プロローグ
今回はだいたい本にしたら一冊分というのを目指して書いてみます。
せめて半冊分書ければ嬉しいかなと思います。
「「「 「かーごめかーごめ かーごのなーかのとーりは………、後ろの正面だーれ」」」」
「うーん、みっちゃん?」
「ハズレー、正解は俺でした。」
ある町の、とある神社で5人の子供たちが遊んでいた。もうすぐ、日も沈もうとしている夏の夕暮れ。
周囲は山に囲まれ、人通りもあまり多くはない。神社と言ってもたまに人が来てお参りする程度のようなもので、辺りに神主と呼べるような人もいなければ、巫女さんのような人もいない。本当にただ神社と呼べるように社が建っているようなところだった。
それでも一応夏にはお祭りをするような場所ではあったから、実際は神社としての役割をしっかりと果たしているのかもしれない。
そんな、夏のお祭り以外では、この神社、そしてその神社がある山は常に彼らの遊び場だった。
彼らは同い年の近所でも有名な仲良しの5人組だった。彼らは家にいるとき以外は常にと言っていいほどいつも一緒にいた。そして誰もがきっと大人になっても一緒に楽しくやっていくのだと思っていた。
しかし、そんな彼らの中の1人がある日、いや、この日に他の人と一緒の時間を過ごせなくなった。この場所で。
他の4人がそれを知ったのは次の日だった。
しかし、彼らが感じていたのは悲しみではなかった。たった1人を除いては。
プロローグだけではあまり手応えがなかったかもしれません。
出来るだけ早く2話目を投稿出来るように頑張ります。




