うんこ1
自分は見られているということに気づいた主人公が外の世界について不安を抱きつつ興味を持ち、やがて外の住人とのコンタクトに成功する。そして主人公は外の世界にいく。
そこではこの世界とは違う世界がある。がしかし、根本的には今の世界と同じだったことにがっかりする。そこで世界の作り方を努力して編み出す。意識とはなんなのかを徹底的に考える。
自分が何を望んでいるのか、他人とはなんなのか。主人公は別の新しい世界を作る。この世界のことを見ている自分がいる世界。そこは主人公にとってものすごくいごごちのいい世界。
自分の意識はない。でも自分という存在はある。例えるなら最初にキャラクターを選んで後はシナリオ通り進んでいく様なもの。
でもそれは楽しい。こちらの時間は止まっている。映画を見ている様な感覚。さらに加えてそれを操作することもできる様に作り変える。操作するとそれは確実に動いてくれる。まるでゲームだ。
主人公はそう気づきはっとなる。向こうの自分が頑張ればこちらの自分も嬉しい。向こうの自分が悲しい時は少し悲しい。向こうの自分が悔しがっていたらこちらの自分は頑張ればいい。
嫌なことをこちらの自分が体験する必要はない。ゲームはやっている自分という存在がある。食べたりしないとダメ。そうじゃなくてこの世界は元の世界とは違う理想郷。
自分が幼稚なことを望んでいることに気づき今度は別の世界を作ろうとする。その世界とは、今の世界とほぼ一緒で違うところは自分の体が思い通りに動くところだけ。