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リストラ

なし

封書が届いて

実家に戻って

悩みました。


自分の今までの生活。

今の生活。

これからの生活。


いい

呼び方で居候

あけすけないとこなら、

ごくつぶし

要は、金を生まない。

働かない人間は抹殺される。

そんな風潮でした。

世間は不景氣で、

とっても浮いた話はなかったからです。


本当に

自分にプライドがあったら

死んでいました。

有名な大学を出て、本社はだめで、支社に転勤。

地方で会社員始めたけど

実は

そこには都会の論理は通じず

失敗。

何度も失敗。

地方もひえい。

今は、地方にもそういう余裕がない。

そして、

戻れると思った

本店、本社に戻れない。

1年に何回かある同期会で

腹が立つことに

要領のいいやつだけが

そんな

どうでもいいやつだけが

神経をすりへらさない

運だけのやつが

どんどん戻って

階段をあがっている

そう思った自分が負けだと思いながら


そして

金を生まない初任者も

無情な会社は

リストラ。

職がないということは

そういうことなんですね。

暇はあるけどお金はない。

働いていないわけではないんだけどね。

世間はそう見るんです。

冷たい。

まして地方では。


しかし

ながされた

だめだった自分が

戻ってきて

商店街は

温かかった、よかった、えがった。

やはりみんな氣持ちがわかるんですよ。

戻ってきてよかった

みんな口々に言うんですよ

何年も前から

大船団で苦労したのに

自分も大変なのに

応援してくれました。

なんでなんででしょうね。


泣けました。


店にくる人

一人一人

いいかげんで

何も話、聞いていなかったのにね。

説得してまわってくれたそうです。




















なし

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