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日常が終わった日  作者: だぁく
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異世界召喚編 4

組み分けの方法は生年月日等が入力できる箱に1~5と書かれた玉を入れ、男女それぞれに用意された箱から玉を引いて同じ番号で組むといった感じだった。東瀬さんと一緒になってしまったらどうしよう。嬉しいんだがいきなり同棲は無理だろ。それこそ理性が保てなくなったら・・・いや、そんなことはない。大丈夫なはずだ。うん。


「では順番に引いていくがよい。ちなみに何回引き直しても結果は変わらないのでさくさくひいてくれ。」


どんなシステムなんだよ・・・。


そして順番に引いていく。俺は3の玉だった。十人で同時に見せ合う。組み分けは

1、達樹、小川さん。

2、礼二、真下さん。

3、俺、東瀬さん。

4、金ちゃん、猪俣さん。

5、知さん、橋本さん。


となった。しゃあああああ!


「シヅキ!よかったじゃねぇか!」


「おめでとうシヅキ!」


金ちゃんと知さんが俺に言う。


「いや言っちゃだめだろ!?」


ふと周りを見ると東瀬さん以外の全員がニヤニヤしながら俺を見ている。いや、見るなよ。全員見んな!ちなみに東瀬さんだけが、何のことやらといった顔だった。なぜか俺が東瀬さんを好きだということはほとんどにバレているらしい。


「どうしたのみんな?大西くんがなんかあったの?」


東瀬さんが問う。そりゃそうなるだろう。覚悟を決めるしかないか。


「東瀬さん。シヅキは3という数字が大好きなんだよ。それでみんなでお祝いしたのさ。」

達樹がナイスフォローをしてくれる。そりゃそうだ。今から数年間、一緒にいるかもしれないのに、告白してフラれたなんてことになったら目も当てられない。ただ、3という数字は大好きになりましたよ本当に。


「偶然だね。私も数字の中じゃ3が好きなんだ。これからよろしくね。」


「お願い、します。」


またそっけなくなってしまった!本当にお願いします!3という数字にあやかって子供と3人で暮らしていきたいです!というか子供三人でもいいです!


「ていうかよ。俺がつばさと一番相性がいいってマジかよ。」


「何?なんか文句あるの?あたしとじゃ不服?」


「いや、そんなことはないんだけどよ・・・」


「礼二、間違いなく礼二は真下さんと一番相性がいいよ。」


周りも『うん、うん。』といわんばかりにうなずいていた。俺もそう思う。


「そうなのか。まじか。」


真下さんは全員がうなずくものだから顔を赤くしてしまっていた。まぁおそらく真下さんは礼二が好きとは言わないまでも、間違いなく気になってはいるであろう。


他の組み合わせはまぁ・・・友人・知人といったところだが、何か発展があるんだろうか。なくてもいいんだが、からかわれてばかりでは面白くない。しかし、小川さんが達樹とよろしくーなどと言っているときに少し赤くなっていることに気付いた。小川さんは達樹が好きだったのか。


「それでは、決まったところで指導役も伝えよう。」


魔王が合図すると、なんとカレンさんが四人部屋に入ってきた。


って四人!?カレンさんが合計5人!?

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