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自己紹介ののち遊ぶ。

学校があるとなかなか書けなくてたいへんだ。

「ようこそ『人生楽しんだもん勝ち部』へ!歓迎するわ、鈴峰すずみねくん!」


そう俺こと出迎える彼女綾瀬あやせ 古町こまちさんの笑顔はけっこう可愛いかった。


「とりあえず今から順に自己紹介していきましょ!仮入部だとはいっても名前が分からないとなにかとふべんだろうし!」


「そうだなじゃあまずは俺からいくよ」


「そうね、じゃあ順番は・・・」


と、俺から、『人生楽しんだもん勝ち部』の部員、そして顧問、最後に部長である綾瀬さんという順番だ。


「俺は鈴峰すずみね 優哉ゆうやです。特技はイラストを描くことだ。趣味は釣り。仮入部だがよろしく」


「おっ釣りか~いい趣味してんな~」


と、達久たつひさは便乗してくる。


「へー、達久も釣りすんのか?」


「ああ!するぜ~この間部活の皆で行った時にバカでけー魚釣ったんだぜ!」


「ふーん、すげーな。」


「今度一緒に行こうぜ!」


「ああ。」


なんかこういうのいいなとちょとだが思った。


「じゃあ次は俺か~!俺は夏目なつめ 達久たつひさこの部活に入る前は陸上部でエースやってました。で、趣味は優哉と一緒で釣りをすることだ!」


「えっ!もとからこの部活にはいってたんじゃないのか?」


「当たり前だろ、この部活は俺は五人と宮舞先生が集まって出来た部活だ!だからここいにる綾瀬以外みんな最初は違う部活に入ってたんだよ」


「へーそうなんだ。なんで前の部活やめてまでこっちに来たんだ?エースだったんだろ。」


「まぁ~今はまだその事については、きかないでくれないか?時期がきたら教えてやっから」


「?まぁそう言うことならいいけど、でもそのうちきかせてくれよ!」


「ああ、ありがとな!じゃあ次、どうぞー!」


陰谷かげたに 鳴美なるみこの部活に入る前は美術部。夢はダーリンこと達久くんのお嫁さんになること。なれないなら殺してでも・・・フフフッ」


「ひっ!」


夏目が本気でびびっている涙目だ。 おう!初めて見た黒髪でロング腰まである長さ、目にハイライトが今無くなった、これが、ヤンデレか!スタイルは結構胸が出ている。他はスラッとしていて肌の色は色白てある。


「ダーリン愛してるよ!」


「ハサミ持ちながら言われても嬉しくないよ!早く次行け!」


「そっそうね」


元気はつらつ娘綾瀬さんでもかなりびびっている。こんなに恐怖するなんて昔彼女となにかあったのだろうか?


そして自己紹介が始まる。


「俺は大島おおしま 和俊かずとし伸長は2メートル20。ここに入る前はバスケ部のセンターやってました。趣味は蟻の観察。よろしく」


「2メートル20!?すげーな!」


2メートルごえなんて初めて見たな、そう思ってると達久がヒソヒソと、


「あいつ大人しそうに見えて遊びで屋上から飛び降りてもピンピンしてんだぜ、すごくだろ?」


嘘だろ!いくら2メートルあるといっても屋上から飛び降りてけがしないとか、大島くんは髪が目を隠して見えるか見えないくらいながいな。そして茶髪。手は俺の倍はある。制服はしっかり来ていて崩れがない、まぁこれが普通なんだが。確かに伸長以外結構地味なんだがな~、蟻の観察が趣味とか言ってたのに。やる時はやるやつなんだろうな。


そして次の人の自己紹介が始まる。次の人は~・・・


「さ、佐倉さくら あおいで、です。ここに来る前は裁縫部さいほうぶにいました。とっ、特技はへ、変顔でしゅ!はわわわ、すみません変顔です!」


天使か、天使だな。すんごい可愛い!でしゅを自然と出来る子初めて見たよ!佐倉さんは前髪が少し長く目にかかるかかからないかのぱっつんで、セミロングの暗い茶色だ。目は大きく顔も色白例えるならお人形みたいだ。眼鏡をかけていてフレームの大きいくろぶち。スタイルはスレンダーだ。趣味は変顔か~。


「変顔が得意なんだ。佐倉さん」


「皆さんがそうおっしゃられるので特技にしてみました。恥ずかしいですが。」


ふと達久や、大島の顔を見ると何故か赤くなっている。


「碧ちゃんあなたの変顔で見せてあげて!」


そう綾瀬さんが言う。


「ふええ~!?今ですか?今ですか?」


「ええそうよ!あなたの特技を彼に見せてあげなさい!」


「わっ、わかりました。」


えっやるの?


「で、ではいきます!」


「おっおう!」


そして彼女の見せた変顔は、


「ふんーーー!」


可愛かった。


どんな顔をしているかって?教えてやろう。彼女は目を閉じて唇を尖らせ前に突き出し、顔を真っ赤にしている。これは変顔、だよな?


