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あこがれの人

変態チックであります

幾ばくか過ぎた学校での出来事




「ハッハッハ、やはり目標が見えれば人は違うなハッハッハー。そう、それはま

るで荒波の航海にて見える新たな島のようだ!!」




也智熊…


小テストで此処まで盛り上がれるやつも早々いないだろうよ。


何はともあれ俺達は今週の土曜日に鴎高校を見学できる事になった、


華辺さんが幼なじみに頼んでみた所、



すこし待ってくれたら、おっけー。



と言われたらしい。それ以外解らず、華辺さん曰わく、彼女はぶっきらぼうだか

ららしいが


行ったら何とかしてくれるよと前向きな発言を貰った。



ちょっと困ったような感じだけど持ち前の明るさで、何時も通りにこやかに返事

を返してくれた。


俺はそれだけでも、感無量だ…





「それで、そのノートがなければ、ちょっとはマトモ何だけどな…」




「渓鹿!ノートの事は黙っててくれ!!」





私、閥 燿慈は弱みを握られている!!



思い出したくもない。人生での最悪な出来事、当時俺は中学二年生だった。




好きだと思って、追いかけていた芳川さん


待て!勘違いして欲しくない。


いかがわしい行為じゃない!それは絶対だ!


追いかけていたというニュアンスは、

君を目で追いかけていたという事だ、

それは断じて誓おう。



勇気がないだけだったんだ!


話し掛けたくても、キッカケがないんだ!



だから俺は




恋のノートもといヒミツメモに記す事にしたんだ!





芳川さんが話し掛けた人は、ちゃんとチェックしてるし、

仲がいい娘は、会話を傍聴している。



待て!!


変に思っただろ!?





話を聞いただけじゃないか!!


それだけで白い目で見るのはおかしいだろ!?






まだあるんだ…



体育の時、女子が着替える時は男子が出て行くんだが…もちろんカーテンや鍵も

掛ける。サービスシーンとは映画の中だけだ!

現実になどありえん!!


さておき、


その日は偶々、男子が後に着替える番だったんだ。



芳川さんは、髪留めを何時も体育がある日はしているんだ。

よく考えろ。


何故体育の日のみなのか!?



簡単な事だ、



芳川さんは前髪が長い。何時もはワックスか何かで髪をちょっと上に上げてるの

が芳川さん流の日頃のたしなみだ、だが体育があれば汗を掻くだろう!?


もちろん髪の毛も汗により段々落ちてくるという訳だ!



髪が落ちてくるのを見ているのが好きとかそうゆうのではないのだ!!






俺はなけなしの小遣いを叩いて、芳川さんと同じ髪留めを買ってあった




もちろん交換したさ!!悪いか!?





ちなみに何故男子の着替えが後じゃないといけないかだが、体育が終わった後

芳川さんは着替えと共に髪留めも外すのだ。本人曰わく、「体育終わった後は邪

魔にならないからいっか 」



らしい




まぁ、髪留めも偶々交換し易い位置にあったからラッキーだったんだな。


服の下とかだったらバレて汚名を着せられるに決まっている



…そんなの手に入れて何するのだと!?




それは…もちろん…






とまぁ幸せだったんだ。誰にも邪魔されず、何も言われる事なく好きな人を思い

続ける事が出来る。




だがこの日は欲張りすぎた…



俺は何時も放課後は真っ直ぐ帰る清く正しい帰宅部だが…


芳川さんと仲がいい娘がまだ残っているんだ…




当然俺も残るわけだが、黒板に文字が有るわけじゃないのにさ…ノート開いて会

話を聞きながらやるわけにもいかないだろ!?


ノート二冊だして、友達のノート写してますよ的な演出をする訳だ。



グルルルル




よくあるだろ!?



楽しみにしてた番組があって、生理的現象に悩まされる時が…






バツマルに布団取られたから腹冷えたんだよ!






ダメだ…絶頂期が近い!!


暴れ方が異常だ…

芳川さん達に変な目で見られるかもしれない。


だが…だが!!




腰をかがめなければ耐えられないんだ!!


俺は直ぐ席を立ち、猛スピードで

腰をかがんだお爺ちゃん状態でトイレに駆け込んだ!











一方教室では…





「んぁ…もう放課後か…かったりぃ」



そいや、明日小テストだっけか



窪田か…チッ


ちと分がわりぃな




誰だアソコに、ノートおっぴろげてるバカは…




誰だったけ!?



あー罰点やろうか、あいつ最近ノートばっかり取ってるからな、一個取ってもバ

レねーだろ





「かえっかな」


まぁ、なんか言われても、このノート見せれば怒んねーだろ~しな









そして




「死ぬかと思った。ってあれ…」



芳川さん帰っちゃったか…





よし俺も帰るか……






………ない








ノートがないいいいいいいい!!







ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい




マジでやばい



芳川さん達が持って帰ったーー!!?






終わった……






俺は三時間も探したけど、ノートを見つけられなかった…








次の日




「終わった…俺は…」






「オイ!」





ヒッ!! さっ最悪だ…



渓鹿君に目を付けられた…




まさか、ノートの存在が芳川さん達にバレて、それで渓鹿の耳元に届いて、気に

食わないから排除する事になっちゃったんじゃ…





「ちょっと来いや!!」





俺は怖くて、怖くて何も話せなかった。クチパク金魚みたいにパクパクしてて、

足はガクンガクンしていた。


俺は抵抗しないで後を付いて行った。








「オイ!これ」




!!!!!!んなっ

がっ




頭の血の気がサーと引いた。


頭の中は真っ白になり、俺は気絶しそうな中でかろうじて立っている状態だ。




ノートは渓鹿君が持っていた。これが意味する事は即ち、俺の中学二年間は、俺

の人生の死を意味する。







「笑わせて貰ったわ!ククク」




…?何を言ってるんだろうか?

俺殺されるんじゃ?



「芳川の事好きな事わ分かったわ、まぁ黙ってやらん事もねぇ」





何だろう。悪い人じゃなかったのか!?



「芳川はな俺の元カノだ」






んなっななにぃーー!!!




「ついでに言うとなあいつは、俺の事振ったんじゃ。更にだ!!俺の前歯折りやが

った怪人野郎だ!」




なんだってェェー


「しかも芳川は、俺が倒した奴と付き合ってるしな」






ぐぁあああっ



本当は、落ち込みたかったのに、渓鹿君の恐怖ばかりでそっちばかり考えられな

かったんだ。



だから俺は口を聞けたんだろう。




「どうして、これ返してくれたの!?」






「まっ形はどうあれアイツを好きだった仲だしな。後内容は犯罪匂がしたからか

な後気持ち悪いしな」





「じゃあ何で笑ってたの!?」






「ん?いやぁこんな気味悪い奴に好かれていい気味だと思うたんよ、そしたらな笑

えた」




前言撤回!

最低だコイツ!






でも返して貰っただけ良しとしようかな


「おっと!さっきの振られた話バラすなよ!?バラしたらおどれのもばらしちゃる

、言わんかったら何もせんけどな」






とまぁ苦い思い出だったんだ







「黙っててやるわ…んだがな。お前も惚れやすい体質じゃのう」





うっせーよ。最初はかなり怖い人物だったけど、いざ慣れてみると結構いい奴だ

ったりする。秘密ノート見られるのは勘弁だけどな。






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