手裏剣しゅしゅしゅ
俺はフレームを操り自宅に帰っていた。
「ふん〜♪ふんふん〜♪」
さっきからアクセリナが上機嫌で鼻唄を歌っている。
「マスター、ご愁傷さまです」
いいけどね?キス嫌いじゃないしね?でも、キスが大好きなアクセリナのことだ。
一気に100枚使って、一回は一回よとかいいながら、ディープキス。
...唇が擦りきれるまでやりかねんな。
あっ、そういえばこの状態からアクア形態のフレームに変身できるのだろうか?
「アクア、アクセリナ。今の状態からフレームの形態を変えられるか?」
「やってみます。アクセリナよろしく」
フレームの形態が変わっていく。
およそ3秒程度でモードチェンジが出来るらしい。
「除装」
「送還」
騒ぎになるのでフレームを虚数庫にしまう。
「蒼騎士様、お早いお帰りで」
うん、まあ30分くらいで帰ってきたらそういう反応だよね?
「ショウ♪」
アクセリナが左腕に抱きついてきた。
ふにょん
アクセリナちゃんが抱きついてくると、その大きなお胸様が当たるのですが。
「マスター、鼻の下伸びてますよ」
そう言いながら右腕に抱きついてくるアクアちゃん。
ふゆ
確かにやわこい感触が腕に伝わって来るが、悲しいかな、アクセリナとの差は歴善だ。
俺は思うんだ。
貧乳は鑑賞を楽しむものだと。
細い少女の様な体つき。
それと貧乳。
それらが合わさると無限の攻撃力を発揮するからな。
家に帰って相羽家全員で昼食をとった。
「ショウ。キス券を使うわ」
アクセリナが早速俺が「きすけん」と書いた100枚綴りの回数券を使った。
「何枚分だ?」
「50枚」
にっこり。
「ああ〜〜!!アクセリナ何でそんなに良いものもってるの?私も欲しいよ!お兄ちゃん」
スティナが羨ましそうにキス券を見ながら言った。
「ショウ?寝室でしましょう?」
俺はアクセリナに強制連行された。
3時間後
「ん..ちゅ」
ちょんと鳥が啄む様なバードキスで、50枚目のキスが終了した。
俺は酸欠でふらつく頭を振りながら、リビングに戻ると、アネッテが声をかけてきた。
「ようやく終わったのか。疲れているところ悪いが、手裏剣を教えてくれないか?」
そういえばアネッテと約束していたな。
「ああいいぞ。良く見ておけよ?」
俺は棒手裏剣を受け取り、的に向かって投げた。
8m先の的に突き刺さ、いや的をぶち抜いた。
ちゃんと投げれば射程は短いが、大型の拳銃弾くらい軽く超える威力だからな。
投擲なら得意なんだがなあ。
「おお!!すごいぞショウ!!」
尻尾ふりふり、耳ふりふり
限りなく愛し
アネッテは武器が絡むと本当に可愛らしいな。
「始めは難しいと思うが頑張れ」
しばらくアネッテの手裏剣の練習に付き合う。
「こう投げるんだ」
アネッテの背後から抱きつき、手裏剣の投げ方を矯正していると、アネッテがすごくぎこちなくなった。
「///ショウ、恥ずかし」
尻尾も縮こまってしまった。
ああもう!!可愛いな!!
「翔君なにしてるの...?」
ガイアちゃんに見られた。