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**２章見てから見てくださいね ** ３章へ行く前にあなたへ送るミニエピソード
――――30年前とある街の食堂にて
「レムリ。フェア。いい加減にしなさい」
ヴェルネルが二人に対して厳しく言った
「だってこれ……すっごくおいしい‥‥ねぇ。フェアちゃん」
「これ……最高！ 死ぬまで食べれる」
レムリとフェアはアーモンドミルクと蜜などで甘味をつけて更に苺がたっぷりと使われているデザートを
二人で20個も頬張っていた。
「インザームも何か言ってやれよ…… なぁ」
「何か言ったか？ ……ヴェル……ネル」
インザームも同じようにそのデザートを頬張っていた。白い髭に苺が付いて汚れている。
「アイレ。早くこの世界に来てくれ。俺には止める事はできない」
ヴェルネルは寂しそうに天井を見上げながらぼやいた。
