2025/05/19:住宅ローンの借り換えができなかった件 その5
マナーロードは5月頃に戦争があったんですよ
それに注力してたんです
なので飢餓で苦しむ領民を見ずに済みました
で..戦争が終わってしばらくすると秋になって
小麦が取れました
100ユニットほどです
紅子の支配地域で..
もっとも肥沃度の高いところだったのに
あまりの少なさに唖然です
何故なら! 領域にメイン食料である魚!
魚は毎月50ユニット以上消費するのです!
もってひと月半じゃないですか!
さて...
小麦はそのままでは食べれません
脱穀して穀物というユニットにします
交換レートは1:1です
その後穀物を風車で潰して小麦粉を作ります
レートがよく解らないんですけど
おそらく1:2のようです
つまり! 食料が倍になる計算ですね!
そして! 小麦粉を焼き釜に持っていき
パンを作ります
中世のパンなので..石みたいなやつです
硬くてパサパサして! 味が全然しないやつね!
そこで! 小麦粉1ユニットが
5ユニットのパンになりました
つまり! 1つの小麦で10個のパンが生まれるのです!
100ちょっとだった小麦は! 実は1000個のパン!
そんなわけで...
領民にパンが行き渡りました
領民が喜ぶには..複数の食料が必要ですが
こんなのは贅沢すぎますよ!
「食べるものがパンしかない」なんていうやつは!
即刻集落から追い出すぞ! 向かう先は天国だけどな!
紅子の人徳溢れる政治のお陰で! 集落は大いに発展!
資材も余ってきたし!
そろそろ紅子のお屋敷に..立派な壁でも作るかな
と計画しております!
徳の高い領主に!
相応しい邸宅が必要とされるのは!
住人の希望なのです!
紅子は別に望んでいませんが!
住人の望みは叶えてあげないと!
なんて理想的な領主様なんでしょうか!
ということで! 明日は戦争の話です!
それはそうと...
借り換えの続きです
「情報ありがとうございました
連携して審査を進めていきます」
というメールが届いたのは..1月の初頭でした
「軍師陳Qよ! あとは待つばかりだな!」
「というわけにはいきませんよ..紅子様」
「ん? どういうことだ?」
「順調に進まない場合を考慮して...
以前の家の売買契約書を探しておきましょう」
「もういっぱい探したじゃん!」
「他の場所に紛れ込んでいる可能性もあります
週末..30分ほどでいいので時間を割きましょう」
「そんなの面倒じゃん! ゲームしたい!」
「ワガママいわない!
これで毎月7000円の収入増ですよ!
欲しいゲームがふたつずつ買えますよ!」
「む! 陳Qのいうことはもっともであるな
銀行が頑張っておるのだ! 余も少しは助力せんとな!」
そんなこんなで...
本審査の期間は..ネットで調べた限り
早くて1週間..遅くて3週間のようです
「軍師陳Qよ..そう考えると2月頭に次の手続きになるな」
「通常ならそうなりますが
何度も非常に混雑していると申しております」
「少し遅れるということか」
「長く見て..2ヵ月は掛ると思っておきましょう」
「となると2月末くらいか」
「いえいえ..年始というのは仕事が滞るもの
3月中頃くらいの心持ちでいましょう」
「確かに早い分には..腹も立たんしな」
「とはいえ..銀行というのは信用商売といいます
数ヵ月放置するとは考えられません
2月以降になるようなら..
お得意の「只今混雑しており今しばらく」
という連絡があるでしょう」
「そういうマメさが..大企業ということか」
それはさておき...
そんな風に考えていたのですが
2月を終わっても..3月になっても音沙汰はなく
やがて..3月も終わる頃になりました
「軍師陳Qよ..流石に時間が掛かり過ぎでは?」
「聞くところによると..3月末で利率改定があるとか」
「なんと! それを待つということか!」
「ローンを組みました..いきなり利率あがります
では流石にトラブルになりますから
利率があがる旨の確認連絡があると思います」
4月になって利率改定が発表されました
ん..そこそこ上がった感じですね
「ん..なんかお得感が減った感じがするな」
「それでも計算上は5000円近く浮きます」
「借り換えに掛かる手数料を埋め合わせるのに
10年近くかかる計算だな」
「それでも楽になるのは違いありません
ですが...売買契約書は見当たりませんね」
それはそれとして...
4月の中頃くらいです
紅子が帰宅すると..
「紅子様..銀行からメールがありました」
「をを! ようやくにしてか!
随分と待たされた感じだったが!
まあ..審査が終わればよしじゃ
これから少々忙しくなるな
今のローンを閉じたり..新しいローンの準備を
どうした? 浮かない顔をしておるな」
「こちらがメールになりますが」
その内容は...
「現状では審査が進められません
旧家の売買契約書を送ってください」
との事でした
そんなこともあって...
「陳Qよ..タイムリープというものを知っておるか?」
「意識が過去にとぶやつですね
色々なアニメやノベルの題材になっていますが
多くはぐちゃぐちゃになってしまう要素です」
「この紅子もタイムリープしたのかもしれん
今は何月だったかな?」
「4月の半ばです」
「ふむ..このメールはいつ届いたものだ?」
「今日にございます」
「つまり..3ヵ月の間..
何もしてなかったということか?」
「紅子様..審査というのは時間の掛かるものから
済ませていくのでしょう
紅子様の物件はいうなれば..安全牌
あとに回されるのも仕方ないかと」
「..釈然としないが..仕方ない返信しておこう」
それはともかく...
旧家の売買契約書はない事を繰り返し
そもそも..それが必要な理由を教えてほしい
加えて住宅会社に問い合わせて..どういう返事があったのか?
それらを確認するメッセージを送付しました
数日後に返信があったのですが!
それは紅子の想像を遥かに超えた内容だったのです!
ということで! だらだらと明日に続く!