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竜種転生はチートすぎる!  作者: 佐藤クナ
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第一章






 俺は後輩に呼ばれて渋谷のハチ公があるところで待っていた。

 後輩からのさそいはめずらしすぎて驚いているのだ。

「センパーイ!」

 すると後輩が俺を読びながら手をふってやってくる。

 あまりこのような人通りの多いところで呼ばないで欲しいものだ。

 俺は彼の方を向いて言う。

「どうしたんだ?、休日に呼び出したりして」

 そうは言っているが、大体さっしがついていた。

 後ろに彼女らしき可愛らしい女性がいる。

(なんだ?自慢じまんか?)

「情報不足によりスキル獲得かくとくに失敗しました」

 後輩のことについて思っていたら頭に声が流れ込んでくるのを感じ、少しビクッとした。しかしこのような現象は初めてだったのだからしょうがないとは思う暇もない。

「どうしたんですか?、先輩」

 俺は唖然あぜんとしてしまう。

 俺を先輩といって心配したのは彼女だったからだ。しかしそのおかげでわれに戻れたからよしとする。

「大丈夫だよ。それより俺、君みたいな子を後輩として持っていた記憶ないんだけど……」

「私は和希かずきと同期でして、所属場所しょぞくばしょが違くても和希の先輩なら私の先輩と同じことです」

 どうやらこの子は性格がいいのかもしれないと思ってしまう。しかし、彼女は俺の好みとは違った体型だから『おっふ』とはならない。

「おいおい、もしかして俺より先にリア充になったのか坂本ぉ」

 一応今思いついたふうに言っておこう。

 本当のこと言うと俺は、童貞どうてい独身どくしんだ。

 しかし俺はリヤ充などにそこまで興味はない。

(はぁ、生まれ変わったら今の生活と正反対の生活をしよう)

 そう心の中で思う。

「『正反対の生活』を確認しました。体の構築こうちくを開始します」

「……」

 まただ。さっきと同じ声。

「そうなんすよ先輩。とうとう先輩をこせるものを手に入れることができたんですよ。あとここで話すのもなんですから、どこかで食べながら話しましょうよ!」

 急に言ってくる和希。一応財布に結構な金額を入れている。しかし、

「なんだ、おごりか?」

 俺はあまり他人に金を使いたくないのだ。

「そうですよ。先輩肉より寿司が好きでしたよね」

 そう言って後輩と彼女が近くの寿司屋に進み出た。

「……」

 俺は感動してしまった。そして今気づいた。この後輩はできたやつだ。

 しょうがない、ついていこう。こんなにできた後輩の頼みだ、受け止めてやろう。

 そう思って二人に続いて歩き出す。


 ダッダッダッダ


 そして事件は起こった。

 彼女に刃物を持った男性が突っ込んできたのだ。

 俺はこいつが誰を狙っているか、察しがついたから行動した。

 男性の前に出て大声で和希に言う。

「和希!、彼女さんを守っとけ!」

 和希は何がなんだかわからない感じだったが、すぐに彼女を守る動作をする。

「邪魔だ!どけ!」

 とたん俺の心臓部に激痛げきつうがはしる。

 心臓に刃物が刺さったのだ。

 俺を刺した男性は刃物を俺から抜き、捨ててから逃走した。

 頭がクラクラしてくる。それに、見たことのない量で俺から血が出ていく。

(暑い、痛い)

 二つの激痛が俺を襲う。

「確認しました。『暑い』から熱耐性の獲得に成功しました。『痛い』から痛覚耐性の獲得に成功しました」

 こんな時にかぎってさっきの声が聞こえる。

「続いて熱耐性を火属性耐性に進化します。……、進化に成功しました。引き続き火属性耐性を火属性攻撃無効に進化します。……、進化に成功しました」

「うるせー」

 体が支えられなくなり地に倒れる。

 声も全然出なくなっいる。

「せっ、先輩!」

 仰向けになり息をしようとする。しかしもう体は動かない。

 あいつらがなんか言っているようだが、もう聞こえない。しかし最後の力を振り絞って坂本に言う。

「彼女さん……、と……、幸せにな……、れよ」

(もっと運動神経が良ければ……。はぁ……、水、飲みてぇ……。)

 頭がもうろうとしてくる。そのせいで意味もわからないことを思ってしまう。

「スキル獲得に失敗しました。代行としてスキル水操作の獲得に挑戦します。……、成功しました」

(うるせー……、もうゆっくり……、させて……、く……、れっ……)





 そして俺はこの世界で死んだ。

あらすじ部分の注意の5番はどうか守ってくださいお願いします。

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