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第二十四話 腐れウンコ
目に悪い空間の中を歩いていると、人影が見えた。
「マジやめようぜ!? やべーよ!」
「おいおい! 冗談よせよ腐れウンコ!」
俺かな? いや違うな。あの男だ。
「魔王のせいで消えたみんながこの先にいるんだろ!?」
「だったら助けなきゃじゃん! 治癒師っち~! ビビってんの? ざこ!」
雑なメスガキだ……ありゃ聖女か? 服装は「ブルタミア教会」の物だ。聖女といえばブルタミア教会……うーむ。「どういう事なんだろうね」と聞いてみると、トマスは「時空に歪みが発生しているらしい」との事。空間は大して歪んではいないから、接触は出来ないらしい。
「しかし……でもなぁ……」
「治癒師、お前はなんだ」
「治癒師だけど……」
ありゃ勇者か?
「人を助ける人間だ」
「だけどさ~……」
「なにかあれば、俺がいる。行こう」
人影は消えた。
「お前の先祖か?」
「腐れウンコだけで判断しただろ」
「腐れウンコなんて言われる人間お前の血筋以外ありえないだろ」
「血筋、世界貴族ですが……わら」
「実家に縁切られておいて、実家自慢かぁ。肝が太いなあ」
勇者此処にきてたのかな。
「んなことよりさぁ、はやく先を急ごうぜ!?」
「そうだな」
治癒師っちと腐れウンコは血筋的な関係は




