第二十六話 痛みは俺のパスポート
拳銃は俺のパスポート、まぢ面白いんでオススメっす
しかし、なんとしてでも能力を使わなければいけない。何故ならまだ肉塊は残っているから。恐らくここに有るので全部だ。6発、弾を篭める。愛銃〝青〟と〝魂〟を構える。
「おい、ホープ!」
「なんだよ」
「血ィ……! 少し休憩しとけって!」
「馬鹿言うなや。いつこの世界の『主』さんが出てくるのかもわかへんのに、休めだァ? 馬鹿言うとる暇があるんやったら手前……〝ブルーインク〟手に入れェや! アホンダラ……」
「痛いんでしょう……!?」
「アホ。痛みは俺のパスポートや」
血肉を手首から晒し上げながら浜に打ち上げられた肉塊も、海に浮かんだ肉塊も、全部全部打ち抜いていく。
〝経験値獲得!〟
〝235,000/100,000,000,000,000,000〟
助けるためとは言え攻撃したからかな? 経験値もらった。
〝経験値獲得!〟
〝280,500,000/100,000,000,000,000,000〟
撃っときゃみんな助かる。
まだかなぁ、〝ブルーインク〟……!
〝経験値獲得!〟〝限界突破ボーナス〟
〝480,700,000/100,000,000,000,000,000〟
〝経験値獲得!〟〝限界突破ボーナス! +2〟
〝500,450,000,000/100,000,000,000,000,000〟
〝経験値獲得!〟〝限界突破ボーナス! +4〟
〝800,000,000,000/100,000,000,000,000,000〟
〝経験値獲得!〟〝限界突破ボーナス! +6〟
〝19,900,550,555,000/100,000,000,000,000,000〟
〝経験値獲得!〟〝限界突破ボーナス! +8〟
〝99,999,999,999,510,000/100,000,000,000,000,000〟
「あとちょっとや」
「とれたよ! ホープ!」
「ほな死ねや!!」
ふたりの眉間を貫く。
海のそこからミミズの集合体のような骸骨が現れた。ドットが混じっているようで、それがこの世界の主であるということは容易に想像が出来た。
「さっさと撃っといて良かった……そないなアホ面、俺の仲間に見せれんからなぁ」
銃を仕舞い、ドットてできたモンスターの死骸を口に含んで飲み込んだ。
「せやから……俺が『あっち』に戻るまで、俺の音でも聴いてけや」
全身に毒が回る。
「『自殺したロジオ・〝ホープ〟・ニューゴッドは死んだ途端仲間の元に戻るべきだ』……ってな。これが頭を使うっちゅー事や」
唸り声。何を言っているのかは出来ないが、恐らく影響力を含んだ発声……これは人間もスキルとして使えるようになる。名前は確か【孤神の系譜】だったか。声を聞いた者の正気を奪うとかなんとか。片耳で良かった。
「あーあ……弾く暇無かったわ。じゃあな! 蛆湧きウンコ!」
基本逝く。
こいつなかなか弾かないな(ギター)




