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学校一の美少女と付き合うことになって頭が追いつかない

本日二つ目おなしゃす!


「おい!バカうるせえぞ!何だよ俺の案に文句があんのかよ」


「大有りだ馬鹿野郎!なんでお前の借金を返すまでの間俺が佐伯さんと付き合うことになってんだよ!どんだけ頭おかしくても弁当作ってもらうで留まるわ!なんで急にこんな最初からぶっ飛ばしてんだよ!」


「何お〜、舞と付き合えるのが嬉しくしないってのか!こんな美少女そうお目にかからないぞ!」


「そんなの分かってら〜!だけど何で付き合うって話なってんだ俺は言ってんだよ!」


俺は何故か浩太と両手で取っ組み合い、視線をバチバチと交錯させる。すると俺たちがいがみ合っているところに佐伯さんが声を掛けてきた


「別に私は構わないよ!」


「ほら、舞もこう言ってるしいいだろ?」


「は?いや、俺佐伯さんと接点ほとんど無いしさマジで付き合う意味がわからん」


神楽(かぐら)くんは私と付き合うの嫌なの?」


俺は佐伯さんがこの話に乗り気な様子なのが本当によく分からん。何、俺は子供の時子猫とか拾ったりとかトラックに轢かれそうな女の子を庇ったりした記憶は無いぞ。恋愛フラグ立つ要素全く無い容姿普通、身体能力普通、学力普通な平々凡々なモブキャラがこの俺神楽 勇である。本当にこの話の意図が分からん。

しかも、そんな可愛らしくお願いされる程佐伯さんと俺は仲良くない。


「いや、別に嫌じゃ無いんだけど理由が分からなくってさ。佐伯さんは良いのこのままだと本当に俺と付き合っちゃうよ?」


俺は本当に良いのか、正気か?と確認をとると


「愚弟の後始末はきちんと姉である私がしないとね。いや、でも私だって適当に付き合えうのは嫌だからちゃんと恋人らしくしないと嫌だよ?」


佐伯さんマジの目してやがる嘘ついて感じでは無いな。いや本当これ夢か?未だに頭が追い付かん。学校一の美少女が俺と付き合いたいとかありえんのかよ。あー頭がクラクラする。……意識が遠のく…どうか次目が覚めたら何事なかったことになってくれと思いつつ、頭がショートして意識を手放すのだった。










「見慣れた天井だ」


「そんなに君来たことないでしょ?」


一度は言ってみたい言葉を言って見たかったけど、時々お世話になる保健室の天井だったので、似たようなことを言ってみると保健室の先生がツッコンできた。


俺は声のする方を向くと美人さんがいた。保健室の先生である桜 佳苗(さくら かなえ)先生だ。メガネをかけたクール系美人でスタイルはお胸が残念なくらいで他は完璧である。あれ少し寒気が気のせいかな?とりあえず口に出してないので大丈夫だろう。説明の続きをすると美人なため男子からの人気が高く軽い怪我でも保健室に男子が言ってしまうほどだ。ちなみに俺が行く時はしたくない授業の時サボるためにたまに使わせてもらっている。そのため少し顔を覚えらていたようだ。


「俺どれくらい寝てました?」


「そうね、もうすぐ6限が終わるくらいとだけ言っておきましょうか」


「ゲッ、結構寝てましたね。じゃあすぐ戻らないとっすね」


「倒れたのはストレスによる精神的疲労ね。虐められてるのなら私のとこに来なさい、相談に乗るわよ」


「いや、そういうのは全く無いんで大丈夫っす。でも先生二人でお話しすると言うのは魅力的なんでまた来ます」


「その様子だと大丈夫そうね、じゃあ怪我か風邪の時以外は来なくていいわよ。悪戯にこられても仕事が増えるだけだから」


「了解です。では色々ありがとうございました。失礼します」


「はい、お大事に」


桜先生にお礼を言って俺は、教室に向かった。ヤベェこれからのこと考えると、胃がキリキリする。明日胃潰瘍にでもなりそうだ。何てことを考えつつ教室の前のドアから入り、保健室に行ってましたっていう紙を授業担の先生に渡して席についた。


そして俺が席について数分で授業が終わるチャイムが鳴った。今日は担任の先生がいないのでSHRはなしだ。俺は昼の話をみんなに聞かれる前にドロンだ!


俺は素早く、荷物をまとめ教室の外に出ようとしたところで佐伯さんから声が掛かった!


「神楽くん、一緒に帰ろうよ!せっかく私たち恋人になったんだし」


その一言によって空気がピシッと固まり全員がギギギッと俺の方を向く。男子からは殺意の篭った視線、女子から好奇心による視線を浴び、あっこれ今日生き延びても明日死ぬやつだ。と本能で察した。















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