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冬だ!!雪だ!!雪合戦だ!!


物語は中盤なのに、最終回を書いてる作者。

多くのキャラ出したくていろいろ考えてるけど、新しいキャラ考えるのむずくね?

 


 季節は巡り、フリードに冬が来た。


 大地を銀色が包み込み、その美しさを際立たせ、雪が静かに舞い時間をゆっくり感じさせる。

 毎度おなじみ北門から出てすぐのところにある草原に英雄たちがポツリ。


「なんでこんな寒い日に外に出るのさ」


 エニは芋虫みたいになるまで防寒着を着込み、顔が見えないくらいまでマフラーを巻いている。

 もう誰だかわからない。


「こんなに雪が積もってるのに雪合戦しないのは漢じゃないだろ」


「私、女なんだけど……」


「おいおいエニさんよお、こんな雪合戦日和なのにいつまで女の子やってんだ~?」

 

 だるいおじさんバージョンの鶏肉が腕まくりをして、雪玉を作り始める。

 あれ? この流れどっかで。


「絶対泣かす!!」


 ほらエニからやる気が、いや、殺る気が……


「手伝うよ」


 ヒカリが芋虫の肩に手を置きにやりと笑う。


「個人戦にします? チーム戦にします?」


 ジョーが雪玉を作りながら歩いてくる。

 地面から生やした岩の手で。


 器用になってる……!


「チーム戦だと一人余るだろ」


 と、ノアが言うと「ああ、大丈夫」とヒカリが鶏肉に向かって歩き出す。


「そういえばなんだけど、冒険者ギルドが王都の雪かきするから火属性の魔法使える人募ってたよ? もちろん鶏肉君は名指しで」


「え?」


 鶏肉は口をあんぐりとあけ、抱えてた雪玉を地面に落とす。


「だから、行っておいで?」


「え、でも……雪合戦…」


「ね?」


 冬の寒さがそうさせるのかその場にいる全員、背筋が凍るような感覚になった。


 ああ、鶏肉が泣きながら門に向かって走っていった。

 また、泣かされてるよ。


「せっかく外出ましたし、少し遊んでからトリさんの手伝いでも行きますか?」


「そうだなジョー。じゃあ、個人戦にしようか。エニもヒカリさんも一戦だけやろう」


「いいよ~」

「うん」


「じゃあ、三回当たった人が負けで、最後まで残ってた人が勝ちってことで、当然、外なので魔法はありでいきましょう」


「「「異議なし!!」」」


 四人はそれなりに距離を取り、それぞれ雪玉を作り始める。


「じゃあ、行きますよ。よーいはじめ!!」


 ジョーの開始の合図とともにエニが魔法を唱える。

 ヒカリはノアに向かって普通に雪玉を投げるが、全然違う方向に飛んでいく。

 運動音痴だったのかい!


 ノアは魔法で足を強化しジョーに向かおうとするが、すぐに足を止める。


「グロウアップ……!?」


 エニも魔法の詠唱をやめ、目を見開く。

 その視線の先には……ジョー。


 ジョーの後ろには見上げるほど大きな石像が立っていた。

 中央で手を合わせたポーズをしているその石像の背からは、数えきれないほどの腕が生え、そのすべてに雪玉を持っている。


「ジョー。おま、それは……」

「ちょっとずるくない!?」

「見逃してほしいかも」


 ノアとエニは驚愕しヒカリは命乞いをするが、そんなことはお構いなし、漢が一度やると決めたのだから。


「初のお披露目になります。自分が前にいた世界では、千手観音と呼ばれていたものです」


 ジョーは「いきます」と一言。

 ノア、エニ、ヒカリは防御する暇もなく、およそ10秒で一人当たり約200発の被弾。


 瞬殺である。


「次は魔法なしでやろうな……」


 ノアはポツリとつぶやくとガクリと膝をつく。


「僕の勝ちですね。さて、トリさんを手伝いに行きましょうか」


 


 後日、話を聞いた鶏肉がジョーに雪合戦での一騎打ちを申し込み、対決した。

 どっちが勝ったかは言うまでもないが、試合時間は実に3秒。



 彼、また泣いてた。


 季節は廻る。

 こいつらチーム戦やるっつって鶏肉をハブったのに、個人戦してるよ……



 前にも言ったように、ジョーの魔法は基本的に地面から出すので、地面から出したと同時に雪をつかんでるから、石像が完成したときにはもう投げてる。


 鶏肉は火の鎧で被弾を防ぐことはできたかもしれないが、自分の周りの雪も解けてしまい雪玉が作れず、自分の勝ち筋も失うのでできなった。


 ヒカリは使える魔法の関係上普通に投げてます。

 めっちゃ運動音痴です。


 次の話から二章始まります。

 ある程度書き溜めするからそれまで更新お休みです。


 二章タイトル『最強の称号、暗雲の予兆』です


 評価感想お願いしますね。来ないと作者失踪します。

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