。今は研究所の特定、及び調査が優先です。とはいえ、仮に場所が分かったところで調査に協力してくれますかね?よくドラマとかでやっている『令状を持ってきてからにしろ!』となりそうですけど」


「う~ん。ありえなくはないわね・・・。しかも今は国民でも雰囲気はピリピリ状態。猶更よね~・・・。どうしますか?令状を取りますか?」


「無理だろう。捜索令状は取れても何を捜索するんだ?今のところは正体不明の魔物で物体があるのですら怪しいのだぞ。それに、令状が取れるならもうやっている筈だしな」


「だよな・・・。ここは悩んでも仕方ない。取り敢えずグループに分かれて情報を得よう。今回は治療班が王宮に行き情報を得る事。俺達調査隊は取り敢えず国民に聞き込みだ。やることは他にもあるだろうが、今はこれしかないだろうからな」


「「了解」」


「確かに今はそれしかなさそうだな」




・・・・




「さて、王宮とは言っていたが、どこだ?王宮は」


「まさかそれですら、聞かないといかないのか?結構憂鬱だぞ・・・」


「だが聞くしかないだろ・・・。俺が一番初めに聞いてくる」



「すまんがちょっと良いか?」


「・・・」


「ちょっと良いか?」


「あ?部外者に道聞く筋合いはねえ!!他当たれ!!」




「やっぱりだな・・・。まあこの連続だろうな。メンタル持って行けよ」


「「・・・」」



「すいません。ちょっと・・・」

「ごめんなさい。他国の方にはちょっと・・・」


「すまんが今良いか?」

「どっか行ってろ!!」


「ごめんください。あの・・・」

「悪いのう若僧。今は無理じゃ」


「お~い。少し良いかな?」

「・・・(ギロ!!)」




「どうだ?お前らのところは・・・って、その様子だと・・・」


「ああ。こっちもだ。全員話すらまともに聞かない。これは地道にやるしかないか?」


「やめてくれよ・・・。これだと一向に前進しないぞ・・・」


「だがな・・・これだとな・・・」


『班長。取れますか?13です』


「13どうした?良い情報か?」


『・・・いえ、寧ろ悪い情報かと・・・』


「・・・聞きたくないが、聞こう・・・」


『裏社会の肩から聞いた情報なので信憑性は薄いかもしれませんが、聞いて下さい。今王宮は閉鎖状態にあるそうです』


「・・・研究所だけでなく、王宮もか・・・。何でだ?」


『それが・・・王宮内部での分断が起きているのです』


「分断か・・・。何?例えるなら過激派と保守派で激闘を繰り広げているようなものか?」


『そのほうが分かりやすいですね。んで内部内の分断により、現在は閉鎖状態だそうです。あと、本来ある王宮も何者かによって破壊されているので、一種のクーデターの様です』


「そうか。てことはこの国は王国とか騎士国とかでなく、民主国家という訳か。二党がこの国を支えているのか?」


『基本はこの二党ですね。二党の特徴は先程班長が申した通り、過激派と保守派で別れています。単語だけで聞くと、過激派が悪いイメージを持たれると思いますが、実は逆で保守派が悪いイメージを持っているという事です』


「そうか。なら大まかな話として、保守派は本来したかった仕事が出来ず、その鬱憤が溜まるに溜まって、挙句には一党の過激派や国のトップを巻き込んで自分の仕事を成し遂げた、またはクーデターを起こした。というところか?」


『まさにその通りです。なので王宮に行くのは諦める、または強引に潜入する。もうこれは潜入とは言えませんがね』


「そうか。今さっきの話聞いた限りではあるが、今実権を握っているのは保守派か?」


『保守派ですね。そしてこの状況を変えるのであれば保守派の弱体、過激派の増強するしかないようです。勿論裏は取っていますよ。但し』


「信憑性は、だろ?」


『そういう事です』


「分かった。ご苦労。んで?王宮の場所は?」


『先程グループで分かれた場所を示します。その後王宮の場所を表示します。今表示しましたが、ここの場所からはそんなに離れていないですね。二十分も歩けば着きますよ』


「分かった。ならいったん戻れ。この状況だ。時間はそう残されていないからな。少々強引な手で行くぞ」


『了解』

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