第2話
二話めです。
ここから帝国編になります。
翌日オーブが目覚めると、昨日の神様の話を思い出していた。
(魔王因子っすか、、、これからどうなるんっすかね、、、)
そのうちメイドがご飯、下の世話にやってきたり、母、父も顔を見にやってきた。
オーブは生まれて6ヶ月経つ頃には言葉を発し、ハイハイで家の中を好奇心旺盛に動きまわり、夜泣きもせず家族、使用人に恵まれし子天才のオーブと呼ばれていた。
1歳になるころには家中を歩きまわり、メイドや両親にいろいろな事を聞くようになっていた。
「オーブ様は本当に頭が良いよねー。」
「将来が楽しみで仕方ないですねー。」
メイド達がそんな事を話していたらオーブがやってくる。
「アニーさん、書庫で本を読みたいのですがいいですか??」
「オーブ様書庫ですね、今からご用意いたしますね。」
先ほどのメイドの一人アニーは準備のため席を外し、もう一人のイニーとオーブで書庫に向かう。
オーブとイニーが書庫に入って暫くすると、紅茶と軽い軽食をアニーが運んできた。
「オーブ様紅茶こちらに置いておきますね。」
「ありがとう。アニーさん。」
オーブはそう返すと、本と向かい合う。
ここ最近は歴史署をメインに読破していっている、まずは知識ということだ。
(なるほどっすね。この国の成り立ちや文化などはあらかた把握できたっす。
そろそろ魔法関連の本も読みたいけどさすがに早すぎるよなぁぁぁ、、、)
魔法に興味深々なオーブだがまだ1歳で魔法は早すぎる気がして好奇心を抑えていた。
そこらへんもふまえて早くてもあまり違和感が無いように天才オーブとしてこれまでふるまっていたのだ。
口癖のっす。も流石にこれはまずいと思い人前では封印sているのだ。
(魔法は3歳くらいまで我慢することにしよう。)
オーブは立ち上がりアニーの淹れた紅茶を飲む。
二歳になったオーブは父親の執務室にいた。
「父上、僕の髪と目の事なんですが、、、」
オーブの髪は金と黒のメッシュで、目は黒と金のオッドアイだった。
「うむ。詳しい事はわかっていないのだが、オーブが生まれて間もない時に意識が無い事があったのだ。」
(転生した時の事かぁ、、、魔王因子関連ってとこっすか、、、)
「以前は金髪に茶色dの目だったのだがな。」
「だが健康に育ち、こんなにも良い子に育ってくれたのだ。今となっては嬉しい事だ。」
「父上ありがとうございます。少し気になっただけですので。」
(魔王因子の事は知られてないって事っすね。。。)
そしてオーブは3歳になった。