表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妄想  作者: 風水立風
1/1

塾までの道のり

なんかわからないけど妄想を詰め合わせたらこうなった

二月上旬。星が瞬く夜。一人の男子中学生が暗い夜道を歩いていた。二月にしては暖かく彼は薄手のパーカーを一枚羽織っている。

あ、間違えた。


(少年)「え?」


全然暖かくねぇ。


「は?」


その日は全然暖かくなくなんと気温は一桁で少年も厚手のコートを着ていた。

あ、もう一つ間違ってた。


「間違えすぎだろ」


すまん。

星なんて瞬いておらず空は鉛色の雲が覆っていた。さらに雪まで降っている。

ついでに少年の心も曇っていた。なぜなら今から塾だからだ。塾まではここから約1キロ40メートル離れている。生憎の雪のため自転車も使えないし彼は1.4キロメートルを歩かなければならない。彼が分速80メートルで歩いたとしても……。しても……しt……(計算中)

「13分だ。ついでに言っとくけどやけに細かい数字だな」

ありがとう少年君。距離は測ったからね☆

話を戻そう。

彼が分速80メートルで歩いたとしても13分かかる。実際は雪の影響でもっとかかるだろう。

それでも彼は塾に向かう。なんだかんだ塾はめんどくさいしだるいけど彼は塾に向かう。期末テストも近いし。今度のテストで悪い点数を取るとお小遣いが半減してしまう。だから彼は塾に行かないといけないのだ!


しかし!


そんな彼を行く手を阻むのは


「あの看板は正成軒!」


正成軒とは豚骨醤油でこってりとした家系ラーメンが自慢のラーメン屋だ。彼は豚骨は博多派だがここの家系だけは特別で彼の大好物である。ついでに彼は最近正成軒に来れていなかったためどうしても食べたい!


さぁ彼が店の前に立った。そこにはなんと新作のスーパーラーメン(試作)という言葉がホワイトボードに書かれている。


彼の様子を見に来たのか店長が外に出てきた!


「おい、地の文。新作なのに試作ってどういう意味だよw。うちのスーパーラーメンはまだ試作段階だ。だからおだいはいらないよ。」


その言葉が少年の心に入り込む。中学生のお小遣いではラーメン一杯て十分なご馳走だ。実は今日の塾、弱点補強補修なので参加は自由なのだ。少年の心がラーメンに傾く。


「しかしお小遣い!」


だが彼の心は折れない。だが店長は


「もしダメだったら今しか売らないよ!」


ラーメンに引き込もうとする!

さぁどうする?

どうする?

どうする?


「店長ごめん!」


そう言って彼は再び塾に向かったのであった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