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3Rを忠実に  作者: 白パーカー
2/2

Qここどこ?Aダンジョンです。って、はいそうですかといきますか⁉

本編、始まります。

 キーンコーンカーンコーン

 「「「さようならー」」」

 学校が終わった。部活には所属しておらず、数少ない友達も変える方行が違うため、いつもボッチ登校、ボッチ下校である。悲しい。しかも我が家は立地が山であるため、帰るのも一苦労だ。

 

 「ただいま」

 そう口にしながらドアを開ける。少し汗をかいたので、シャワーを浴びる。学校から帰ってシャワーを浴びると気分も少しは良くなるものだ。学校からの出た課題も半分以上終わっている。さて、日課のランニングにでも行ってきますか。そう思い、ジャージに着替え外へ出る。そして、誰もいない家に向かって声を出す。

 「行ってきます。」

 そう言い、いつもと同じコースを走る。少し揺れたか?まあ、いいや。しばらく走ると高低差がかなりある場所に近ずき、ふと違和感が生じた。

 (あんな所に、横穴なんてあったか? いや、違う。あれは横穴なんかじゃない。洞窟か?)

 少しペースを上げて走り寄る。そして俺は、目に入ったものを見て驚愕した。

 それは洞窟と呼ぶにはいささか小綺麗すぎる内装をしていたのだ。

しかも、入り口と思われる場所に羊皮紙らしきものが落ちていたのだ。流石に違和感しか感じない。

 取りに入ってみるか?だが、昨日までは無かった、突如として現れた洞窟?に入ろうと思うほど私は肝が据わって無い。しかし、見た感じ特に危険性も無さそうだ。それに、何故羊皮紙?がこんな場所に落ちているかすごく気になる。うん、メッチャ気になる。思い至ったが吉日ということわざだってあるぐらいだ。

 よし、入ろう。何かあったら引き返せば良いだけだしな。と、思い足を踏み入れ、羊皮紙を拾い上げようとしたその瞬間、洞窟内が光った。いや、変化した。ゲームなどでよく見るダンジョンのような内装に変わったのだ。

「そうだ、羊皮紙。」

 羊皮紙を拾い上げたその瞬間羊皮紙が急に光だし、溶けて消えた。それと同時に脳内で機械音声がした。

  


 『スキルヲ獲得シマシタ』 


 『【固有スキル・回収】ガ授与サレマス』


  


 はい? 


 


 『アースニオケル初ノスキル獲得ヲ確認。』


 『【固有スキル・スキル検索】ガ授与サレマス』


  


 あの?


 


 『アースニオケル初ノ固有スキルヲ確認。』


 『【固有スキル・案内者】ガ授与サレマス』


 


 ちょっと?

 

 『アースニオケル初ノダンジョンヘノ侵入を確認。』



 

 

 ごめん。何て?


 

 


 

 『【レアスキル・マッピング】ガ授与サレマス』


 


 訳分からん。 


 何だ?幻聴か?いや、それならまだ良い。何故目の前にあった羊皮紙が消えた?!


 というか、消えたというよりも溶けたか?まて、この際そんなことはどうだって良い。


 問題は何故ここに洞窟ができているか、だ。やっぱり誰かを呼んで来たh「ガアアアアアァァ!!!!」


 何だ⁉今の鳴き声は⁉


 声がした方に目をやると、何やら奇妙な見た目をした緑色の怪物が向かってくるのが見えた。

 「何だ?あれ。」

 これもまた、ゲームでよく出てくるモンスター[ゴブリン]に酷似していた。

 「まるで、ゴブリンみたいだな。」

思わずそう呟いた。ゴブリンっていうとゲームでは最弱として扱われている。だから、簡単に、直ぐに、倒せる。

 そう思っていた。そう、この時までは

 

 ゴブリンが向かってくる。私は左腕をゴブリンに向けて大きく振る。ゴブリンはそれを屈んで避ける。そして、立ち上がる勢いをそのままに、私の左腕に噛みついてきた。ゴブリンの歯が俺の皮膚を食い破り肉まで達する。激痛が走り、それと同時に鮮血が迸る。自分の血が自身の着ているジャージを赤く染める。痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い病い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い病い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い

