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日本国 異世界にて最恐で最強の国家となる  作者: altimate
自衛隊 休暇の日々!
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自衛隊 休暇の日々! 5日目 1

家族会話が間に入ります


あと多少修正、加書をしました

自衛隊 休暇の日々! 5日目 1




昨日は衛兵に聞いて質の良い宿を案内してもらってそのまま飯を食わずに寝ちまった。お陰で腹減った。


「ふぅ〜」


「おや?お客さん。おはようございます」


「ん? ああ、おはよう。若女将」


若女将が朝飯の準備をしていた。名はナズーラというらしい(女将は猫人族で年は30代らしいがまだ10代と言ってもおかしくない程顔が綺麗だ。既婚者だがよくナンパされるらしい。更に子供も3人いる。恐らくナンパする奴は大人の色気が誘われるのだろう)。泊まった初めは分からなかったが、どうやらこの宿は量より質なので客はそんなにいないらしい。今朝は俺を含めて10人しか泊まってないみたいだ


「昨夜は夕食を召し上がらずにお休みになられたみたいですが大丈夫ですか?いえお休みになって疲れなどが取れたのでしたら良いのですが」


「ああ、馬車の移動で流石に疲れてな。正直食欲より眠気が勝ってたからそのまま死んだように寝ちまったよ」


「ふふ なるほど疲れが取れたようで良かったです。では本日の朝食は何にしますか?」


「う〜ん この宿のおすすめ料理で良いや。2人前な」


「承知しました。失礼ですが2人前とは?どなたか待ち合わせとかですか?」


「いや、俺が2人前を食うんだ。こう見えて結構食う方だからな」


「承知しました。ではご注文はオススメ料理の2人前ですね。では少々お待ち下さい」


「急いでいないからゆっくりでいいぞ」


「ありがとうございます」


さて暫く待つか。外を眺めるなりなんなり。




その頃厨房では、若女将とその家族(一家の大黒柱である 竜人のラングス、子供3人兄姉妹の長男 竜人のノルフト、長女 猫人族のカロー、次女 猫人族のマローン)が注文の確認と調理に入っていた。


「あなた、注文をお願いね。本日のオススメ料理を2人前ね」


「よし、分かった。・・・って注文したやつは昨夜、食堂に来なかったやつか?」


「ええ、そのお客さんよ。初めは悩んでいたけど直ぐに注文を決めてしまったわ。てっきりもう少し掛かるかな?と思ったけど。まあ こちらとしては手がかからないから寧ろありがたいけど」


「ふぅーん そうか。俺は何故か知らんがあいつの事はどうも気にいらん。いや敵対とかは無いんだが何故かな」


「あれ?そうなの?私は逆に好きだけど?他の泊まっていった人や街の人は必ず1回は私に声を掛けられて『一緒に遊ぼうぜ?』とか下心満載で正直疲れていたけどあの人はまるで私に興味が無いというか冷めた感じがあるから、逆にやりやすいわ。ねえ、貴方たちはどう思う?」


「う〜ん 僕はお父さんと同じかな?何かやりにくい。別に何でもかんでも冷めている訳では無いんだけど、話を掛けても相槌程度しかして来なくって、他のお客さんとは違って中々話がいまいち盛り上がらないというか、やりづらさを感じる」


「私はお父さんもお母さんもどっちでも無いかな?私はお母さん譲りがあって姿というかスタイルがいいから、良く同い年や年上の子から良く告白されているの。でそう言う子ってやっぱりお母さんと同じように下心がある子ばかりなの。だからあの人は全然そんな事無くて寧ろ、『お手伝い、偉いね』と言われて私にお菓子をくれたの。だからお母さんの言う通り、良いお客さんとは思うけどお父さんの言うことも実はあって、ほら 良くお泊りしている人って挨拶とか会話をしてくれる人が多いけど、あの人はすれ違っても軽くお辞儀するくらいで会話が全く無いの。今日もその人の部屋で掃除するときも『こんにちは。お掃除に参りました』『ああ 直ぐ開ける・・・待たせた。俺は外でてるから夕方くらいに戻る』『あっはい、分かりました』とたったこれだけ。なんかもう少しなんか無いの?例えば今日はいい天気ですね〜とか、お?いい匂いがするな〜 なんかお腹減ってきた。とかあれば良いのだけど全くないから、なんかな〜っと思っていてね?だからお父さんの言うことも分かる気がしてね。だから私はどっちでも無いかも」


「ボクはやりやすいね。だってカローお姉ちゃんの言う通りお菓子くれるし、頭撫でてくれるし。だから良いお客さんだよ〜」


「で結果はやりやすい2 やりにくい2 どっちでも無いが1と引き分けだな。別に勝負してた訳では無いが何となくしてみた。とまあ そんな事は置いといて、取り敢えずどうする?このまま接して行くか?俺はちょっとな」


