出動
出動
一週間後
「皆の者。急遽集合してくれて感謝する。話は個人個人で話した通り、とある星が正体不明の魔物により壊滅的な被害が出た。残念ながら一般市民の死傷も出ている。今回、君達に課す任務はこの正体不明の魔物の調査及び殲滅をしてもらいたい。その間別の任務を課した課または班には難民の救助と治療をお願いしたい。なお今回、向こうの軍隊の協力は得られなかった。理由は人材確保や補填に時間を要するためだという。なので今回は我々のみになる。気を引き締めていけ」
「『はっ!!』」
「アレクサス一士。久しぶり」
「?おおこれは。一曹ではありませんか。お久しぶりです。お元気でしたか?」
「この通り元気さ。今回は俺達の班にアレクサスが入ることになった。よろしくな」
「こちらこそ。して、編成はどのような感じですか?」
「元々青少年課は他の課に比べて人数が少ない。それもそうだな。子供の時から仕事とか、紛争地域にいる子供か!ともなるしな。とにかくそういった感じで編成は一班15~30人の合計15班に分かれて作戦にあたることに決定した。今回は俺がこの第7班の班長を務めることになった。副班は二人で一人は一曹、もう一人を二曹にやってもらいたい。良いか?」
「勿論です」
「全力で尽力いたします」
「そして我々の任務は人命救助と正体不明の魔物の調査及び殲滅だ。今回の優先度順位は第一に人命救助になる。人命救助がある程度片をつけたら魔物の調査に乗り込む。まずは人命救助だが、場所はここから南西に2000キロ離れた王国に向けて出発する。他は皇帝帝国や法皇、公国などに行け。次に各々の役割だが、一曹率いる10人がまずは周囲警戒だ。というのも魔物がいなくなってから生活が困窮して略奪や、盗賊が現れている。そういった備えは重要だ。次に二曹率いる10人はこれが人命救助だ。但し治療を行うのは一曹率いる10人が周囲の安全を確保してからだ。早とちりはNGだ。用心しろ。良いな?」
「『はっ!!』」
「出発前の打ち合わせは以上だが、質問等?」
「無いみたいだから、このまま出動するぞ!!ついてこい!!」
「『はっ!!』」




