戦いの始まり
俺は普通の高校生だった。その日が来るまでは、、、
ある日、俺らのクラスに新しい先生がやってきた。
そいつはいかにもエリート大学を卒業してきたようなきっちりとした男だ。
その見た目通り、授業中は私語厳禁で、一言でも喋った生徒は罰として無理やりメガネをかけさせる。
ある時俺の友人は、やつの授業中に"あ"の口で"い"の音が出せることを自慢したくて、
「い」っと音を発してしまった。
もちろんやつはそれに気づき俺の友人にメガネをかけさせる。
俺はその時は知らなかったが、俺の友人はメガネアレルギー。一度でもメガネをかけてしまうと朝起きれなくなるというもの。その日から彼は学校に遅刻するようになってしまった。
そして現在に至る。
俺は猛烈に怒っている。なぜかって?
それは一緒に皆勤賞を取って、就職活動を有利にしようという彼と俺との小3からの夢が儚く散ってしまったからだ。
許さない! 俺は友人ためにも一矢報いることを決意した。
俺はいつもはあまりしない早弁をし、昼休みの時間中ずっと考え、ある計画を思いついた。
その計画の名前は「プラペチーノ味の、プリン、あまり美味しくなさそう、プランβ」と名付けた。
やはり長いのでPPAPと略そう。
その内容を説明しよう。
やつはいつも決まって俺らの教室に入る時、ドアを開けて入ってくる。俺はそこに目をつけた。そこに罠を仕掛けようと。流石に爆弾や落とし穴を仕掛けるのは面倒くさいので、学校によく置いてある黒板消しをドアの上に挟み、やつがドアを開けた瞬間にやつの頭に黒板消しのふわふわの方があたるという仕掛けだ。
次の日仕掛けようと思ったが、遅刻してしまったので、その次の日にした。
俺は黒板消しを固く握り締めた。まだやつが来るまで時間があったので黒板消しクリーナーで黒板消しをいつもより念入りに綺麗にした。
「そろそろ仕掛けるか」
俺は一昨日の夜イメージした通りにスムーズに仕掛けた。我ながらいい出来だった。あとはベルを待つだけ。
キーンコンカンコーン
やつはいつも通りコンとカンの間に教室のドアを開けた。
さあ戦いの始まりだ!
―次号に続く
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みんな見てくれてありがとな!
次号も頑張って書くぜ、期待しててくれよな!