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熊本・大分(九州中部)地震 記録簿  作者: あまやま 想
2022(令和4)年4月14日(木) 「震災から6年 ~ありがとう尾田栄一郎先生~」
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2022(令和4)年4月14日(木) 「震災から6年 ~ありがとう尾田栄一郎先生~」

なんと素晴らしくありがたいことだろう。熊本出身で尾田栄一郎先生が熊本地震復興支援のために多額のご寄付をされた。


紹介するまでもないが、かの有名な「ONE PIECE」を20年以上にわたり週刊少年ジャンプにマンガ執筆されている…あの尾田栄一郎先生である。


九州東海大学付属第二高等学校(現・九州東海大附属熊本星翔高等学校)出身。その後、九州東海大学を中退され、1999(平成11)年より週刊少年ジャンプにて「ONE PIECE」の連載開始。


その後、熊本地震の大被害を知り、熊本出身者として何かできることはないかと始まったのが「ONE PIECE~熊本復興プロジェクト~」である。


そして、熊本県庁にあるルフィ像から順番に熊本地震で特に被害の大きかった自治体にそれぞれ銅像が設置されることになった。


以下、完成順に紹介していく。


ルフィ:熊本県庁プロムナード(熊本市)→2018(平成30)年11月30日完成

「熊本こと『ヒノ国』に上陸した麦わらの一味。2016年4月、『ヒノ国』では『前震』『本震』の二度の大きな地震『平成28年熊本地震』が発生し、多くの家屋倒壊や土砂災害、道路の寸断など、その被害は広範囲に及びました。麦わらの一味は、今なお『ヒノ国』の住民が苦しんでいることを知ります。そこで船長ルフィが、一味の仲間たちに被災地の復興の手助けを指示。仲間たちは、それぞれの特技で被災地の困り事を解決し、復興へのエールを送るルフィ(県庁)のもとでの再会を誓います」


サンジ:益城町ミナテラス(上益城郡益城町)→2019(令和元)年12月7日完成

「2度の震度7の地震で給食センターが被災した益城町には、『コック』のサンジが駆け付けます。地元農産物を使い、おいしく温かい給食を作ることで町の未来を担う子どもたちの健康と笑顔を創り出します」


ウソップ:阿蘇駅前(阿蘇市)→2019(令和元)年12月8日完成

「住民の誇りである阿蘇の大草原が大きく傷んだ阿蘇市には、『狙撃手』のウソップが駆けつけます。緑(自然)の力を操る道具で、草原の再生を手助けし、住民の誇りと笑顔を取り戻します」


チョッパー:熊本市動植物(熊本市)→2020(令和2)年11月7日完成

「地震で獣舎が被災した熊本市動植物園には、『船医』のチョッパーが駆けつけます。県外の動物園への避難を余儀なくされた動物たちのケアを行い、来園する子どもたちの笑顔を創り出します」


ブルック:御船町ふれあい広場(上益城郡御船町)→2020(令和2)年11月8日完成

「音楽大学に加え、多くの住宅が被害を受けた御船町には、『音楽家』のブルックが駆け付けます。音大生と奏でる復興への応援歌と軽快なジョークで住民の心の復興を後押しし、町の明るい復興を目指します」


フランキー:高森駅前(阿蘇郡高森町)→2020(令和2)年11月21日完成

「通院・通学の足である南阿蘇鉄道が寸断された高森町には、『船大工』のフランキーが駆け付けます。海列車を作った師匠トムのように、被災地域の希望となるべく、鉄道の発着駅で全線再開への金槌を鳴らします」


ナミ:西原村俵山交流館萌の里(阿蘇郡西原村)→2021(令和3)年7月31日完成

「集落単位で被害を受け、コミュニティの再建が課題である西原村には、『航海士』のナミが駆けつけます。ココヤシ村での経験に重ねながら、被災した村のシンボルの風車と全集落の復興に応援の風を送り続けます」


ロビン:東海大学阿蘇校舎(阿蘇郡)→2021(令和3)年10月9日完成

「地震の被害や教訓を後世に伝承する震災ミュージアムの拠点整備が予定されている東海大学には、『考古学者』のロビンが駆け付けます。南阿蘇村の『復興』が花開くよう、歴史の語り部として研究を重ね、記憶と教訓を語り継ぐ手助けを行います。


ゾロ:大津中央公園(菊池郡大津町)→2022(令和4)年1月22日完成

「子どもたちが稽古に励んだ武道場の被災をはじめ生活が一変した大津町には、『戦闘員』のゾロが駆け付けます。剣道が盛んな土地柄を活かして、子どもたちと広場で剣の修行を重ね、地震に負けない町づくりを目指します」


ジンベエ:住吉海岸公園(宇土市)→2022(令和4)年7月23日完成

「地震で損壊した市役所の新庁舎建設が進む宇土市には、「操舵手」のジンベエが駆け付けました。太陽に照らされる雄大な海を背に、市民を温かく見守りながら、更なる復興への舵取りを行います」


このように尾田栄一郎先生のご尽力により、熊本地震の特に被害が大きかった市町村に10体の「ONE PIECE」銅像が設置されたことにより、「ONE PIECE」の聖地となった。このことは今後の熊本の観光業を支援することになり、ひいては熊本地震の復興を大きく後押しするものになるだろう。

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