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熊本・大分(九州中部)地震 記録簿  作者: あまやま 想
4月16日(土) 揺れに始まり、揺れに終わる苦悩の一日
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4月16日(土) その3

 さらに、朝6時過ぎには母から連絡があり、昨晩は1時半の地震の後に近くの公園まで近所の人と避難していたらしい。


 公園で一晩を明かしたようである。その電話でようやくホッとしたのか、やっと深い眠りにつける。次に目覚めたのは朝10時であった。


 起きてから、父の家を片付ける。せっかく、14日の地震の後に割れた皿を片付けたのに、またしても皿が15枚ほど割れていた。


 2回の大きな地震のせいで食器棚は上から3分の1が空になっている。他にも玄関の陶器の飾り物などが割れてしまっていた。


 このような物の他にも、震災のどさくさに紛れて、父がなかなか捨てられずにいたガラクタのたぐいも捨てた。


 父の家の片付けが一段落したので、手を洗おうと蛇口をひねる。しかし、水が出なかった…。2度の地震により、水道管がやられたようだ。正直言って、断水は困る。これでは雑巾がけも、料理も作る事もできない。


 父の家がある程度片付いたので、次は母の家に行く。母はすぐにでも片付けを手伝って欲しい…とは言わなかった。


 2度の地震により、地面に対して疑心暗鬼になっているのだ。上に乗せると危ないので、しばらくは散らかったままでいいと言う事だった。


 その後、家に帰ると、地震の衝撃で台所が油まみれになっているではないか…。とりあえず、台所の油を丹念に吹き上げる事にした。

 これでどうにか原状回復ができた。


 しかし、蛇口の水がでないので、掃除一つとっても大変な事である。仕方が無いので、近くの給水スポットまでいって水を汲んで来る。自転車にて5分で行ける場所に給水スポットがあるのはありがたい。

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