珍問珍答シリーズ その15 「女性として、どう生きたいか」
授業で勉強したことに関連して、「女性として、どういう生き方をするのがいいと思うか、自分の考えを述べなさい。ただし、自分が、そういう生き方ができるかどうかは、気にしなくてよい」という問題を出してみました。
その時の解答例を少し紹介します。
3年生の女子クラス1組での取り組みでした。
私は、女性も男性と同じように仕事をして、充実した生き方をするのがいいと思う。「女性はどうせ結婚するのだから、適当な仕事をしておけばいい」みたいな考え方は好きじゃない。私は、もし結婚することになったとしても、仕事をやめないで続けて行くと思う。そして、女性だけが家事をするのてろはなく、やはり、男性も家事に協力する方がいいと思う。
晩婚化が進んで、結婚できない男の人が多いと聞いたことがあるが、それは、女性の考え方が、「将来は絶対に結婚する」ということから、「仕事に生きる」というのに、変わったからだろう。
私も、結婚はたぶん遅い方だと思う。楽しくて、充実していて、生きていてよかったなあと思えるような生き方をしてみたい。
女性は女性なんだから、男性には勝てない所がある。それを、勝てない勝てないばかり言っても始まらない。男性だって、女性にかなわない所があるのだから、お互いに、自分の足りない所を自覚し、相手のいい所を認め合って、うまく共存していけばいい。私は女性に生まれたのだから、男性の生き方のまねはしたくない。男性とはちがう、自分らしい生き方をみつけたい。
自分の意志をしっかり持って、たとえ誰かが反対しても、自分がまちがっていないと思ったら、それをやり通すような女性がいい。仕事でも、男の人と同じ地位にいられるような、周りにしばられない生き方がいい。
私は女性に生まれたことを後悔していません。セクハラなど、まだまだ問題はいろいろありますが、自分の意志をしっかり持ってさえいれば、それが、たとえ世の中の流れに反していても、いいと思います。
そういう点で、田島陽子さんは、とてもすごい人だと思います。テレビで見ていても、自分の意見を全部言えてるし、見ていて気持ちがいいです。私も田島さんのような強い意志の持ち主になりたいです。
田島陽子さんへの憧れは、ちょっと驚きましたが、あとは、ある程度、予想通りの展開でした。