 「こっの!」

 怒りに身を任せゴブリンに向けて拳を突き出す。突き出した拳がゴブリンの胸を叩く。

 「ギャアア‼」

 きっと痛かったのだろう。身もだえ、悲鳴を上げている。そんな事に構わずゴブリンの右肩を左手で、頭部を右手で掴んで引き寄せ、顔面に膝蹴りを食らわす。右肩を掴んだまま頭部から右手を放し、ゴブリンの右手首をつかみ後ろ手に捻り上げ、そのまま関節を折る。良かった。体の造りは人間と大差無いみたいだ。折った右肩を放し、右手首に持ち替える。掴んだまま右足を前に出し、右腕を折り畳み、ゴブリンの右腕を引くと同時に肘を鳩尾に叩き込んだ。勢いをそのままに顎に裏拳を食らわす。まだ、縮瞳をしているため死んでもないし気も失ってない。どんだけ頑丈なんだ。私にも少しくらい分けて欲しい。ダメ押しに回し蹴り、続けざまにもう一度蹴りを放つと、ゴブリンは目から光を失い、またあの機械音声が聞こえた。


 『アースニオケル初ノモンスタートノ遭遇ヲ確認。』

 

 『【レアスキル・鑑定】ガ授与サレマス』

 

 すみません。

 

 『アースニオケル初ノモンスターノ戦闘ヲ確認。』

 

 『【レアスキル・観測】ガ授与サレマス』

 

 ちょっと、いいですか?

 

 『アースニオケル初ノモンスタートノ戦闘時ニ発生シタ憤怒ヲ確認。』

 

 『【大罪スキル・憤怒】ガ授与サレマス』

 

 あの…


 『アースニオケル初ノモンスタートノ戦闘時ニ発生シタ欲求ヲ確認。』

 

 『【大罪スキル・嫉妬】ガ授与サレマス』 

 

 状況の…

 

 『アースニオケル初ノモンスターノ討伐ヲ確認。』

 

 『【称号スキル・討伐者】ガ授与サレマス』

 

 説明とか


 『モンスターノ討伐ヲ確認。』 

 

 『【スキル・ステータスウィンドウ】ガ授与サレマス』

 

 して…


 『身体攻撃ニヨルモンスターノ討伐ヲ確認。』

 

 『【称号スキル・格闘家】ガ授与サレマス』

 

 くれない


 『レベルアップシマシタ』

 

 『アースニオケル初ノレベルアップヲ確認。』

 

 『【固有スキル・取得経験値増加】ガ授与サレマス』

 

 ですかね?

 


 何か物凄い量のスキルが授与されたな。えーっと、ステータスウィンドウ?これって自分の能力とかが分かるやつだっけ。

 

 『肯定。【ステータス】マタハ、【ステータスウィンドウ】ト唱エル事デ、本人ニシカ見エナイ画面ガ出テキマス』

 

 うん、だからさ、君誰?流石にここまで来ると私の幻聴っていう理由じゃ説明つかないんだけど?


 『答。貴方ノ所有スル【固有スキル・案内者】ノ案内者デス』


 なるほど?分からん。何なの?突然消えた羊皮紙とかさ。訳分からなくなるて。


 『答。貴方ガ先ホド拾ッタ羊皮紙デスガアレハ【スキルの韋編】ト呼バレルモノデス』


 あの羊皮紙が… スキルっていうけど一覧表とかあるの?


 『答。【ステータスウィンドウ】ト唱エテ頂ケレバ可能デス』

 

 了解。ステータスウィンドウ

 

 

 

 種族 人間

 個体名 杠葉 慧

 年齢 15

 レベル 1

 魔力 150/150

 スキル   【ステータスウィンドウ】Lv.1

 レアスキル 【マッピング】Lv.1

       【鑑定】Lv.1

       【観測】Lv.1

 称号スキル 【討伐者】Lv.1

       【格闘家】Lv.1

 固有スキル 【回収】Lv.1

       【スキル検索】Lv.1

       【案内者】Lv.1

       【取得経験値増加】Lv.1

 大罪スキル 【憤怒】Lv.1

       【嫉妬】Lv.1


 

 なるほど。大体のスキルは名称だけで理解できるな。それに、厨二心をくすぐるスキルまである。案内者とあるが

 『答。ダンジョンニ関係スルモノニツイテハ殆ド回答デキマス』

 

 なるほど。

       

 



 


 

 








  

 

杠葉、適応能力とういうか、判断能力バケモンです。普通テンパってる間にもっとダメージ負います。

あと、体術がかなりの腕前です。これも後の話で出します。


かなり、設定&内容変更しました。ご了承ください。



3話投稿は今月中に がんばります。

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