決意の汗
んがっなっんあにあうんあ うんあーーーー
{次の日}
告白ね…昨日は勢いで言っちゃたけど、
……どうすりゃいいんだ!
言わなくても、特権使ってきていずれバレるだろうし、
也智熊に相談するか…
「也智熊。聴きたい事があるんだけど」
「何だ?何でも言ってくれ」
「あのさ…也智熊は告白したことあるか」
「フッ任せろ、好きな子がいるんだな?お姉さんに詰め寄らて、告白せざるを得
ないと、」
「何で分かるんだよ?」
「馬鹿者!マリエ様ファンクラブ会員No.10を嘗めるな!」
「番号若いなって…いつからだよ!」
「ハッハッハ、今まで秘密にしてたのは、この時を密かに待ちわびていたのだ!」
そんな誇らしげに言われても困るのだが…
「分かった!分かったから落ち着け!」
「んで、どの子だ?あのこか?」
也智熊は教室にいる女子を誰彼構わず指を指して、俺に尋ねてきた。
「俺が好きな人は…華辺さん…」
「んっ聞こえないぞ!もっと豁然良く!」
「だから…華辺さん」
「成る程良くわかった。でどうやって告るのだ?男ならストレートに行け!」
「それが分からないから困っている…」
「うむ、まず親密度を説明してくれ。」
「まだ話した事ない。」
「好感度0か、フラグ立てるか、」
「うるせーな。顔合わせれないんだよ。」
「まず挨拶から話しかけるんだ。」
「ちょっとまて、そんな事やってたら告白出来ないんじゃ。いきなり話しかけた
ら不信がられると…」
「ぇえい男は度胸だ、今日の放課後校舎裏に来い!!」
「ちょっとまてよ、おい、也智熊!?」
・・・・・・・んで放課後の校舎裏に来たんだが、
何故か、華辺さんと谷地熊が二人で話し合っている。
「華辺さん今日来て貰ったのは、他でもない」
「八田君…」
「今日は君に…」
「八田君!!あっあなたの事が好きです!!」
「!!!!!!」
突然の出来事だった。
心臓が飛び出ると思った。
頭が真っ白になって倒れそうだ。頭に向かう筈の酸素が頭に行き届かなくて。軽
くめまいがして倒れそうだ。
胸が締め付けられた、自分が酷く邪魔に見えた。
脚が震えて、自分1人でここにいるのが信じられないくらい、疎外感も孤独感も
…事実、すぐ逃げ出したいのに、動く力がない。いや、動けない。
最初から場違いだったと思いたい。
これは現実じゃなくて夢だったと…
ここにいる悲しみを…面と向かって振られたらまだマシかもしれないけど、何も
出来なかった。自分がただ、佇んでいるだけしか出来ない、自分が・・・・・
歯痒くて、悔しかった・・・・・
「聴かせて下さい!あなたの気持ちを…」
「君の気持ちは嬉しいよ。」
…駄目だ。俺はここにいちゃいけないんだ。
「也智熊君…それじゃあ、」
知らなかったよ。君が、窓を見ていた訳じゃあなかったんだね。也智熊を見てい
たんだ。
俺は気付かなかったな…
俺は一歩踏み出そうとした
「僕は…僕は馬鹿なんだ。正直卑怯になりたい。」
「えっ…」
「君の気持ちを受け入れたいのに、そうすることができないんだ。」
「どうして?」
告白までいけたら、あるいは
俺にも望みがあったのかもしれない。
でも、それすらも出来なかった。
也智熊…
卑怯になれよ。俺の事はもう、いいから。
卑怯なのは
俺か…走って逃げればいいのに。
こうやって逃げれないんだ。
本当にごめんな也智熊…
俺…
「実はな…華辺さんを呼んだ理由は…」
「也智熊!!!もういいんだ!!!!」
「っ!閥君!?」
「聞くつもりはなかったんだ。偶々こっちに用があったから…ホントゴメン!!」
逃げていた。
俺があのままあの場所に居ても多分駄目だ。
全部逃げていたんだ俺は…
傷付くのが怖くて、友達を頼って何とかなるって、そうゆう安堵感が俺を逃げさ
せていた。
何て
何て・・・・何て!
馬鹿なんだ!俺は…
幾らでも時間はあった。勇気があればあの子に振り向いて貰えた可能性はあった
かもしれないのに!!
俺はしなかった。
俺は向き合う事も出来なかった。
クズだ!
