表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/33

頂上

なし

下ばかりみていたので

いきなりゆるやかになって

45度の姿勢が解かれ


氣がつくと、頂上だった。


頂上は頂上じゃなかった。


広い丘陵。


まあるいてっぺん。


三角点とよばれる

高さ30cm石柱がひっそりとあり

人に囲まれている

写真を撮ったりして

その一画は賑やか


頂上の人混みをさけ

そこから少し下った低木の茂みに

座り込んだ


驚いた。

苦しそうな女性がいる。


地味なジャージに

パーカーのようなカッパ。


たぶん

行動用の服がなくて

宿舎から借りたんだろう。

そんな出で立ちの女性


あまりにも疲れて

過呼吸か

肩を上下に揺らして

座り込んでいる


思わず

「大丈夫ですか。

 私のでよかったら水飲みますか」


と自分のペットボトルを差し出しながら尋ねた


声をかけられて

上げられた


見れば、なんと

那緒さんだった


なし

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