「俺もな。仕事だからとはいえやはり少し抵抗はあるな」


「私は別にどっちでもないから平気だよ?」


「私は寧ろ普通に接して行きたいわ」


「ボクも普通に接して行く〜」


「よし、分かった。あのお客さん相手は女性陣に任せる」


「『分かったわ』」


「とあともう一つ。ほいおススメ料理の出来上がりだ」


「ありがとうあなた。今回も完璧よ」


「おう」



家族会議は少し神妙な雰囲気で終えた



おっと外をぼーっと眺めていたらどうやら料理が来たみたいだ


「お待たせしました。本日のオススメ料理『兎のチーズフォンデュ』でございます。チーズはお好みの味でお楽しみください」


「ああ、ありがとう。では頂こう」


口に含んだ瞬間 チーズのまろやかさが良い感じに肉と絡み合っていい味になっている


「うん。いい味だ」



朝飯をゆっくりと堪能して部屋に戻り、今日の予定を立てる


「今日は昨日夜、封筒を一方的に送られて、少し無礼のあるが、誘いのあった魔法学園に行ってみるか。えっと差出人は『ラローツ総合魔法学園代表 ワールラ・フォン・ノールズ伯爵(学園長)』か。何の用だ?まあ大方俺が自衛隊の人間だから指導しろとかそういった類だろう。丁度良い。子供が出来た時何処に入学させるか。判断材料として考えておこう」


「あら?本日はどちらへ?」


おっと入口で若女将と若い子供(多分末っ子かな?)が見送りに来ていた


「ああ ちょっと魔法学園の学園長から呼ばれてな。面識は全く無いんだが何故か呼ばれてな」


「それ、大丈夫ですか?もしかして偽物とか?」


「ならこの紋章を見たことはあるか?」


封筒を見せる


「・・・確かにこの紋章はラローツ魔法学園の紋章ですね。間違いないですね」


「本物なら仕方ないな。てとこで行ってくる」


「あっはい。いってらしゃいませ」


俺は宿を出て学園に向かう




「やはりあなたや子供達の言う通りかも知れませんね。私も少しやりづらくなって来ました」



魔法学園の正門に着いた。てか思ったけどやはり大きいな。あれだな。マンモス校だな。少し眺めていた。その後正門に行き、関係者に来園目的を伝える


「はい、伺っております。マサル様ですね。失礼ですが念の為身分証のご提示をお願いします」


やはりセキュリティは厳しいか。当然か。俺は胸ポケから冒険者ギルドの身分証を提示する


「はい、確認しました。ご協力ありがとうございます。この先はご案内の方が案内させていただきます。こちらの方です」


「初めまして。マサル様ですね。ラローツ魔法学園へようこそ。私はこちらで教鞭をとらせて頂いてる 光属性基本とした勉強を生徒に教えている 天使族のパーピーと言います。よろしくお願いします」


天使族の女性(恐らくエルフと大体同様の年齢不詳)が挨拶してきた


「初めまして、何故か知らんが呼ばれたマサルだ」


「でしょうね。私達も何故貴方が呼ばれるのか分かりませんでしたが、今さっき学園長から聞かされまして。貴殿の正体がかの有名な『自衛隊』だと。それで教師や関係者全員が固まった、いえ、凍ったと言った方が正解でしょうね。正体を知らなかったとは言え、うちの学生や教職員が自衛隊に手を出したのなら戦争もの。更に言えば 実は昨日の戦闘が保護者だけでなく、周辺の人 例えばギルド長や領主や、王都、及び国王の耳にも入り、国だけでなくこの学園や絡んだ生徒、保護者も処罰だけでなく滅ぶ事になる事に全員が危惧していまして。昨日は事の経緯や対処方法などを領主や学園長など 上の方が夜遅くまで会議していまして。その結果、今回は詫びも兼ねて当学園に招待するという形する事になりました」


「そういうことか。てことはさっきの関係者は」


「ええ 貴方の正体は自衛隊の人間であることをご存知です。ただし怯えながらですが」


「しょうがないだろ。てことで案内宜しく。もしかしたら子供が通うことになるかもしれないからな」


「あっはい! ではこちらへ」



ラローツ初日は学園の見学から始まるという、旅行ではなく視察になってきているのは気のせいだろうか。



学園長と教師や生徒の会話

「どうやら入ったみたいね」

「ええ そのようですね」

「君達、分かっているね?」

「はい。承知しています」


「今回、異例の部外者の立ち入りだが今回は寧ろこれしか手がないのだから。うちの生徒や教師が自衛隊に喧嘩をふっかけてしまった。非常にマズイ結果だ。分かっているね?」

「はい。なので今回の目的は・・・『自衛隊の人に最高のもてなしをすること。一切の喧嘩もトラブルもなく終えること』ですね」

「うむ分かっているなら宜しい。これが失敗すればここにいる全員、いや下手すればこの国が滅びる。それも一瞬で。だから今回の任務は失敗は許されない。万が一、トラブルが起きたら即座に対処して。バカな生徒が絡んで来たらまずはわたしに報告して 場合によっては即罰則も考えて。いい?自衛隊の権力は国王を超えるから指示は絶対に従う事。それを肝に命じてね」

「『はい!』」

「よし、では 作戦開始!」


「『はい!!』」


教師と生徒が部屋を出る


「はぁ〜〜胃が痛い・・・」


ドアの向こうでは


「学園長 恐らく頭も胃も痛いでしょうがこればっかりは・・・それに権力が国王すら超える自衛隊に一教師が対応すると言うのも・・・私もこの空気という戦争に巻き込まれたみたいですね・・・」


「先生 それを言うなら教師より下の一生徒が対応するのもかなり苦かと・・・私も無礼を働かないか心配です・・」


裏では胃が死ぬ程痛い作戦が今 開始された





次の更新も未定です

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