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隣の花は赤い  作者: メガセリオン
起きた
17/23

謎の日常の始まり4

 そして朝になって起きてみたら、何故かお兄ちゃんが定期的にプレゼントしてくるヌイグルミに囲まれてるいつも通りの私の部屋にいた。今は塔野さんと体が入れ替わってるんだから、私は塔野さんの部屋で起きるはずなのに。

何の気なしに私の部屋の鏡を見たらいつもの私が映ってたけど、当たり前のこと過ぎてしばらく気がつかなかった。鏡に映ってる私の姿に気が付いた私は、元の体に戻ってるってことにも気が付いた。

結局、今までのは全部やたら長く感じる夢だったってこと? よくよく考えたらあんな風に体が入れ替わったりするなんてあり得ないし当然かも。でも元の体に戻れたからとりあえず安心......すると思ってたけど、むしろ拍子抜けするっていうか、もうちょっとあのままでも良かったような......なんでこんな気分なんだろう?

そういえば、あれが夢だったってことは今日の日付は......。

充電器にセットしてあったケータイの画面を見てみた。 7月15日...... ってまさか丸一日寝てた!?

もし本当に13日からずっと寝てたら、一日どころの睡眠時間じゃなかったけど、ケータイの画面にはメールの通知も表示されてた。私の家族や高校時代の友達とは、電話かSNSでしか話さない。ていうことは......。私はメールを開いた。


件名 なし


《状況が変わった。一限の授業が終わったらすぐに、昨日待ち合わせ場所に指定した店に、君のバソコンを持って来てくれ。》

差出人の名前は不明って表示されてた。no nameじゃないのは何でかと思ったら、《不明》っていう名前で連絡先に登録してあっただけだった。

あ、そうか。今日だけは日曜でも授業あるんだ。うわー面倒臭いな、日曜に授業って。

私はちゃっちゃとバジャマから、タンスに入ってる中からテキトーに選んだ服に着替えて、荷物を持って出掛ける準備をする。

また何故か分からないけど、なんとなく今日は外に出るのがあんまり苦しく感じない。

さあて、今日こそ大学の友達を作るぞ〜!

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