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再会と要塞と(その1)

 よろよろとヒメミコの屋敷を出ると、東の空がうっすらと明るかった。アクルイは夜明けの冷たい空気を胸いっぱいに吸い込み――手近の藪に駆け込むと胃の中身をげえげえ吐き出した。

「ヴォエ……とんでもねえモン見ちまった……。冗談じゃねえ」

「お?やっぱり堪えてんな」

 振り向くと一人の側女がいた。こちらを小バカにしてへらへらと嗤っている。

「ああまあ想像ついたよ、なんせ人間使った邪法を見ただけで気が遠くなる程度のメンタルだもんな。

 死体とは言え、動いてる人間がミンチになるのを見ちゃあ、キツかろうよ」

「……うるせえな」

「こっちに来い、湧き水がある」

 それは社の奥であった。岩壁から滔滔と湧く水はとても冷たく、今は心底ありがたかった。口を漱ぎ、ごくごくと喉を鳴らして飲み、やっと人心地ついた。

「ふう……ぶぁーキツかった。ありがとう、助かったよ」

「おう。ま、あの場で吐かずにいたのは褒めてやる」

「そりゃあどうも……なんだよあれ、ゾンビ的なもんだろうが……実際見るときっついな。生理的な嫌悪感がヤバい」

「そりゃあおめえ、この時代の人間、山向こうの他民族なんか宇宙人みてえなもんよ。

 その上日常的に獲物さばいてるんだ、ミンチにしたくらいじゃなんとも思わん。まあ、令和のモヤシにはしんどいだろうな」

「あー、そういう価値観なのね……今、令和って言ったか?」

 そこで、『彼』ははっと側女の顔を見上げた。知っている姿とは似ても似つかないが、それはこちらも同じである。

 なによりも苦しむ人を見てニタニタ笑っているその性根の悪さには心当たりがある。

「こんなところでエンジョイしてやがったか、純」

「お前……明?」

 うんざりした顔で側女が頷いた。

「クソッタレ別のムラだったのかよ、道理で見つからねえわけだ」

「……一体、何が起きてるんだ?俺たちに」

 アクルイ――純は全てを思い出した。ほんの数時間前にも、数年前にも感じるあの瞬間、奇妙な夢から目覚めたあの瞬間から、純はアクルイとして生活していたのだ。

 気付けば、自らの口から出ている言葉も、純の知る日本語とは全く別の言葉だ。メミコや千絵の使う、あの謎の言語である。

「そうか……この時代の言葉だったのか」

「その様子じゃあ、自分が純だって思い出したのは最近だな?」

「ああ……ついさっき、ヒメミコを見た瞬間だ」

 いつの間にか抱えていた小さな違和感が、ヒメミコを見た瞬間に弾けた。

 それまで、二十一世紀の埼玉の片隅でバケモノ相手に建築業を営んでいた自分のことなんて、全く覚えていなかった。

「ついさっきかよ……鈍いのは幸せだな、手前が縄文ライフをエンジョイしてる間、オレがどんだけお前を探したことか」

「しょうがないだろ……で、なに?ここ縄文時代なの?」

「推測だけどな。服装や入れ墨なんかの感じがぽいな。

 つっても稲作が始まってるから、縄文後期ってより弥生時代への過渡期なのかもな。実際『ハイ今日から弥生時代なんで稲作してね』なんて切り替えがあるわけじゃねえからな……ざっくり紀元前三から一世紀とかそれくらいだろう」

「あれか、邪馬台国?」

 純としては軽いトスを上げたつもりであったが、明は鼻で嗤うだけであった。

「縄文時代の関東に邪馬台国があってたまるか、中学生だって知ってらぁ、常識だろ」

「知るかそんな偏った常識。そもそも関東なのか?ここ」

「ゾンビ野郎が言ってたろ、エミシの討伐って。

 エミシってのは関東とか東北の、王権に従わない民族の呼び名だ。まあ、この時代じゃ野蛮人って程度の意味かもな。

 もっと後の時代の言葉だと思ってたが、誰も確認なんか出来ねえからな。

 そんで、ここは十中八九関東だろうよ。周りを、遠くをよーく見てみろ。近場なんかアテにならん」

 明が顎をしゃくった。

「そんなの見てわかるわけが……んん?」

 この小高い丘からの見晴らしには見覚えがあった。もちろんまだビルや町はなく、辺り一面豊かな森や丘である。

 しかし東には大きな川、西には遠く富士山がうっすらと見える――両者の位置関係と、さっきの湧き水から推測が付く。

「まさかここ……廃墟群の丘?」

「だろうな。オレぁ現代の丘は登ってないが……地形的には間違いないだろう」

 記憶の見晴らしよりも少し低い気もするが、何しろ二千年以上も離れているのだか、細かな地形など当てにならない。

「タイムスリップなのか、あるいは縄文人に意識やら魂やらを飛ばしたのか……いや、メミコが見せる幻かもな」

 幻にしては随分と作りこまれているようだが、どちらにしろ推測の域を出ない。メミコに『何があったのか教えてくれ』と頼んでのこの流れ、何かを伝えようとしているのは間違いない。

