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機甲魔術師の異世界転移  作者: タングステン風味
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フレームについて(説明回)

二人して真っ赤になり硬直していた。


この微妙な雰囲気を打破すべく


「そ、そういえばフレームを見たいっていっていたなっ」


「召喚」


俺はフレームを虚数庫から取り出した。


「へえ…変わった魔術を使うのね?」


「ああ、時空系の魔術は最近確立された分野…あ、むこうの世界でな。難易度も結構高い魔術なんだ」


「何か空間?捻じ曲がって収納してるみたいね。この鎧、フレームだっけ?フレームについても教えてくれない?」


「ああ、点検がてら説明してやろう」


虚数庫に入っている簡単なメンテナンスキットを取り出してカバーをあける。


「まず最大の特徴、魔力炉だな。こいつはマナを魔力に変える働きをもっている。こいつの制御は人間に

はできないんだ。マナとの親和性の高い精霊にしか使いこなせない」


「面白い仕掛けね。私たち精霊の「マナを体に取り込み魔力を生成する」という作業を模しているみたい。人間はあまり得意ではないでしょうね」


「ああ。一応俺たち人間にもできるのだが、休息という形でしか行うことができないからな。魔力炉はいわば、精霊の持つ魔力生成機能の補助ブースターといったところだ」


「で、魔力炉で作りだした魔力をフレーム中に張り巡らせた、ミスリル製の魔術回路を使って機体各部と術者に送り出しているわけだ」


「それがあの常識外の火力を実現しているのね」


「んで、このフレームはその潤沢な魔力を使って、推進機関で驚異的な機動力、ミスリルと水銀のアマルガムを使ったインナーマッスルで驚異的な筋力、アダマンタイトとミスリルの合金の装甲の驚異的な耐久力、武装を変えることであらゆる状況に対応できる汎用性、とまあ4拍子揃った規格外の兵器というわけだ」


「弱点はあるの?」


「弱点ねえ…」


絶対に他言するなよと念入りに釘を刺し教える。


「魔力炉には当然限界がある。そうだな…全力で戦えるのは30分といったところだな」


「随分、短い様に感じるだろうけどベテラン魔術師でさえ一人で上級魔術を行使したら昏倒することを考えると、かなり継戦能力は上がっているだろう?魔力抑えて戦えばもう少しもつが、立っているだけでも魔力を使うから、ここぞという時に使う兵器なんだ。それが1つ」


「もう一つ弱点があって、一瞬程度なら大丈夫だが術者が気を失ったり、機体が大きな衝撃を受けると精霊とのリンクが切れて精霊が機体から弾き出されることがある。まあそうそうないが」


「そうなった場合、魔力炉が止まるから機体がただの頑丈な重い鎧になってしまう。一応術者の魔力を使えば何秒かは動かせるがな」


「あと使用した魔力量に比例して再使用出来るようになるまで時間が掛かる。万能な兵器などは存在しないというところだ」


「強いのか弱いのかわからなくなってきたわね。まあ間違いなく強いのだけれども」


「次は武装についてだな。合わせて俺が使う通常の武器についても説明してやろう。量が多いからかくかくしかじかでいくぞ」


通常兵器

・ミスリルソード

まんまミスリル製のソード。魔力との親和性が高く、魔力を流すことで切れ味や耐久力が上がる。


・ナイフ

まんまただのナイフ。実はアダマンタイトせいでかなり頑丈。


・45口径ハンドガン

特殊部隊で使われる大型のハンドガン。バレルには魔術文字を使い火の魔術効果を持たせてある。通常のフルメタルジャケットの弾等も使える。


・手榴弾

通常の破片手榴弾だが、ショウの手により魔改造されているらしい。


フレーム用の兵装

・ミスリル合金製のブレード

ミスリルとアダマンタイトの合金を使い、頑丈でありながら魔力を通しやすい大型のブレード。重くてフレームの補助がないと到底使えない。


・パイルバンカー

極太の杭を敵に打ち込むロマン兵器。パイルバンカー本体に水の魔術文字が刻まれ、魔力を流し込むと水を超圧縮、その後爆裂させアダマンタイトの杭を撃ちだす物理兵器。


・5.56mm魔術式突撃銃

バレルに氷の魔術文字が刻まれている。当然、魔力使用量が多くフレームの補助がないと到底使えない。


・7.62mm魔術式バトルライフル

バレルに氷の魔術文字が刻まれている。中距離用の大型ライフル。単発の威力が高い。当然、魔力使用量が多く以下略。


・7.62mm魔術式水中銃

バレルに水の魔術文字が刻まれている。その名の通り水中銃、一応地上でも撃てるには撃てるが命中精度が極めて低い。水の魔術文字で水の抵抗を軽減しているのに加え、ジェットの様に弾を加速させ威力を高めている。当然、魔力使用量が多く以下略。


・12ゲージ魔術式ショットガン

バレルに氷の魔術文字が刻まれている。バックショットとスラッグ弾の2種類の弾を使う。特に至近距離の戦いが得意だが、それなりに遠くまで飛ぶため至近専用というわけではない。当然、魔力使用量以下略


・多目的ミサイルポット

ミサイルを発射するミサイルポット、魚雷(有線式)も撃てる。氷の魔術文字が刻まれている。当然、魔力以下略。


.・ハプーンガン

水中専用の銃。銛を撃ちだす。水の魔術文字で威力が向上している。



・魔術式滑腔砲

大口径の滑腔砲。失われた兵装。


内蔵兵器

・ワイヤーアンカー

腹部に内蔵されたウィンチからアンカーを撃ちだす。






「かくかくしかじかって本当に言う人間初めてみた」

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