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機甲魔術師の異世界転移  作者: タングステン風味
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あらたななかまはあおいやつ?あかとあお あつきゆうじょう!!

アイステンペスト、試合相手の水精霊が放った魔術は水系魔術の中でも特に殺傷能力の高い魔術だ。


冷気と氷礫の嵐に俺はは呑み込まれる。


「バーニング・オーラ!!」


俺は焔を纏いアイステンペストを防御する。


どんどん熱を失っていく焔の壁に、俺は危機感を覚えつつも、足が氷ついており動くことすらできない。


そして俺は氷漬けになった。








アクアはアイステンペストに必死に魔力を送り続けていた。


マスターは気絶から立ち直り、なんとか体勢を立て直そうとしているが、意識が朦朧としているのか酷く頼りない。


マスターが気絶したためフレームから弾き出された私は、魔力炉から魔力を受けとることができず、遂に魔力切れに陥り、闘技場の転移魔術陣が作動。


後は、頼みましたマスター。


私は意識を失い、救護室に飛ばされリタイアした。








「負けないでライオンレッド!」「レオン!!」


我が愛する子ども達と、俺の一番大事な妻アドリアナの声が聞こえる。


氷漬けになりながらも、その声は確かに俺には届いている。


「ここで負けたら情けねぇよなぁ!!」


俺は一気にオーラを爆裂させ、身体中に張り付いた氷を吹き飛ばした。


オーラを爆裂させた影響で、体はボロボロ、魔力切れ寸前で立っているのもやっとであった。


奴も立ち上がってはいるが、意識がはっきりしていないらしく俺の姿が見えているのかも怪しい。









アクアの魔力が消えた。


灰色に戻ってしまったフレームは、魔力炉が停止してしまい、ただの頑丈な鎧となっていた。


目の前に手負いの赤獅子の姿をうっすらと感じる。




そして赤と蒼は残りの全ての力を振り絞り、相手に向けて拳を叩きつけた。


お互いに確かな感触を得て満足したのか、大の字に倒れ込む。


「あんた、うちのクソジジィ並みに強いな…」


「君達もいいコンビだった」


と二人してリングに寝そべりながら、お互い握手を交わし。


ライオンレッドがパチンと指を鳴らすと、会場に掛かっていた横断幕に文字があらわれる。






熱き友情の果て


新しい仲間は、ライオンブルー








「ウォオオオオオぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおお!!」


会場が歓声で埋め尽くされる。





俺、ライオンになってしまったよアクア


そして同時に救護室に転送された。


ダブルノックアウト、引き分けだった。

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