「しかし……とんでもねえな。

  この時代の日本は未開の地、ましてここはその外れの外れ、ド辺境の関東だ。どんな人間がいたかなんて誰も知らないし、記録も残っちゃいねえ。

 そりゃ未知の部族のひとつやふたついてもおかしくないが……まさか三つ目の霊能一族が住んでたとはな」

「聞いたことないぞ、骨とか見つかってないのか?」

「聞いたことねえな……バラバラなってるのか……いや、骨だけ見つかっても、変わった葬儀の風習か、あるいは穿頭術にでも見えるかもな……いや、秩父の方に三つ目の土偶があったような……」

 なにやらぶつぶつ言う明であるが、純は殆ど聞かずに、辺りをぐるりと見渡した。

「じゃあ、何かが起きるんだな。多分、この戦さで」

「そうだな……負けるんだろうな、この戦さ」

 気付けば純は、当然のように吐き捨てた明の胸ぐらを掴み上げていた。

「明ッ!……言い方があるだろッ」

「ぐっ、妙に入れ込むんじゃねえよ……離せッ……苦しいッ!」

 じたばたともがく明を解き放つと、あっさりと崩れ落ち、その場でぜいぜい息を切らした。

「なんだよ、随分しおらしいな」

「違ぇよ……今の俺はかよわい側女なんだ、屈強な髭もじゃ縄文人に敵うわけねえだろ。人呼んだろか」

「……悪かったよ。やめてくれ、話がややこしくなる」

「わかりゃあ、いいんだよ。

 とにかく、この土地はいずれヤマト王権に平定される、これは間違いない。今が何年なのかは知らんが、遅くとも八世紀頃には……遅かれ早かれこの一族は敗れる。これは予想じゃねえぞ、既に起きた歴史上の事実だ」

 乱暴であるが妙に説得力のある明の口調に、純は歯噛みして頷いた。

「つまりメミコが見せたいのは、このクニの終わり……土地と一族の因縁の始まりか」

「だろうよ。話の流れは知らねえが、お前の差し金か?」

 頷く。長話が面倒だと言っていたメミコであるが、だからと言って『味わってこい』とは随分と雑で、じつにメミコらしいやり口だ。 

「そういや……やっぱり、メミコだよな?あの、ヒメミコって」

 おそるおそる口にすると、明は即頷いた。アマトの武人は確かに『サムチルカヒメミコ』と呼んでいた。

「だろうな。今のところ人間みてえだがよく似てる、顔も喋りも行動もな。秋だってのに桃ばっか食ってるしよ……しかし、この時代の桃マズいな」

「ああ……硬くて味が薄い」

 この時代の桃は現代日本のそれと比べて小さく、硬く、味も香りも汁気も少ない。この桃しか知らずに現代の桃味の香料たっぷりのお菓子を口にすれば、心奪われるのも当然かもしれない。 

「だよな。野生なんて所詮こんなもんか、凄えな品種改良って」

「だな。でさ、ヒメミコがメミコと同一人物なら、それはつまり人間がカモイに……いや、精霊になるってことだよな?」

「多分な。ヒトが踏み外してバケモノになるのはそこまで難しいことじゃない……だが、流石に精霊までどーんと突き抜けた話は聞いたことがねえ……ま、本人に聞くんだな、どうせオレにゃあ答えてくれねえよ」

 顔こそ名も知らぬ側女であったが、その不気味に口角を吊り上げた人相は、塚嵐明そのものであった。

「聞けって、それどころじゃねえだろ?」

「いいや、ヒメミコがお前を呼んでる」

「……なんで?」

「知恵者だと思われてるっぽいな、アマトの理屈解説したろ?あの考え方は、やっと稲作が始まった時代の人間には刺激的で先進的だろうさ、冗談抜きでな。鉄のことも知ってたのも追い風かもな。

 まあ……余計な真似すんな、下手にヤマト王権の関東平定の邪魔なんぞしてみろ、歴史がどこまで狂うかわかったもんじゃ……いいや、気にするだけ無駄だな、メミコの見せる幻かも知れないんだから」

 カカカとせっら嗤う明であるが、どうしたもんかと頭を抱えていた。


 社の奥、丘から空に張り出すように建てられた高床の小屋がヒメミコの私室である。

 横手には湧き水を引いた水浴び場があるせいか、厳格ではないが、招かれない限り立ち入りを禁ずる不文律がある。アクルイの記憶の中でも、ここに踏み入れるのは初めてだった。

