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君の彼女でよかったとよ。  作者: ひとひら
26/31

第26話

 私は、目の前で倒れていく彼の姿を夢でも見ているかのようにして視界に収めていた。


「……かなた」


 景色が真っ白になって、コートには似つかわしくない鈍い音が私を正気にさせる。


「かなた!?」


 ラケットを手放し駈け寄り、私は彼を抱きかかえた。


「しっかりして!」


 苦しみの表情で意識を失っている彼。


「かなた――!!」



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