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第四十六話 移動
バーラ王国の入国審査所に到着するとお偉いさんらしいおっさんが立ってたから慌てて服装整えたっすよー。だってただでさえチンピラみたいな集団なのに仮にもテッペン張ってる奴が雑魚だったらお話にならないから。
「あなたがロジオ・〝ホープ〟・ニューゴッド様ですか」
「こんな大変な時に秘宝だなんだと、申し訳ありません」
「いやはは、こういう時だからこそそういう物が必要なのかもしれませんなあ」
「ハハァ……」
トマスがふと、空を見上げているのに気がつく。俺も見上げてみる。
「あ! 虹さんだ!」
「この国は虹の耐えない国……こんな虹の下でやることが悪臭の絶えない血と糞雑じりの手押し相撲……人として恥を感じざるを得ません」
「っすね。恥じてくださいね」
秘宝の座標は「虹の山」と呼ばれる常に虹色の光を放つ山。そこにあるんすねって感じ。それ以上の感想を抱くにはもっと近づく必要があるんすわ。わかる?
「じゃあ、我々はもう行きますねー」
「はい。どうぞ」
っつー訳で虹の山に向かうために船を歩かせ始めた。マシューはずっと石板をずっと睨みつけている。トマスと俺は銃の整備。おめかしも兼ねてね。ユダとアンデレは道具の準備等を済ませているらしい。
「船での移動は山の麓までだから歩ける装備にしとけよ。足元侮ると後悔すんで」
一応釘さしとこ。