 さほど広くはない。簡易的な祭壇には銅鐸や銅鏡といった祭具と一緒に蛇の抜け殻が置かれている。

「おお、来てくれたかアクルイ」

 丸めた毛皮に体を預けていたヒメミコが、風に吹かれる羽のように身を起こした。

「先に一ついいか?あの……メミコ……だよな?」

 しかし、ヒメミコは怪訝そうなに首をひねった。

「わぁのことか?別にどう呼んでも構わんが……」

 とぼけている様子はない。どうやら、ヒメミコがこの現象を操っているわけではないらしい。

「いや……すまないヒメミコ。私の勘違いらしい」

「そうか……しかし、すまんかアクルイ。早く帰りたいじゃろうに」

 ちらりと見上げた夜明けの空を、散り散りに飛んでいくカモイの姿がちらつくが、これは各々家路を急ぐムラオサ達である。

 アマトの侵攻に対して応戦で意思こそ統一したオサ達であったが、結局そこから先は話がまとまらなかった。

 当然のことだ、戦さのことなど全員が素人なのだ。おそらく、それぞれのムラがバラバラに戦うことになるだろう。

「正直、各ムラでアマトを撃退できるとは思えぬ。かと言って皆で迎え撃つのは理想にすぎぬ。なにより、わぁがそういう器ではない」

 ムラオサが自分のムラの人間を誰かに預けるとしたら、それはヒメミコ以外にないだろう。

 仮に純が都合よく軍事マニアで、防衛戦に絶対の自信があったとしても、対等の立場であるオサ同士では、指揮権は譲られない。なによりもあの場の口先三寸で、自分のムラの人間を他のムラオサに預ける程度の責任感の人間に、ムラオサの資格はない。

