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第六十八話 黙れ

 殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ。蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして、暇を与えるな。まだ29回残っている。


「80年前、〝渡り鳥〟のノア・H・オリゴ・フラーカスが処刑されたろう」

「だからなんだ!」


 殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ。蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして、暇を与えるな。


「あれはイエス・キリストの再現だったんだ。聖人と呼ばれている男を洗脳して、足りうる命かなと思ったんだ。しかし無理でなあ」


 殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ。蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして蹴って飛ばして、暇を与えるな! なんでこいつはこんなに余裕なんだ。まだなにか隠してるのか!?


「そいつの子孫がブラシム・〝ホープ〟・デルタモルスというんだが」


 殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ。殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ。殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ。殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ。殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ。殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ。殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ。殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ。殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ殴れ。


「少しは人の話を聞こうか!」


 バチン! と全身が動かなくなった。


「ニューゴッドの父親に育てられた。『ディーノ・ハシブラ』だ! 世界貴族最大の悪人! ディーノ・ハシブラはもともと君の父と相棒のような関係でなあ、ああ、詳細なことを憚らず言うと恋仲だ」

「俺の父は……母と昔からの相思相愛だと日記に書いてあったぞ」

「洗脳してそういう記憶を植付けられたただの女だよ」

「おい!!」


 動け、動け、立て。こいつを喋らせるな。


「同性愛者が気に食わないから下劣な命を使って、イエス・キリストの魂の格落としを試みた。治療を兼ねていていいね」

「いまどき差別か……!?」

「10数年前だよ」


 みぞおちに蹴りが入る。


「でも影響が出たのかなあ、ディーノと君の父は悪辣な人間になったし、君とニューゴッドは男みたいな女にばかり惚れるし惚れられる」

「人の感情をテメェの裁量で善悪つけやがって……そりゃ馬鹿の専売特許だろうが……! お言葉だが……どうでもいい! 二度とウダウダ吐かすなカス!」

「差別反体派の癖によしよしはないのか」

「どうでもいい言うとるやろボケェ! 人ン言葉わからんようなったか!? 人の言葉を話せるだけの盲目唖男はもう怪人だなあ! 死ねばいいに決まっとる!」

「片方の魂の影響を受けてる」


 赤い光が強くなって来る。


「金縛りを解けッ!」


 バチッ! と稲妻が走る。


「【孤神の系譜】……」


 動ける……動ける……動ける……!


「お前〝屑〟。ほな、反撃」


 拳をにぎりしめる。


「【身体強化60倍】の29コ重ね……」


 全身にみみずばれが走る。


「【身体強化1740倍】……!」

「つえー」

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