あなたは、やっぱり、シンデレラよ!
おじいちゃんとおばあちゃんは、今でいえば、アントレプレナー。
身一つで、商売を起こし、最盛期には、お店を4つ展開していたという。
おじいちゃんは、アイデアマンで、海外の様子もよく知っていたし、
業界の海外視察にもいったことがある。1ドル360円当時の話だ。
大手企業も知らないことも、結構知っていて、大手企業の営業を驚かせていたのは
我が家では有名な話。
そのアイディアおじいちゃんの陰で、表で支えたのは、このおばあちゃんだ。
いまでは、おばあちゃんだが、いろいろな逸話が山ほどあるのだ。
好奇心いっぱいの若い頃は、免許を取って、車も乗り回し。
おじいちゃんが買ってくる不思議な計算機や伝票作成機を、誰からの説明も
受けずに動かし、初期のコンピュータまで動かしたという逸話があるくらいだ。
おじいちゃんはアイデアマンで、情報にも長けていたので、時代を先取りしていた。
だから、成功したとも言える。
そのおじいちゃんの買って来た、いや、導入した計算機、伝票作成機、初期型コンピュータを
買って来て、おばあちゃんの目の前に黙って置いて、今日から使えという。
商売をしているのだから、伝票作成、給与の計算、銀行などの資金のやり繰りは
毎日あるのだから、新しい機械があるからといって、即日、簡単になるわけもない。
むしろ、いろいろ調べて、勉強して、独力で、動かすのは、とんでもない、
パワーで、やり遂げてきた。
まあ、おじいちゃんとおばあちゃんは、ほんとうにすごい。
もしかすると、超能力者か、宇宙人だったのかも。
その一人娘の春江さんは、小さい内から学業優秀だった。そして、今は、立派なキャリアウーマンになったわけだ。
小さい頃から、学業優秀だったので、クラスのお役目は、たくさんさせられてきた。
クラスに花を飾るのはいいのだけれど、枯れた花を片付ける人がいないので、そのお仕事が彼女に回ってくる。
校庭に花壇をつくるのはいいのだが、夏休みの面倒は誰がみる。
学校では、勉強頑張れとけしかけるのに、校長先生の朝の朝礼の挨拶では、人間勉強だけじゃないと言い出すしまつ。
そんなこんなで、彼女は傷つき、花嫌いになった。
彼女の優秀さは、今でも仕事で、ついて回っているらしい。長年解決できない問題を、結局彼女が、仕切ってなんとか、方をつけているらしい。小学校の時の鍛錬は、おそらく、今のためにあったにちがいない。
今日は、秋彦さんが、この間の休日出勤の振替休日でお休み。妻の春江さんは出勤だし、1日のんびり過ごせるぞと、春江さんのの出勤を、今や遅しとまっていると、
春江さんが、出がけに、お掃除、洗濯お願いね。今日は、おばあちゃんも出かけるといっていたので、ちゃんとあなたがやってくださいね。
えー! 僕は、シンデレラじゃないんだよ。
いえいえ、あなたは、私みたいなりっぱな王女様を捕まえた、シンデレラよ。
僕は、君を捕まえた覚えばないんだけれど。
私は、あなたが私のところにくるように、ちゃんと、網を張って置いたんです。気が付きませんでしたか?
えー! そんなこと初めて聞くなぁ。
時間だから、出かけるわね。忘れるといけないから、今日のお仕事のメモ書いておきましたらね。
やっぱり、僕はシンデレラだったのか。
おとぎ話のシンデレラのお話には続きがあるそうで、いくつかの外伝があるという。
その一つに、シンデレラは、結婚後も、のんびり遊んで暮らす生活に馴染めずに、王子様のために、料理、お掃除、洗濯、庭いじりをしたそうな。おかげで、王子様は、丸々肥り、王様になると、早く死んでしまったそうな。
そこで、悪賢い秋彦さんが考えた。これから、掃除、洗濯、料理に頑張るぞ。春江さんを楽にさせて、丸々太らせて。。。
ぼくは、楽しみは後にとっておくタイプなんだ。