「最終的には、ここでアマトを迎え撃つ事になるじゃろう」

「案外……強気じゃないか」

 しかし、ヒメミコは首を左右に振る。

「わぁが逃げ回れば戦さが長引く、戦わずに降伏すれば犠牲者を無下にする。

 ならば返り討ちにするか、ここを枕に死ぬかの二択しかあるまい。誰に喧嘩を売ったのか、思い知らせてやろう。

 というわけで、ヌシはここの防衛を任せたい。ヌシのムラには使いを出した、ムラの者はじきこちらに来る」

「理由が聞きたい。

 アマトの理屈を説いたのは推測だし、鉄は偶然知っていただけ、私には――」

 ヒメミコは鼻で嗤った。こんな小憎たらしい仕草まで、メミコと全く同じである。

「そんなことはどうでもよい。あの場で頭に血が上っていないのがヌシだけじゃった……随分と冷静じゃったな」

「違う!あれは……怯えていただけだ。戦さのことなんて私には――」

 恥を忍んで搾り出した純の本音を、ヒメミコはからっと笑い飛ばした。

「それもよかろう、頭を回す第一歩は自分の非力さを認めることじゃ。

 ここに戦さに慣れた者などおらぬよ、手探りなのは同じ、ならば頭を使おうとする人間に任せたい、そう思っただけじゃ。

 ここの人間と物は自由に使ってよい……強制はできぬが、頼めるか?」

 ヒメミコは力なく嗤っていた。明かな虚勢が透けて見えるその笑顔を、突き放すことはできなかった。

「わかった……では、手始めに――」

 明を助手にすること、そして屋敷の片隅に一番高い櫓を建てさせる事を願い出た。

 最早どこまでが純でどこまでがアクルイなのか、どこまでがメミコの思惑でどこからが余計な真似なのかも判らない。だが『彼』は動くと決意していた。


「純……おめえ、なにをするつもりなんだよ?」

「ヒメミコから話聞いたろ?」

「ああ……お前に守りを一任するから、その助手やれってな。それだけ言ってどっか行っちまった、何を考えてるんだか」

 早速建てられた櫓の上に顔を出したのは、助手に指名した明――の意識を持つ側女である。

「防衛さ」

 純の言葉に明はうんざりと溜息をついた。しかし、既に開き直っている純にとっては、すこしばかり片頬を吊り上げる程度の効果しかない。

「幻かもしれないなら……何をしてもいいだろ?」

 ふんと明が鼻で嗤った。

「ほーん、秘密兵器でも作るつもりか?なろうアニメみたいじゃないか。日本刀でも作っちまえよ、バリバリのオーパーツだぜ」

「できるかそんなモン」

 ここで純がいとも容易くたたらを作り、日本刀なんか量産した日には、それこそ歴史を変えてしまったかもしれない。

 だが、製鉄も刀鍛冶も、要求される専門知識があまりに高度過ぎる。現代の資料を引っ張ったとしても、形だけの鈍刀が出来れば上出来だろう。それがソラで作れるものか。

 現代人にとっては大昔からある技術であっても、その完成までには数千年の試行錯誤の積み重ねがある、それはうろ覚えの素人が一人で飛び越えられるほど低くはないのだ。

「なんだよ……じゃああれだ、『現代日本の建築家が縄文時代で無双したらくさそうなハーレムができちゃいました♡』みたいな感じでさ、すげえ要塞を作っちまえよ」

「ああ……正直それが出来りゃあ、話は簡単だったんだけど――な!」

 純が少し強めに足を踏み鳴らしてみせると、櫓は軋みぐらりと揺れた。明が顔色を変えて柱に飛びつくのが、少しだけ笑えた。

「うわわっ――やめろバカ野郎」

「この時代……俺の知識なんて役に立たねえよ」

「なんでさ、コンクリのトーチカでも作っちゃえよ」

「あー最高だな、最高のプランだ、コンクリの発明が大体二千年後ってのに目をつぶればな

「え、コンクリってそんな先なのか……じゃああれだ、粉から作っちゃえよ。石灰とかだろ?」

 明の不用意な発言に、珍しく純が鼻で嗤った。

「じゃあ石灰石と粘土と珪石と鉄を粉にして焼かなきゃな、そこに石膏を足せばセメントになる。

 石灰石はこの辺じゃ秩父の武甲山で取れるはずだ。今頃アマトの兵隊がうろうろしてるだろうし、どの山が武甲山かわかんねーけどな。

 設備とか焼き加減とかも今から手探りでどうにかできるなら、ぜひお願いしたいね。アマトがそれまで待ってくれるなら、な」

 大変夢のない話だが、物理的にそういう真似は不可能である。

 それこそ何年、何十年と猶予があればあるいは……いいや、何年も余裕があるなら、最優先は直近の食料の確保や田圃の手入れだろう。何年先に役立つか判らないことに割く余力はない。アクルイとしてそう思った。

「……その場の思い付きで材料が揃う時代なら、とっくに発見されてるんだろうな、こういうの。

 発明ってのはバカだから出来ないんじゃない、条件が揃わないから出来ないだ。

 理屈だけ先行しても採掘や運搬、加工技術が揃わなきゃ無理だ。一回こっきりの実験ならなんとかなるかもしれないが……大量生産して実践投入なんて、夢のまた夢だ……全部じゃねえだろうけどな」

「そういうもんかね。じゃああれだ、コンクリは無理でも木造ならできるだろ」

 食い下がる明であるが、純は眉一つ動かさずに返した。

「そうだな、掘っ建て柱に何となくの勘コツ経験で作らせた櫓はこのレベルだ」

 再び櫓を揺らすと明が顔を引きつらせて柱に飛びついた。意外と高い所が苦手なのかもしれない。

「だからやめろ!揺らすなってんだよバカ!」

「これを並べるなら、俺がどうのう言う必要ないだろ?それでアマトに勝てるかどうかは知らんけど。

 木造の砦くらい俺も考えたさ。だが加工技術が設計に追いつかない、ギリ鋸の原型はあるけど、基本は石斧で加工して縛るか木の釘で止めてる。

 これでよくヒメミコの社を建てたもんだと感心しちゃったよ。何年もかけたんかね」

 口先だけで何も出来ない。なんて無力なことであろうか。自分の日常が、如何に先達の努力に支えられているのか、身に沁みた。

「せめて青銅の鑿でも作れればと思ったが……それでどこまで変わるんだか。

 想像もしなかったよ、長さの単位すら決まっていない世界なんて。

 普段はあんなに鬱陶しい尺貫法が、今は欲しくて仕方ない……残念ながら、俺如きじゃ無双なんてできるないらしい」

「そうかい。じゃあどうするんだ、無い無い尽くしで降参か?」

「……そうもいかないだろ」

 ばさりと広げたのは、周辺の地形図であった。紙も筆もこのクニにはないが――おそらく、アマトや大陸にはあるのだろうが――代替品はある。

 紙がなければなめし革があるし、適当な毛を捩れば筆の代わりになる。

 効率、工法、技術、なにもかも妥協の積み重ねだが、妥協と手持ちはいつかどこかで交差する。それはきっと、今できる最大限である。

 そうやってかき集めた最大限の積み重ねは、最終的に限界の最善策になる……と信じるしかない。

「えらく手間がかかるな」

 明のげんなりした口調を、待ってましたと頷く純。

「その通り、とにかく面倒で手数がかかる。という訳で、明にはぜひとも手を貸して欲しい」

「……回りくどいんだよ純は。最初っからそう言やあいいのによ」

 鼻で嗤った明と、拳を突き合わせた。


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※ご注意※

この作品はフィクションです。実在の人物、団体、出来事とは一切関係ありません。

実在する人物、団体、出来事、思想には一切関係ございません。またそれに対する批判、意見する意図は一切ございません。娯楽作としてお楽しみ下さい。


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