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ブルークローバー

なし

思い出した

今思えば、本当に、つまらない

リストラされた、職。

課長に連れられた

いや、単なるミスの押しつけ、

そんな

かつての出張を思い出した


悪くもないのに頭を下げる

ばからしい


そんな状況


そのつながりと

同じくらい

おもしろくないくらい似ている

今の状況


そしてあろうことか久しぶりの

金持ちの透明感


謝る前の緊張感に似ている

頭を下げる角度は

課長と同じ

下げて頭を上げるタイミングも

きっちり5秒


係長ならこうもいかない

若干ずれる


シンクロ。


まさにえば。


それはもちろん

へいこらし

家を買ってもらうためだった


「上君

 下げるのはただ、そこからだよ」


何度も課長には言われた

はからずも、今の状況に似ている


高い服。アクセサリー、金持ちの条件

そして、化粧による透明感。


くだらない。


その時は、売れるか売れないかだった。

デパートのどこどこの料理教室。

金持ちの集まり

しかしながら、そういう場こそ

営業の独壇場、そう思って戦ってきた


そして今はなにもない。

課長もとんずら

しがない係長からの

やっとのリストラ。


金も

地位もない


今は

市役所の人がなんとか入れてくれた

ただの部屋

偶然の部屋

営業でもない


空虚な空間を

だまって奥にすすむ

一人の女性

透明感がある女性

いっしんふらんに

ナーサリーボックスに

セダムやらブルークローバーを

配置している


ユニクロよりも

もっとやすい

なんだかわからない服をきていて

さらにさびしそう


透明すぎて

はかないそんな感じ。

ここはシンデレラ養成所?

意味がわからない。

なし

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