魔法適正
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俺は気になった事を聞いてみた
「それで、ルージュさんは何故あんな所に倒れていたんですか?」
「さんはいらん、ルージュでよいぞ敬語もいらん!魔法の実験をしていたが暴走して気を失った所までは覚えておるが気がついたら此処にいたのじゃ。」
すると花凛が
「魔法の実験って?」
「うむ、異世界へ渡るための魔法じゃ、理論は完璧じゃったが、魔力量を間違えて暴走してしまったのじゃが今回は暴走した理由がわかっているおるからの、次からは完璧に使えるのじゃ!」
と満面の笑みで答えるルージュ
俺は
「じゃあ、直ぐに元の世界に戻れるのか?」
「戻れることは戻れるのじゃがのこのまま助けてもらったて、お礼もしないまま帰るのも何じゃし、お前たちは魔法が使えるのか?」
三人とも声を揃えて
「使えません!」
「なんじゃ、誰も使えんのか」
とルージュが言うと
俺らは
「この世界には魔法使いなんて恐らくは誰一人といないぞ」
「魔法なんて私達が使える訳がないじゃない!空想の世界のものよ」
「私も本当に魔法が使えるようになるんですか!」
と一人だけ凄い乗り気だ
そう言うとルージュが
「今お前たちをみて気づいたが魔力を操る魔法機関が体内にないの〜〜、そうじゃ!儂が発明した魔力を操ることができる装飾品があるのじゃ!それを使えばお前たちでも魔法が使えるようになるのじゃ!」
俺と花凛が疑いの眼差しで
「本当に?」
というので
「疑い深いの〜、よし!そこの葉子と言ったか、この指輪を付けてみるのじゃ!」
とルージュが指輪を葉子に渡した。
それを葉子が指にはめると指輪が一瞬光ったと思ったらルージュが
「うむ、これで登録完了じゃ、これは登録した本人にしか使えない様になっているのじゃ、先ずは適正を見ようかの、ほれ、手のひらの上に魔力集めるイメージでやってみるのじゃ」
すると葉子は目を瞑り腕を伸ばして、手のひらを上に向けると集中し始め、しばらくすると葉子の手のひらの上には丸い水色と白色の光の塊が出来ていた。
俺と花凛は驚いたが
「もしかしたら俺たち(私達も)出来るかも!」という好奇心が優っていた。
ルージュはそれを見ると笑顔で
「うむ!それが魔力塊じゃ、魔力の属性というものがあるのじゃがこの光は水色じゃから水魔法と光魔法が使えるのじゃ、属性は全部で7つ火、水、風、地、闇、光、空間とある、それと別に召喚魔法というのがあるのじゃがこれは使えるものが少ないので説明はいいじゃろ、火の場合は魔力の色が赤、水は水色、風は緑、地は茶色、闇は黒、光は白、空間の場合は浮き輪みたいに真ん中に穴が空くのじゃ召喚魔法は全ての属性の適正があって初めて使えるのじゃが儂は使えん、水の魔法の例としてこんな風にな」
そういうとルージュはそういうと俺に向けて手をかざしたかと思ったらそこから水が勢いよく飛び出し俺はずぶ濡れになった。
「ちょっと!何してくれるんだよ!」
「すまん、すまん、ちょっと勢いが強すぎたのじゃ(^_^;)ほれお前たち二人もこの腕輪か指輪をはめて適正を確認するのじゃ」
そう言われて俺は腕輪、花凛は指輪を付け、そして葉子と同じように手を伸ばし手のひらのに集中する。
すると花凛の手のひらに黒と緑と赤の球体が出来ていた。
「うむ、闇と風と火の三属性かのさてともう1人はどうかの?」
ルージュは俺の方を見た。
俺の手ひらの上には七色に輝くドーナツ状のものができていた。
それを見たルージュが
「な、な、な、なんじゃと‼︎‼︎‼︎儂でさえ六属性しか使えぬのに全ての属性に適正があるじゃと!お前我が弟子になれ!拒否などさせんぞ、いいな!」
と言ったてきたが俺は
「面倒くさそうなので、お断りします」
と言うと
「なれ!なれと言ったら弟子になるのじゃ!」
と駄々をこねる子供みたいなことを言うルージュ。
外見は子供だか中身は152歳のババアだったはずだが精神年齢は子供のままだったようだ。
このまま騒がれたままでは面倒なので、俺は妥協案としてこいつを従業員にしてしまおうと考えた
「わかった、わかった、なら条件がある、俺の言うことには逆らわない事、こっちの世界でしばらくウチの会社の従業員として働く事こっちにいる間は衣食住は保障しよう以上だ。」
というとルージュは暫く考えた後
「わかったのじゃ、ここで働けばいいのじゃろう?任せるのじゃ!」
と満面の笑みで言ってきた。
その返事を聞き、俺は心の中で
(よし!新たな従業員ゲット!)
と満面の笑みを浮かべた。