第七十七話 7
さて。
久しぶり。俺だ。
覚えてるかな、ロジオだ。腐れウンコだ。
その後になにがあったか、というのを話してみようと思う。
ジャリィやその友人達は学生に戻った。
ジャリィは留年確定濃厚だというので、特別講習を受けて単位を得ようとして今はダンジョンに潜りに行っている。
シモンとナタナエルは春休みを楽しんでいる。
学生はやっぱり学生らしく生きた方が善いに決まってたね。
無理に戦場に連れ出してしまった。
反省しないといけない。
次はニューゴッド船の連中について、だけど……。
教えたいのはやまやまなんだが……。
実は、「もうみんなでやることもねーし解散しようぜ」ということで、普通に解散した。時々会うから解散といってもアイドルの解散と同じくらいの重さ。
どうにもみんなこの期に及んでお茶目に目覚めたらしい。
定期的なお手紙交換の際にはバレバレの嘘をついて来る。
ユダならわかる。いつも一緒だから。
最近、カメラを購入して猫を撮る趣味に目覚めたらしい。
ふたりで借りた家に現像室ができた。
俺達は結婚することになった。
ユダが傷心中に書いた「死ぬまでにやりたいことリスト」と、俺が傷心中に書いた「死ぬまでにやりたいことリスト」の中に共通して「結婚」があったのだ。
それに、多分、俺はユダの事が好きなんだと思う。
「君はどう?」と尋ねてみれば悪戯っ子みたいに笑うばかり。
例えば子供ができたとして。
ああきっと、顔は見られないんだろうな、と思う。
最近、身体の自由が利かなくなってきた。
手足が震えて視界はぼやける。
あ、そうだ。
マシューの事を言おうかな。
マシューはパン屋で成功していた。
ジャリィが名付けたサンドウィッチというパンが「ヘルシーテルック」として好評だったらしい。
「ジャリカスの悔しそうな顔がたいへんよかった」と語っていた。
雑誌記者のインタビューで。馬鹿じゃねぇの?
あと俺の愛弟子をジャリカスとか言うな。
ちなみに、世界連合政府はまだ俺達を探しているらしい。
といっても、「そういう素振り」らしい。
なんでも、「英雄ジャリィ・〝ホープ〟・シルクゴッドを育てた功績」らしいけど、とってつけた感が大きすぎる。
あとは、なにか言うことあったかな。
父はロンギヌスが死んだ時に正気を取り戻したらしく、自殺してしまったらしい。トマスから教えてもらった。
ジャリィの両親は、ジャリィの事を憶えていなかった。
「自分で苗字考えます」とか言ってたな。
それで、たしか「アルファゴッド」を名乗りはじめたらしい。
ちゃんと役所に申請して。
あとは……なにか言うことないかな。
もっと話をしたいな。君達がどうかはわからないが。
あ、そうだ。
マツエユウイチ殺人事件を忘れろ。
マツエユウイチ殺人事件を忘れろ。
マツエユウイチ殺人事件を忘れろ。
マツエユウイチ殺人事件を忘れろ。
マツエユウイチ殺人事件を忘れろ。
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