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日本国 異世界にて最恐で最強の国家となる  作者: altimate
自衛隊 初任務!
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謎の仮面を着ける女

謎の仮面を着ける女




国王が日本国に要請を決定したその頃、現地では悲惨な光景が広がっていた。


「中隊長!これ以上は持ちません!!機動部隊も限界です!!」


「耐えろ!!これを突破されたら後がないぞ!!この後ろは防御部隊、その後ろは領民の街だぞ!!」


「ダメです!!死傷者多数!!突破されます!!」


「強襲は!?一撃をかます強襲部隊はどうした!?」


「強襲部隊は現在魔力不足及び負傷者多数で動けません!!」


「何!?騎士隊は!!」


「騎士隊は遠距離に回っているのもあり、人数が足りません!!今から戻そうにも輸送経路と輸送部隊が機能してなくて何も出来ません!!」


「擬人化やロボット、ゴーレムは!?」


「それもダメです!!こんなデカブツ相手に我々では歯が立ちません!!」


「クソ!!どうしたら・・・これでは国民を・・・」


「連隊長!!ボーダーラインを突破されました!!攻撃は続けていますが、効果はありません!!」


「効果が無くても足止めだけで良い!!攻撃を続けろ!!最後の砦の防御部隊は攻撃は出来ない!!これを突破されたらもうないぞ!!」





「もうダメです!!限界です!!!」


「耐えろ!!国民を守るんだ!!」


「耐えろ!!」




「なら私がどうにかしよう」



「え?あんたは?てか国民は下がっていなさい!!」


「安心して。私は国民ではない。それより、あのデカブツを私がどうにかしよう」


「君は何を言っている!!君一人では何も出来ないぞ!!俺達ですら歯が立たないのだぞ!!」


「知っている。だから私が。この場にいる者と隊長クラスに伝えて。『10秒だけ攻撃を止めて』とそしたら後はやる」


「10秒!?10秒で何が・・・」


「やるの?やらないの?」



「指揮。どうしますか」


「これ以上は悩んでも仕方ない。10秒だけ任せよう」


「指揮!良いのですか!?」


「なら大隊長。他に案は?打開策は?」


「それは・・・」


「無いならこの女に任せよう。良いか?」


「分かった。伝達として5分間だけやる。その後は合図を出すからその合図で手を止めろ」


「・・・分かった。本当に10秒だけだからな。それ以降は無理だ」


「分かっている。それより伝達を。カウントダウンは始まっている」


「!?お前ら!!隊長クラスに伝達しろ!!早く!!!」


「『はっ!!』」



「残り20秒・・・10・・・」


「指揮!!伝達完了です!!」


「ギリギリだな・・・。頼むぞ・・・」


「うん。合図は音。よく耳を澄ませて」


「音?分かった」


「よし。行こうか・・・」



ビューーン!!!!




「何!?消えた!?」

「何処へ行った!?」

「テントの周りにはいないわよ!?」

「そんなことあり得るのですか・・・」



「あっ、あそこにいます!!!」





・・・




「さて。やるか・・・。二尉。見ていてください。復活する瞬間を」



バーーーーン!!!!!


シーーーーン・・・・・



「《誘導砲撃実施開始。風力ヨシ。燃料ヨシ。ターゲットよし。演算ヨシ。55式起動開始・・・砲撃レベル4・・・砲撃準備よし。砲撃開始》」




・・・・




「・・・もう5秒は経った。何も起きない・・・」



ズガーーーーーン!!!!



「眩しい!!」

「何も見えない!!」

「明かりが晴れます!!」



「『え?』」


「デカブツがいない?」

「本当にあの女・・・」

「一撃で倒したというの?」

「あり得ない・・・」


「指揮!!謎の仮面を着けた女が突如出現!!そのままあのデカブツを倒しました!!」


「そっ、そうだ!!仮面の女は!?」


「私ならここ」


「助かった!!お礼を言おう!!」


「ありがとう!!おかげで国民を守れたぞ!!」

「貴女には感謝しなければならないわね」

「褒美をやります!!どうかその仮面をお取りください!」


「感謝は気持ちだけで受け取っておく。私はこれにて」


「あ、ちょっと待って!!出来れば名前を!!」



シーーーーン・・・



「行っちまったのか。早いな」


「指揮どうしますか?」


「お前らだって目撃しただろ?あの女の実力を。誇張無しにありのままを報告すればいい」


「そうですか・・・ですが王宮は信じてくれますかね?」


「そこはどうにかするしかないだろ。ともかく、帰還だ!!」


「『はっ!!』」




・・・・




「二尉。任務完了しました」


『ご苦労。一先ず帰還だ。その後はどうする?さすらいに戻るか?』


「復活はしたので任務が来ない限りはさすらいに戻ろうかと」


『そうか。とにかくご苦労であった』


「はっ」


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