谷地熊…お前は凄いよ…。あんな素敵な娘に告白されたんだ。
俺とは違う。
俺の事はいいんだ
もう、
多分立ち上がれるから、
だから、気にしないでくれ…
走っていた。自分が砂になって消え落ちればいいと思えるくらいに、
走ってどうにかなるというものではないけど、
走りたかった。
存在が恥ずかしくなって、こんなに、
惨めな事はない。
俺は、放心状態だった。情けない。
辺りは、木々が生い茂っていて、車のライトも此処には来ない。
人里離れた山の近くまでどうやら来てしまったらしい、
口の中が血の味がした、頭も若干クラクラする。
…
俺は草村に寝転んで
目を瞑った。
辺りの木々がこだまして、俺の心を落ち着かせる、
素晴らしいな自然は、
凄く気持ちがいい。
全部なかった事にして欲しい。
辛い事は全部なかった、俺は何も見てないし、聞いてなかった、
もう忘れよう。じゃないと、俺の生きる理由がない。
喰うために生きよう。
着るために働こう。
住むために苦労しよう。
目的はそれで良かったんだ。
恋人が出来て勉強が出来て、そんな夢みたいのに
憧れていた。
でも、全部真っ黒
見えない、掴めない。
絶望ってこうゆう事を言うんだろうか。
寒くなってきた。もう11月だ。進路ももう決まってなきゃいけないのに、
最終締め切りは後少しか、
寒さで眠たくなってきたな…。
フッ
笑えた。
こんな時にも家族に助けて貰いたいって思えるなんて…
どうしようもない阿呆のようだ。俺は、
でも、もういいや。助けて貰っても、
君はもう居ないんだね。
「クズ置き場発見!」
……何でかな、
アイツの声聞いてると落ち着く。
いつも、笑いあったり 愚痴聞いたりしあっているからだろうか。
守って貰える安心感があって、俺は此処に居てもいいんだって気付かせてくれる
。
だから毎日頑張れたんだ
「ゴミのようだ。これは良く燃えそう」
ライターのチャッチャッする音が近くなってきた。
「いや待てよ、イモ買って来れば良かった。」
アイタタタとか聞こえる
落ち葉の落ちる音が聞こえた。お腹に雑誌並みのコンパクト衝撃が俺の眠気を和
らげる
「美味しい。お芋ちゃんだねこれは、」
火が付いた感じはない。ライターのチャッチャッも聞こえない。
「冷たいなぁ、このお芋ちゃん」
頭を撫でられた。
冷たいのはお前の手だよ…
ガシガシ撫でるから、そんな撫で方するから、体温分かっちゃうだろうが
「湿っぽいお芋の方が好きかな…だって、濡れ濡れでエロチック」
撫でる手の動きが弱まった。
「それにね、濡れたいなら、我慢しないで濡れた芋の方があたし好みなの…」
俺は… もう我慢しなかった。
芋は、朝露ならぬ。夕露を流した。
いや
雨で塗れたかのように根っこはびしょ濡れだったのかもしれない。
そのこぼれた雫を、一滴も残さないかのように、
一瞬暖かい感じがしたけど、直ぐに冷たくなった、
「んーしょっぱい。けど美味しい。お芋ちゃんだねこれ、立派だよ。」
もう肌寒さはなくなっていた。
俺は、何も言えなかった。言ったら声は震えてカッコ悪いから、
「私は、ハンターだよ。超混合色の超汚い色のキジを観察するためにいるの」
一人じゃなかった、一人では何も出来ないから手を差し伸べてくれる。
「でもね、そのキジは、飛ぶ事も満足に出来ないの
」
全部否定しない。俺を、真っ直ぐな目で見てくれている、
「でも、助けてあげて、飛んでも仲間に馬鹿にされるの」
昔からそうだったよな、昔もそんな事あったよな…
「だからね、あたしは虐めるの…憎くて虐めるんじゃないの」
一人の少女が悲しみや体の傷みに絶えられないキジを助けに来てくれた。
「飛んでいって欲しいの、手助けなんていらなかったて言えるくらいに。」
一人の少女は自分がその鳥にやった行いを、懺悔するかのように、許しを欲しが
るかのように、呟いた。
鳥は喋れないから、許しを得られる事は出来ない
「そして、あたしの前に立ちはばかるかのように、対等に!狩られるだけじゃない
。強くなって欲しいの!!」
少女の願いは、届いたのだろうか。
……きっと届いた
いや
何度でも、飛んでやるさ。落ちたって
脚を挫いたって何度でも、羽ばたいてやる。
俺は最後まで何も言えずに。少女のチャリの後ろに乗った。
俺にはそれが、暖かくて、後ろ姿なのに、包み込まれる感じがした。
「おっぱいさわんなよ?振動凄いから、何するかワカランゼ」
ったく…しねーよ…
「いつか、その雉も強くなるんじゃねーかな。」
「やっと鳴いたかこの、雑魚鳥は~」
「そんなに、狩る側がさ、保護してくれりゃあ、鳴くしかねーよ…」
「ったく…面倒なペットだ」
きっと何時かは飛べる。一人でも、飛んで強くなってやる。
その後は、
家に着くまでに何も話さなかった
「何で俺の居場所が分かった?」
「ハンターだからね。」
それ以外言わない。むしろ言わなくても俺に起きた出来事くらい知っているのか
もな…
「登校拒否すんなよ!」
「わーたよ」
次の日・・・・・
あああん よくわかんねw




