2021年3月 春の無限のパワー
青い花「あのー。これって小説なんでしょう。」
僕「そうだけど。」
青い花「このままだと、これって、ブログになっちゃうよ。小説にならないよ。」
僕「うーん。実は、毎日、写真をとって、庭の変化を書こうかなと、考えていたんだけど。」
青い花「そう思ったんだ。じゃあ。小説やめて、ブログにすれば。」
僕「でも、小説も書きたいんだ。僕は、毎日、草取りをするんだ。すると、感じるんだ。感じるんだ。春の無限のパワーを。それを書きたいんだ。」
青い花「じゃあ。それを書けば。」
僕「僕は、無限のパワーを感じるんだ。と、言ったけど、僕は、ちょっとだけ感じただけ。」
青い花「わかった。あかんベーだ。」
僕「どうして、あかんべー何台。」
青い花「あんた、私のタネを蒔いたでしょ。大きさ覚えている?」
僕「手で摘めないほど小さかった。」
青い花「そう、覚えていた。それが、私。私は、そうやって、大きくなったの。芽を出し、根を出し、葉を出し、そして、とうとう花を咲かせたわ。あの小さな黒い粒より、小さい私は、何千倍、何万倍、何億倍、何兆倍に大きくなったの。春の太陽を浴びて、土の中の栄養を吸って、空気を吸って、大きくなった。そして、花を咲かせたの。あなたは、春の無限のパワーを感じるって言ったけど、それは、私をみたから、そう思っただけ。ほんのちょっとだけ。しかし、私は、それを生きたの。私は、それを体現したの。」
僕「そうか。僕は、君からちょっと、パワーを分けてもらったんだだけなんだ。」
青い花「でも、この小さなガーデンにあるたくさんの草、樹も、みんなそう。少し遅れて咲く花もあれば、咲かない花もある。枯れたのもある。あんたが、無情に引き抜いたものもある。」
僕「でも、雑草は、抜かなくちゃ。」
青い花「確かに、みんな好き勝手に大きくなろうとする。めちゃくちゃに大きくなろうとする。」
僕「本当に有り余る無限のパワーだね。僕が、どんなに頑張って抜いても、なくならないから。僕は、うさぎやバッタの代わりだと思ってよ。」
青い花「まあ、私たちに、無限のパワーがあるからね。」