「あっあの~」


「あっ、ああ、どうかした?」


「どうでした?私のへ、変顔は?」


そんなの可愛いしか思えないよ!


「か、面白かったよ!うん!」


「よかった~、よかったです。」


くそっ!可愛いなもう!


「鈴峰くん残念だけど碧ちゃんは渡せないわよ!なぜかってだって、碧ちゃんは大島くんにしか渡さな「ワアーー!!」


なんか綾瀬さんが恋ばなをしている。それを顔を真っ赤にしながら遮る大島くん。へー大島くんはきっと佐倉さんが好きなんだ~!へー。そういうやり取りをしているってのに佐倉さんは緊張がとけたのか、なんかボーッとしている。


「まぁ、いいわ次は私!本当は最後にしようかと思ったけど、ここは先生に譲ることにして!私は綾瀬あやせ 古町こまちここの部長をしてるのよ!一番の楽しみは皆で考えた遊びをすることよ。よろしく!」


まぁ、部長なんだし一番楽しんでないとなぁ~、そう思っていると、綾瀬さんが最後に顧問を言おうと、綾瀬さんが、宮舞先生がいるソファーが置いてある場所を向いて「あれ?先生は?」と言う。あれ?本当だ宮舞先生いない。そう思いながら周りをキョロキョロしていると、


「君の後ろにいるよ~、鈴峰くんや。」


「うおおーーーー!!?」


宮舞先生はいつの間にか俺の後ろへと回り込み、ものすごい青い顔で、俺の肩へともたれかかってきた。びっくりさせんなよ!


てか、


「先生!すごく辛そうですけど、どうしたんですか!?顔も青くなってるし!」


「朝のホールルームからお腹の調子がおかしくて、自分で作った薬を飲んだのだが、何故かよけいに体の様子がおかしくなってきて、うっぷ。さっきからはきけが治まらんのだよ、うぶっ!」


「絶対朝に飲んだ栄養ドリンクと、自作の薬が原因だろ!そりゃあ2年前の栄養ドリンクだらお腹の調子が悪くなるよ!自作の薬ってなに?」


「あっ、あれだよ、うっぷ!」

先生が指差す先にあったのは、


湯気を出して瓶からこぼれゴポゴポ言いながらあわの割れる音を出す青黒い液体。


「バカかあんたは!あれ絶対毒だろ!あんなの飲んだらそりゃあ吐き気治まらないよ。やっぱりかよ嫌な予感がビンビンしたんだよな!」


「バカとはなにかね!これでも先生、うっぐ!」


「こんなんだからいってんだよ。」


「それに、皆のいる前でビンビンって、大胆だね君はうぷ!」


「話聞け!嫌な予感がビンビンしたっていってんの!」


なんか物凄く疲れてきたんだが。


「話は終わったかしら?本題にうつりたいのだけと。」


何故か不機嫌そうに頬を膨らませながら言う綾瀬さん。


「す、すまん!で、今日俺を楽しませてくれる遊びは決まっているのか?」


「ええ、決めるのに結構苦労したわ。だって鈴峰くんはひとすじなわではいきそうにないもの。」


すいませんね、めんどくさいヤツで。


「そこでね!私たちが考えて一番楽しいと思えたあれをすることにしたの。」


「あれってなんだ?」


「ま、まさか!」


達久が綾瀬はなんの遊びをするか分かったみたいだ。驚愕の顔をするほどと言うことは、それは楽しかったのか?


「それはね─────。」





俺鈴峰すずみね 優哉ゆうやは今学校の自転車小屋で達久と佐倉さんとで身を隠している。


なぜ今俺と達久が身を隠しているのかと言うと簡単な話だ。


10分前───。


「それはね!『ケイドロ』をするわよ!」


「おおー!ケイドロきたー!」


さっきまで驚愕の顔をしていた達久はすごくいい笑顔になっている。すごく楽しいからこんな顔が出来るんだろうな。俺はどんなケイドロをするのか、少し気になってくるほど達久の笑顔は嬉しそうだった。


俺は思う。俺ってけっこうチョロい奴なんじゃないのかと。だって、『人生楽しんだもん勝ちだよ部』に入りたくないとか言いながらもどんな部活か気になって仮入部をしているのだから。


「なぁ『ケイドロ』ってもちろん普通の『ケイドロ』じゃないよな。」


「当たり前でしょ!私たちでもっと面白くつくりかえた「ケイドロ」よ!」


「俺たちの考えたケイドロわさぁー「私が喋るから邪魔するな~!」


バシーン!!と綾瀬さんが達久の頭をおもいっきり叩く。うわっ、痛そう。


「いったあー!何するんだ、ゴラッ!」


「ひっ!こわっ、わっ、私が説明しようとしてたのに夏目くんが邪魔するからじゃない!」


綾瀬さんが本気で怖がってるよ。あいつ怒らせると本当にこえーな。達久に惚れる陰谷さんは頬に手をあて顔を真っ赤にしながら「あぁ~かっこいいよ~、ダーリン」といってる。


