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理想の初恋  作者: 将希
2/2

はじめての!!

俺は今、汗だくで学校のグラウンドを走っている。 なぜかって?


部活だよ。 部活。  俺、陸上部なんだよね。  やっぱ暑いわぁ〜・・・


そして〜午後12時半 部活終了〜


まぁ今日は楽だったほうだな・・・。 



7時起床〜朝食〜部活行く〜部活終了〜自宅到着〜シャワー〜昼食〜いろいろ


これが午前に部活がある場合の俺の行動パターン。今日もこのパターンでいこう。


・・・と思っていたわけだが。


「うわぁ・・・」自宅の玄関の前にいる人物を見て俺は思わずつぶやいた。


誰かって? あいつだ。あいつ。


「信弥〜待ってたぞ〜!」もちろん良太だ。


「何の用?」俺はちょい疲れてる感じで言ってみた。


「・・・ヒド!いくらなんでもひどくね?? 今日一緒に映画行こうって約束したじゃん!?!?」


「そんな約そ・・・」 俺は思い出してしまった。そういえば約束したっけ・・・。 完全に忘れてた。


「したよな。」


「しました・・・。」さすがに今回は俺が悪いな・・・


「シャワーしてくるから待っててくれ。」


「OK〜〜」


俺はさっさとシャワーして昼食にメロンパン食べて映画館に行く準備をした。 実に7分36秒。。。


結構速くね? 


「んじゃ!行こうぜ!!信弥!!!」 相変わらずテンションが高いやつ。


自転車乗って約15分の映画館に行った。 正直、部活の後の運動はかなりきつい・・・


「んで何観る気?」俺が言うと良太は


「今話題のホラーじゃん!!」       あぁ・・・こいつホラー大好きだっけ。 


席は一番後ろの席をとった。 6月から公開してた映画だったから好きな席がとれた。


てか[今話題の・・・]って今じゃねーじゃん。 先月のじゃん。


「もう中入ろうぜ!」良太が言う。 


俺は時計をみた。 13:43   確か2時からだっけ。ちょい早い気も・・・


とか思いつつ中に入った。  んで自分たちの席に座る。 スクリーンにはお決まりの映画宣伝が流れてる。



興味ないから俺は携帯をいじろうとした。  その時良太が


「あの子かわいくね?」と言ってその人を指差す。 俺もチラっと見る。 よく見えねー・・・ 


てかこの暗さで見えるってこいつ目いいな。 ん?目いいって暗闇で関係あるのか?


というかそんなことを考えているとその子はどんどん俺達の席に近づいてくる。 てゆーか・・・


隣に座った。 こんなにスカスカなのに。 周りの席空きまくってるのに。 普通こんなに席空いてるなら


周りに誰もいないような席とるのに・・・。 まぁそれは俺の場合か。いや・・結構普通な気も・・・


{ブィィィィィーー}映画開始の合図のブザーがなる。 だけど俺はスクリーンを見ようともせず横目で隣を


見ていた。 もちろん良太じゃないよ。 もう片方に座った女の子だよ!


なんで見てるからって? ・・・かわいいから。 正直俺の理想の顔してる・・・


大きな目、かわいらしい口、すっきりした鼻、サラサラの髪・・・ やべぇ理想の顔だぞ・・・おい!


そしてスタイル!! ボン!キュ!ボン! モデルみたい・・・!! これは・・・うん・・・いい。


映画そっちのけで考えて、たまに横目でチラっとその女の子を見る。 


見れば見るほど・・・かわいい。   そういえば初めてだな・・・理想の顔&スタイルをクリアした人。


そんなことを考えているとその女の子は席を立ってどこかえいってしまった・・・ 


トイレかな? ・・・その女の子がどこかに行った後も俺はずっとそのことを考えていた。





・・・かえって来ない・・・ トイレにしては長すぎる もしかして俺が横目で見ているのがバレて


キモイから?! それは、やばいな。。。 でもチラっとばっかで直視してないし・・・


そしたら周りがゆっくりと明るくなった。  どうやら映画終わってしまったらしい。 


「いやー・・・面白かったな!!」と良太がいった。 俺はとりあえず


「そうだな」 と思ってもいないことを言った。 だって本当のことを言ったらめんどくさそうだもん。


家に帰ってからもずっとあの女の子のことを考えていた。  高校生かな? 俺とタメだったりして。



しかし・・・今日は俺の3つの理想のうち、初めて顔をクリアした人にあえてうれしかった。


ん?うれしかったのか? よくわかんねーな・・・。 まぁ・・・いいか。


そんな感じで12時ごろ俺は布団に入った。


・・・午前2時くらいまでまたあの女の子のことを考えていた。

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