表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スクールデスゲーム  作者: 聖きり
第1章 【絶望 デスゲームの始まり】
2/14

第2話 「入学式の朝」

 4月5日木曜日、午前7時30分、俺は今、競合育成高等高校へ向かっている。今日は入学式。俺の高校生活3年間のスタートとなる日だ。


 おっと、自己紹介が遅れたな、俺は榊原柊太。勉強と運動は自分で言うのもなんだか普通だ。趣味は音楽鑑賞、この高校を選んだ理由は特に無い。普通の平均的な人間と思ってくれたらいい。ついでに競合育成高等高校についても説明しておこう。競合育成高等高校は東京にある高校で、全寮制で3学期制といたって普通の高校だが、1つだけ大きな違いがある。それは、この高校を卒業すると大学以上の学歴を獲得することができる事だろう。まさに夢のような高校だ。まあ実際こんないい話は他では無い。


「ねぇ、ちょっといいかしら。」


 後ろから女性に話かけられた。今、競合育成高等高校について話してたのに話し掛けられたな。俺は適当に何?と答えてみる。


「競合育成高等高校に行くんでしょ?一緒に付いていっていいかしら?」


 その女性は競合育成高等高校の生徒らしかった。


「ああ、別にいいけど。」


「私は、鈴木輪廻。」


「俺は、榊原柊太。よろしく。」


「悪いけど、よろしくと言われるほどあなたとつるむ気は無いから。」


 じゃあなんで俺に声をかけてきたんだ?


 そしてそのまま何の会話もないまま競合育成高等高校の校門前まで来てしまった。俺はあまりの門の大きさにでけぇ!と声を出している。


「確かにでかいけど、私は先に行ってるから。」

ちょっと待てと声をかけようとしたけど遅かった。


 ついに俺の教室となる1年4組の教室前まで来た。この入学式という一日で友達ができるかが、このクラスでの地位が確定すると言っても過言ではない。

  

 まず教室へ入り自分の席に着いた。


「あら、同じクラスだったのね。柊太くん。」


「同じクラスとは奇遇だな。」


 どうやら輪廻と同じクラスになってしまったらしい。それに、隣の席という状況だ。


「で、なんで声をかけて来たんだ?」


 俺はたずねてみる。


「あいにく、話す相手がいなかったからから話しかけたのよ。」


 つるむ気は無いと言ったくせにつるんできてるじゃないか。


 そうこう話してるうちにチャイムが鳴り先生が来た。


「私は1年4組担任の十六夜南だ。皆さん入学おめでとう。これより入学式の前に競合育成高等高校について説明する!」

どうもこんにちはきりたんぽです『スクールデスゲーム』第2話読んでいただきありがとうございます!

今日の一言

今年の夏は暑すぎる

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