「まぁいいよ、許す。ほら早く説明してやれ、遊ぶ時間がなくなっちまう。」


「そうね、私たちに考えたケイドロはね!道具ありなの。でも危害をくわえる武器とかはダメよ!怒られるのは私なんだから。で、使っていい道具はここに用意してあるの。」


と言って取り出した物は、ノートパソコン、イヤホンマイク、トランシーバーに小型ビデオカメラ、食パン。


しょ、食パンって・・・


「なあ、この食パンって何につかうんだ?」


「なに言ってるの?そんなの決まってるじゃない、お腹がすいたら食べるようよ。」


「そのまんまか!今いらないよ!」


「確かに今いらないかもしれないが、今からやるケイドロには必需品だ、食パンだからってあなどったらだめだぜ!優哉!食パンを持ってるか持ってないかで勝利が決まるって言ってもかごんではない!」


「そこまで!すげーな食パン!それ聞いたらなんか食パンが輝いて見えてきたよ!」


「そう夏目くんの言うとおりよ!ケイドロでの食パンはすごいんだから。まあそれでほかのルールはね、一人ひとつ必ずビデオカメラを装着すること、で、ケイドロ範囲は学校なら、教室の中でもグラウンドでもかまわない。」


「そんなに広くて大丈夫なのかよ。」


「いいの、て言うか私たちにとってはこれくらいがちょうどいいのよ。それで、廊下ははやあるきで移動。終わったらビデオカメラ見るから廊下走ってたら罰ゲームね」


「気をつけろよ、あいつの罰ゲームはきっついぞ~!」


「まじか?」


「まぁ、負けても罰ゲームだから、何にしようかな~?」


自分が負けたときのことも頭にあるのだろうか?


「あっと、でね、最後に絶対に『楽しむってこと』を忘れてはダメよ!」


「まぁ、そりゃあ『人生楽しんだもん勝ち部』だもんな、がんばるよ!」


「よろしい!ではみんな体操に着替えて校門前にしゅうごー!いいわね?」


着替え終わり達久と大島くんとで校門前に今いる。


そして、後から女子たちが来る。宮舞先生はトイレへ行ったらしい。


「よし!みんな揃ったわね。じゃあチーム決めのじゃんけんするわよ!せーの!」


「「「「「「じゃーん、けーん、ポンッ!」」」」」」


チームが決まった。


ケイチーム綾瀬さん、大島くん、陰谷さん。


ドロチーム俺、達久、佐倉さんに決まった。


「うっわ!ヤバイぞこれは・・・」


そう達久が言う。


「何がヤバイんだ?」


「いやな、ケイドロを何回かやってきてるんだが・・・一番恐ろしかったケイドロは一回だけあってだな、リーダーと、和俊がケイチームだったときだ。」


「へー、そんなにやばかったのか?」


「ヤバイもなにも超がつくほどヤバイんだよ!だってな・・・」


「夏目くん!ネタばらしをする男は嫌われるわよ~」


達久が言おうとしたことを綾瀬さんが、さえぎりる。


そして、


「じゃあいくわよー!オリジナルケイドロゲームスタート!!」


ケイドロが始まり俺、達久に佐倉さんが同時に逃げる。


「で、なんで達久は分かるがなんで佐倉さんも一緒にいるの?」


「えっえっとね、一人で隠れるのは心細いからね、一緒に逃げようかなーっていや、だったかな~?」


その困り眉に涙目になるな!嫌なわけないじゃないか。もうっ可愛いな!


あれ?俺ってこんなキャラだったっけ?


「別にいいよ。一緒に逃げちゃいけないって決まりはないし」


「よかった~、ありがとう!」


うわーすごく輝く笑顔だ!心が浄化されている気がする。


えっと確か俺たちがゲットした道具は、トランシーバーと、食パン。やった、食パンゲット。


と、思ってたら達久がヒソヒソと、


「おい!あれ見ろ」


「ん?うおっ!陰谷さんだ!凄い鋭い目してるよ」


彼女は東棟からでてきた。人ってあんな目できるんだ。


「ここから早く離れないと、見つかって捕まったら何されるか」


達久はかなり怯えているようだった。


「じゃあ向こうの壁に隠れながら逃げようか」


そういって俺は西棟の壁に隠れながら行こうとする、壁があるところにどうやら教室があり、カーテンが開いている。

「そうだな・・・いやまてっ!そこの壁はダメだ!」


そう言われるがもう壁の前にいる、俺はチラッと廊下の監視カメラを見てしまった、そのカメラはこちらを向いている。なぜか嫌な予感がする。その時、上から巨体な影が俺を覆う。


上を見る。そこにいたのは屋上から飛び降りてくる大島くんがいた。


「うおおお~ーー!!」


あぶねぇ!本当に屋上から飛び降りてきた。達久が言っていたのを俺は冗談だと思っていたが、まさか事実だったとは。


飛び降りてきた大島くんは足を痛めた様子はなく俺に一歩ずつちかづいてくる。


「見つけた」


こえーー!



今回は長めです。


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