すみっこ 作者: 尚文産商堂 掲載日:2015/10/31 彼らはいつも隅っこにいる。 気付いたら、すぐそこにいる。 私は彼らのことを気付いたのは、もう思い出せないくらい昔のこと。 どうしているのか、どうやって生まれるのか。 そんなことを気にすることはなかった。 だって、彼らはそこにいるのだから。 ずっとずっといるわけだから。 そういうことで、高校生になった私は、今日も彼らを見ている。 何をするわけでもなく、自然の隅っこにいる彼らを。 彼らが生まれることも。何もかもを知らないままで。