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日常が終わった日  作者: だぁく
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異世界召喚編 11

そんなこんなで能力を確認し、鍛錬を続け一か月が経過した。

今日はみんなで集まる日なので、めぐみと共に城を向かっていた。


「みんな元気かなぁ。」


「元気だろうな。」


「そっかぁ。そうだよねーなんか緊張しちゃうね。」


「なんでだ?」


「みんなすごい強くなってるかもしれないじゃない。あたし、治したりしかできないしなー。」


「めぐみの防壁なんて破られたことないだろ。俺が攻撃して、めぐみが防御と回復で、まぁ負けないだろうなーと思うぞ。」


「でもでもだってー私ももっと参加したいんだもん。」


「これから強い魔物と戦えば、めぐみがいないといけない場面もでてくるだろ。」


「シヅキ強いし、出てこないと思うけどなー。」


「それならそれでいいじゃんか。」


「私だって役に立ちたいんですー。」


「そうかよ。」


かなりフランクに会話が出来るようになった俺達だった。


魔王城に着くともうほとんどが席に着いていた。達樹と三久がいないな。


「おう、久々。調子はどうだ?」


「んーこの力ははやばいね。このまま日本に戻ったらたぶん一人で世界征服できるね。知さんは?」


「チートだよチート。俺も滅茶苦茶だわ。」


「だぁなー俺らだけで世界征服できるだろうな。」


「世界征服なんてしてもつまらんだろうから、快適に過ごせるようにするしかないわな。」


「たしかになー。」


「シヅキも知一も呑気だな。」


「なんだよ、光はどうなんだ?」


「俺も同じようなもんだがな。俺の能力空飛べるんだぜ?すごくね?」


「俺も似たようなこと出来るよ。」


「俺は、もはや自由自在だな。超高速。」


「まじかよ。シヅキが一番チートか?雷だっけ?」


「そうそう。やばいよ。」


「風も炎もやばいよな。」


「つばさと礼二な。なんかいちゃらぶって感じだな、あいつらは。」


「二人は相方とはどうなんだ?」


「「・・・」」


「いちゃらぶじゃねぇか。」


「ばっ・・・!ちっげぇし!」


「みっちゃんが朱里とは意外だな。」


「あいついい子だぞ。〇すぞ。」


「いや、悪い意味じゃなくな。」


俺らが雑談をしていると魔王が入ってくる。


「皆、調子はどうだ?っと言っても、かなり調子がいいのは聞いている。仲もよく、何よりだ。」


「達樹と三久は?」


「奴らはもう出た。」


「出た?」


「能力はほとんど使いこなし、ここらで相手になるものもいないということでな。皆ももういないだろう。旅に出てもいいぞ。もしくは四天王と戦って鍛えても構わん。我が相手になってもいい。」


全員がまじかよという顔を浮かべていた。俺もいいなら外に出たいという気持ちが強かったので、ありがたい。


「これからの選択肢としては、一つがここで我らが鍛える。二つ目が、旅に出る。三つ目が魔界には迷宮が五つ存在している。そこには強力な魔物が多くいる。旅に出ても同じことだが、世界には迷宮が十五存在しているため、そこを周るといった形だ。魔界の迷宮が難易度的には最高なので、最低難易度の一からのほうがいいかもしれんな。達樹と三久も一から周ると言っていた。」


なるほどな。じゃあせっかくだから一から俺らも周るかな。


「出発の際には金と魔法袋を渡す。金は世界共通だから安心しろ。魔法袋はその名の通り、多くの物が入る魔法の袋だ。足りなくなった分は自分らでどうにかしてくれ、召喚者は冒険者と同じ扱いだから、世界で依頼を受けたり、素材を売ったり出来るようになっている。皆ならば大金を稼ぐのも余裕だ。」


「金ってどんな風になっているんだ?」


「過去の召喚者の記録で言うと、銅貨が100円、銀貨が1000円、金貨が10000円、白金貨が100000円といった感じらしい。と言えばわかるか?」


「だいたいわかった。」


「ならよし。迷宮にはさまざまな希少な物もある。ただ、最低難易度の一のダンジョンでも、最下層までたどり着いた者はおらん。気を抜かずに頑張ってほしい。では、話し合ってカレン達に今後どうするかを伝えてくれ。」


魔王は最後にそう告げて退室した。俺らは残った八人で話をすることにした。

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